
DMM GAMESが2025年4月下旬にリリースを予定している、PC/スマホ向けRPG『魔王カリンちゃんRPG ~恋姫建国奔走記~』。バトルを挟みながらシナリオを読み進めるRPGの「クエストモード」と、好きな施設を建てて自分だけの国を建設する「建国モード」を楽しめます。
本稿では、その序盤の先行プレイレポートをお届け。雰囲気だけでもお伝えできればと思いますので、少しでも気になった方はどうぞ最後までお付き合いくださいませ。
●記憶喪失っていろんな意味で都合がイイよね!

本作の主人公は元冒険者の青年。とある異界に閉じ込められていたところを、魔王カリンによって救出されます。このとき記憶を失ってしまうのですが、じつは前作『巣作りカリンちゃん』で迷宮作りを指揮していた人物とのこと。
筆者も前作を未プレイながら、「記憶喪失」という便利ワードのおかげで丁寧に説明してくれるので、違和感なくストーリーを読み進められます。もちろん前作プレイ済みの人なら、次々と再会するキャラに懐かしさを覚えるでしょう。
コロコロ変わる表情や声優さんの熱演も相まって、シナリオ部分はとても読みやすい印象です。専門用語が少なめなのも世界観を理解しやすくて、ありがたいですね。

また、前作ストーリーを振り返る「追憶モード」も用意。全296ものシナリオを、順に読み進めて復習できます。スタミナを使い切ってやれることがない時間などの読み物として最適かも?

●3倍速+オートで戦闘は楽々
バトルは最大3倍速のオートで進む横スクロール形式。チビキャラが左から右へ進み、敵を倒しきればクリアです。敵を倒すと手に入るSPを消費して、あらかじめ編成しておいた部隊メンバーを召喚・強化して戦います。

キャラの動きがわちゃわちゃして、見てるだけでも楽しい。ちゃんと属性相性などもあり、WEAK(弱点)やRESIST(耐性)などを見定めて戦う要素も。

SPを消費して放つアクティブスキル。一度使うとリチャージタイムが発生するので、タイミングを見計らうのが攻略ポイント。自動で勝てないときは手動でやりましょう。
●キャラ集めこそ、こういうゲームの醍醐味です!
ガチャは最初に無料10連を引くことができ、納得のいく結果になるまで何度でも引き直せる親切設計でした。ただし、レアキャラ(★★★)は1枚しか出ないとのこと。あわよくば2枚抜き3枚抜きするまでリセマラしようと考えてましたが、対策済みでした。


最初のガチャから出る★3キャラクターは計3人(※正式版では変更されている可能性があります)。筆者は脳筋なので、「攻」と書かれたキャラが出るまで引き直しました。
部隊はリーダー1人+5人で構成。クエストによっては右端の1人をほかのプレイヤーから借りるサポートキャラクターに置き換えられます。キャラクターはLv、装備、エンゲージメモリー、好感度などで強化でき、同じキャラをゲットして覚醒するとLv上限を突破可能。見覚えのあるシステムで理解もしやすいですね。

編成画面。筆者は脳筋なので(2回目)一番高いレアキャラを重点的に育てる方針で部隊を強化しました。
好感度を上げるとキャラの能力が上がるほか、「キャラエピソード」も解放されます。個性豊かなお話が展開するので、お気に入りのキャラはぜひプレゼントを贈って好感度を上げましょう。

個人的なお気に入りである「パイレン」のエピソード。誰からも頼りにされ、モンスターの討伐も「お任せ!」的な人気者なのですが、彼女には「影が薄い」という悩みがあるようです。エピソードを読んで、パイレンの可愛さが5割増しになりました!

ハートマークのついたエピソードを押すと「FANZA版に切り替えますか?」と聞かれます。残念ながら全年齢版では「お見せできないよ!」的なものらしいです。無念。
エピソードは★2以上のキャラにあるようなので、正式サービス開始後はじゃんじゃんキャラを集めて片っ端からエピソードを見ていきたいですね。
●何を優先したいかで国の形が変わる!?
本作のもう一つの肝である「建国モード」についてお話ししましょう。簡潔に言えば「空いた土地に建物を建てる」ことで、ゲームの機能が解放されたり、消費アイテムの補充ができたりするモードです。


建物によって戦闘に役立つ能力のボーナスが入ったり、キャラの好感度を上げるアイテムが手に入ったりします。配置できる建物の数には限りがあるので、どちらを優先するべきかはプレイヤーの好みによるでしょう。

なお、機能解放にともなう重要施設(鍛冶場など)は撤去できませんが、それ以外のものは「保管庫」に収納して必要な時に取り出せます。毎度素材を消費する必要がないのは、良心的なポイントだと思いました。

時間経過で生産された好感度アイテムや経験値ポイントなどは一括回収できます。ゲームを起動したらまずは回収するクセをつけておくと効率的かもしれません。キャラのハートマークを押すと「交流コイン」というアイテムが手に入りました。
建物や住人数を増やすと国Lvがアップし、スタミナ上限が増えたり、ガチャに使う「精霊石」がもらえたりします。クエストモードの進行とも直結するので、なるべく並行して進めておきたいですね。

そのほか、ショップ画面ではゲーム内通貨「ブレッド」で覚醒用アイテムや建築素材を引き替えられたり、DMMポイントで精霊石を購入したりできます。この辺りは先行プレイと正式版では仕様が異なりそうなので、実際にリリースされてからご確認を。
●総評:キャラやシナリオに魅力を感じられればやって損なし!
というわけで、『魔王カリンちゃんRPG ~恋姫建国奔走記~』の先行プレイレポをお届けしました。筆者としてはキャラが魅力的なのと、シリアスとギャグ成分がいい塩梅で頭に入りやすいシナリオが高ポイントです。

バトルは序盤こそサクサク進みますが、一定の辺りまで来ると急に難易度が上がりました。頑張って精霊石をかき集めてガチャを回し、★1キャラを★2キャラに編成し直したら突破できたので、やはりキャラのレアリティはとても重要なバランスのようです。

建国モードについては正直、想像していたよりシンプルでした。特定の建物を隣り合わせにするとシナジー効果が発生するとか、冒険で得た装備を販売して財政の足しにするとか、居住区と商業区のバランスを考慮するとか、そういった本格的な国作りSLGを期待すると肩透かしになるかもしれません(序盤で解放されていないだけかもしれませんが)。

正式版ではほかのプレイヤーとの協力するレイドバトルなどもあるようです。ガッツリ絡む感じではなく、ゆる~く繋がるシステムっぽいので、ソロプレイ派はご安心を。

PC/スマホ向けRPG『魔王カリンちゃんRPG ~恋姫建国奔走記~』は、基本プレイ無料のアイテム課金制です。4月下旬に配信予定なので、ぜひ事前登録をして待ちましょう!
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※画面は開発中のものです。