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原神プレイヤー目線での『Tower of Fantasy(幻塔)』プレイレポ―「第二の原神」と言われたけど、遊んでみたら“本格MMORPG”だった

原神プレイヤー目線で感じた『Tower of Fantasy(幻塔)』の魅力を紹介します。

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原神プレイヤー目線での『Tower of Fantasy(幻塔)』プレイレポ―「第二の原神」と言われたけど、遊んでみたら“本格MMORPG”だった
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オープンワールドRPG『原神』を毎日のように遊ぶ私は、今年3月に「ポスト原神」や「第二の原神」と噂されるゲームの存在を知りました。Level Infiniteのスマホ/PC向けオープンワールドRPG『Tower of Fantasy(幻塔)』です。

アニメ調のグラフィックに広大なオープンワールド。そのハイクオリティさも相まって、たしかに雰囲気だけなら『原神』っぽい。調べてみるとゲームシステムも『原神』に近いのだとか。いち原神プレイヤーとして非常に気になりました。

そして幸運なことに、4月19日から開催されていた「クローズドβテスト」(5月21日に終了)に当選!遊んでみてどれほど『原神』らしさがあったのか?『幻塔』ならではの特徴は何なのか?など、原神プレイヤー目線で感じた『幻塔』の魅力を紹介します。

◆世界設定はまったく別物!ロボット、AI要素ありの“SFワールド”

一番分かりやすい違いは世界設定だといえるでしょう。少々のメカニック要素はあれど基本的にファンタジーである『原神』に対し、『幻塔』はロボットやAIなどが入り混じる“近未来SF”です。簡単にまとめると以下のような設定になっています。

この世界の人類は、星間移民計画で新たな星「アイダ星」に定住。そこで未知のエネルギー「オムニアム」を獲得し、新文明を築いて発展し続けました。――しかし「大厄災」なる異常事態が発生し、放射線や時空断裂で文明はほぼ壊滅。

生き残ったエリート科学者たちは「ハガード」という組織を結成し、放射線を抑制できる装置を開発しました。ある程度生き延びられるようになった人類は、再び「オムニアム」を活かしてなんとか生活しています。

テクノロジーは発展しているも・・・
所々は荒廃気味

近未来にして世紀末。テクノロジーが発展していながら、そこらへんに「ヒャッハー!」と叫びそうな荒くれ者がいたり、放射線で異常進化したモンスターがいたりと、なかなかにバイオレントです。

各地に残された施設跡から「被験者の脳が萎縮。実験失敗」や「まさか被験者が私たちと同じ人間だったとは」といった不穏なメッセージログが発見される、放射線の抑制装置が壊れて人がミュータント化するなどのハードな展開も。進めていくうちに「この世界ヤバいじゃん!」と気づかされました。

荒くれ者と自立型ロボットの奇妙な組み合わせ
ミュータント化した人間
不穏なメッセージログ。この世界、闇が深い…!

近未来SFとはいえ、どこもかしこもメカメカしいわけではありません。バリバリの近未来都市もありますが、フィールドは基本的に大自然。そこにロボットやレーザー、レールガンといったオーバーテクノロジーが関わってくるわけ。ある種サイバーパンクとも言える世界観を楽しめます。

◆ゲームシステムはほぼ『原神』、ただし『幻塔』ならではの部分も

ぶっちゃけてしまいますが、筆者がプレイした印象では基本的なゲームシステムはほぼ『原神』です。広大なオープンワールドを自由に探索し、隠れた宝箱やギミックを見つける探索要素。崖は登れるし空も滑空できるという移動範囲の広さ。宝箱に絡まった茨を炎攻撃で燃やして開けられるようにする、なんていう馴染み深いギミックもありました。

宝箱はフィールドのあちこちに存在
簡単なギミックもたくさんあります

探索については“世界設定の変わった『原神』”と言えるほど、同作を意識しているのが伝わってきます。ただし、ダッシュにスタミナを使わなかったり、二段ジャンプや空中ダッシュができたり、快適に移動できる「マウント(乗り物)」があったりと、機動力は『幻塔』が上。動かしていて楽しいと感じました。

バイクに乗ったり
サーフボードに乗ったり

もちろん『幻塔』ならではの要素も存在します。なんと言っても「キャラメイキング」が用意されているのは大きな違いです。幅広い調整項目があり、制作した外見は主人公に適用されます。コスチュームなども別途購入し、おしゃれを楽しめます。

続いては戦闘面も掘り下げていきましょう。こちらも『原神』と少し似ており、同作がキャラクターを切り替えていたのに対し、『幻塔』は武器を切り替えて戦います。

大剣、長槍、双剣、弓矢、短剣、杖、レールガーン、大槌、双銃、大鎌、戦輪、オムニアムといった武器種から3種類を選んで編成。1つの武器種内にもレアリティがあり、例えば弓矢なら「R 複合弓」「SSR 氷風の矢」などが存在しており、武器ごとに特徴や能力値が異なります。

数多くの武器から3つを選んで装備
同じ武器種でもレアリティなどがあります
同じ弓でも、ストーリー入手の「R」より、ガチャ入手の「SSR」の方が強いです

また、戦闘には属性要素も存在。要は弱点であり、対応する属性で攻撃すればより大きなダメージを与えられます。前述した弓矢であれば「複合弓」が炎属性、「氷風の矢」が氷属性です。相手の弱点属性を考えながら、編成した3種類の武器を切り替えて戦います。

戦闘は本格アクションで、基本的に通常攻撃ボタンを押しつつ、相手の攻撃を避けながらこちらの攻撃を当てていく感じ。攻撃もワンパターンではなく、武器種ごとにコマンド表を用意。爽快なコンボを決めつつ、武器ごとの必殺技も使って敵を攻めます。

攻撃ボタンを押す順番、長押しなどで技が変化
長槍での近接攻撃
弓での遠距離攻撃も
シューティングゲームのように狙い撃ちも可能
攻撃をギリギリで避けると、相手がゆっくりになって一方的に攻撃できる「幻想タイム」が発動。アクションの腕前が問われます

また、武器には「ボリジョン」というアタッチメントを計4箇所に装着可能。攻撃力や会心を伸ばしたり、同じシリーズを複数箇所に装着するとセット効果が発動したりします。『原神』に例えると「聖遺物」ですね。これも育成要素の1つです。

なお、本作に「仲間キャラクター」のような要素はありません。プレイヤーが操作するのは主人公のみ。しかし、公式サイトには「いかにもプレイヤーが操作できますよ!」と言わんばかりの魅力的なキャラクターたちが掲載されています。

この正体は「アバターシステム」。データベースに記録された精鋭戦闘員の戦闘記録をシミュレートするという設定で、要は主人公がそのキャラクターになりきっているのです。名前の通り、外見だけを変える「アバター」というわけ。

アバターは対応する武器を入手するとセットで獲得
そのキャラクターになりきって冒険を楽しめます

ただし、アバターごとに戦闘や探索で役立つ特性があるため、常に使っておく方が有用です。アバターは非表示設定ができるので、キャラメイクした主人公で遊びたい場合も問題ありません。

アバターのキャラクター情報やボイスも楽しめます

◆『幻塔』ならではの魅力は“MMORPG”にあり!

そして『幻塔』と『原神』の決定的な違いに気づきました。フィールドに“自分以外のプレイヤー”がおり、ともに同じ敵を攻撃しているのです。

マルチプレイがあるのは知っていましたが、『原神』のように別途マルチモードが用意されているのだと思っていました。しかしマルチプレイを楽しむのに面倒な操作は不要です。そう、『幻塔』は“MMORPG”だったのです。

ほぼすべてをソロで遊べた『原神』と違い、『幻塔』にはマルチプレイ用コンテンツが複数存在するのです。パーティー機能やフィールドチャット、ギルドなどのコミュニケーションツールはもちろん、複数人で挑むようなダンジョンも用意されています。

特に印象深かったのは「ワールドボス」の存在です。フィールドのどこかにとてつもない強敵が待ち構えているのはMMOの醍醐味。当然ソロで勝てるような強さではなく、複数人で数分かけてようやく倒せるような難易度です。

ワールドボスの1体「ロベラグ(通称バラ)」。ソロで挑んだらボコボコにされました

ワールドボスは誰でも参加可能で、パーティを組む必要はなく、野良でも途中参加オッケー。チャットで「あのボスに挑みます」と書き込めば、どこからともなくプレイヤーが集まって一緒に戦ってくれました。MMO特有のわちゃわちゃ感をしっかり楽しめます。

報酬は参加者全員がもらえます

もちろんチャンネル分け(本作ではラインと表現)もあり。チャットで「7 バラ」とあれば、7ラインでバラのボスに挑戦するから誰か来てという意味です。かなりのラインがあり、かつライン変更後は数十分再変更できないので、ワールドボスが全部倒されていて挑戦できないということは起こらないでしょう。

◆『原神』に少ない“マルチプレイ要素”に力を入れた作品

いち原神プレイヤーの総評としては、『原神』に似たシステム・雰囲気で楽しめるMMORPGだと感じました

『原神』はマルチプレイこそあれど、それ専用のコンテンツはほぼありません。逆にすべてソロで遊べるのが魅力とも言えます。一方の『幻塔』はマルチプレイでなければ楽しめない要素が多め。ソロでも楽しめる『原神』、マルチプレイを存分に楽しめる『幻塔』とはっきり棲み分けされている印象を受けました。

『幻塔』の正式サービス開始は2022年内を予定。本レポートの内容はCBTに準拠したものであり、公式からもアナウンスされているとおり、今後も様々な面でブラッシュアップが図られていくとのことです。『原神』が好きでマルチプレイも好きという人は、ぜひ一度遊んで「ああ、こういう方向性なのか!」というのを体験してみてください!

《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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