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【特集】『兵器擬人化ゲーム』9選―『艦これ』だけじゃない!

大人気作品となった『艦隊これくしょん -艦これ-』を筆頭に、国内外で大きなムーブメントとなったことから誕生した兵器擬人化ゲーム。国内向けに展開されている兵器擬似化タイトルを9作品ご紹介します。

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【特集】『兵器擬人化ゲーム』9選―『艦これ』だけじゃない!
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艦隊これくしょん -艦これ- 』を筆頭に、ゲームやアニメ、コミックなどに広がった「擬人化ブーム」。中でもゲーム作品に多いのが、ミリタリー系の兵器擬人化です。今回は、前述の『艦これ』も含め、有名どころからマイナー系まで、各社から国内向けに展開されている兵器擬人化ゲームタイトル9作品を、編集部が強引にまとめてご紹介していきます。

■『艦隊これくしょん -艦これ-』


開発元:角川ゲームス 運営開始年:2013年 機種:PC/Android

――兵器擬人化ゲームブームに本格的な火を付けた作品
2013年にDMMにてサービスを開始したブラウザゲーム。ある意味00年代から様々な形で展開されていた兵器擬人化における、ある意味で到達点といえるタイトルです。細かな状況説明はゲーム本編においても説明されていないもののプレイヤーは提督となり、謎の深海棲艦(しんかいせいかん)と戦います。2015年にはTVアニメが放送され、2016年11月には劇場版が公開。2016年にはKADOKAWAが開発したPS Vita向けのスタンドアローン版『艦これ改』がリリースされていますが、簡素なUIやユーザーからの大きな評価は得ていません。しかしながらSEGA AM2にて開発されたアーケードタイトルの『艦これ アーケード』では艦娘たちの3Dモデルや海戦RTSのような艦隊指揮要素、そして排出されるカードから現在も人気を誇っています。


本作が帝国海軍を中心にWW2の艦艇を扱ったことから、スケールモデル分野でもモチーフとなった艦船模型が人気となりました。プラモデルファンから“模型界の狂犬”と評されるアオシマからコラボ艦船模型(プラモデルはそのままにオリジナルシールやカードが付属)や、マックスファクトリーからハセガワと協力したキャラモデル付き艦船模型の「PLAMAX KC-01 駆逐艦×艦娘 島風」が発売されています。

■『りっくじあーす』


開発元:ZOO サービス開始年:2016年 機種:ブラウザゲーム

――自衛隊が運用する兵器を中心に擬人化!
『りっくじあーす』は、2016年に運営を開始したターン制ストラテジーゲームです。陸上自衛隊の駐屯地や運用する兵器などを擬人化したタイトルで、プレイヤーは陸自娘を指揮し、謎のマグマ軍と戦います。基本的には陸自が運用している兵器が登場していますが、米軍のM1A1HAやロシア軍のMi-28N ハボックなども現れます。陸戦をテーマにしていることに加え、ヘックス(6角形)でマップが構成されており、敵を倒すだけでなく敵を鹵獲することもできるようになっているのが他の擬人化ゲームと一線を画しています。現在ではトミーテックが展開する1/12スケールミリタリーモデルキット「リトルアーモリー」とのコラボも7月26日より予定されています。

■『戦艦少女R』


開発元:幻萌网絡 サービス開始年:2015年 機種:iOS/Android

――『艦これ』クローンから始まった中国の兵器擬人化ゲーム
国内で人気を博した『艦これ』が海外展開されていなかった故に、中国で開発された『艦これ』クローンとなる『戦艦少女R』。基本的なゲームシステムは『艦これ』をベースにしながら、独自の収録艦艇やUIで差別化を図ったタイトルです。フルボイスではないものの、システム面で小さなストレスが溜まらないように調整されているためある程度快適にプレイ出来る特徴をもっています。

■『鋼鉄のワルツ』


開発元:What's up Game Labo サービス開始年:2015年 機種:PC/iOS/Android

strong>――中国発の兵器擬人化ゲーム
中国What's up Game Labo開発の戦車や装甲車などを擬人化した『鋼鉄のワルツ』。本作は、第二次世界大戦から冷戦までの車両が登場するタイトルです。プレイヤーは、アニマル戦車によって蹂躙された世界を救うべく美少女を兵器に改造された”鋼舞姫”を指揮します。AP(徹甲弾)/APDS(装弾筒付徹甲弾)/HE(榴弾)などの各特種弾薬や、開発ルートなどが再現していることも特徴的です。

■『バトルタンクガールズ』


開発元:ポルカドットサービス開始年:2016年11月 機種:Android/iOS

――WW2における戦車を題材にした擬人化タイトル!
ポルカドットが2016年11月に配信したシミュレーションゲーム『バトルタンクガールズ』。本作はもともとクラウドファンディングで資金調達に成功し、リリースまで漕ぎ着けたタイトルです。プレイヤーは、ドイツ陸軍の新米大尉として誕生したばかりの戦車中隊を率いて経験を重ね、中隊の数を増やします。1939年ポーランド侵攻などの史実を元にしたシナリオなどがあることも特徴の一つです。

■『萌え萌え2次大戦(略)3』


開発元:システムソフト・アルファー発売年:2017年 機種:PC/PS4/PS Vita

――擬人化戦略ゲームとしての先駆者であるシリーズ第3作品目
2007年に第1作がリリースされ、今年でシリーズ10周年を迎えるメカ少女系兵器擬人化ゲームの先駆者でもある『萌え萌え2次大戦(略)』。ターン制ストラテジーとアドベンチャー要素も備えた『萌え萌え2次大戦(略)3』は、その名の通りシリーズ第3作目となるタイトルです。プレイヤーは、指揮官として擬人化されたキャラクターを操作し、勝利を目指します。またM1エイブラムスやF-15イーグルなどの現用兵器を中心に据えた『萌え萌え大戦争☆げんだいばーん』もリリースされています。

■『空戦乙女-スカイヴァルキリーズ』


開発元:エイシス サービス開始年:2016年 機種:PC/スマホ

――現用機を中心とした擬人化タクティカルRPG
にじよめで展開されている『空戦乙女-スカイヴァルキリーズ』は、F-14トムキャットやF-16 ファイティングファルコンなどの人気現用航空機を中心としたタクティカルRPGです。ターン制で戦闘が進行し、プレイヤーはユニットの行動を選んで進行させます。なお本作は過去に『空戦乙女☆ヴァージンストライク』というタイトルで、2014年からDMMにてサービスを開始したものの、資金回りでの失敗から一度サービスを終了。2016年からにじよめにプラットフォームを移し、再び運営を開始したタイトルです。

■『ミリ姫大戦~RELOAD~』


開発元:AIM INNOVATION運営開始年:2017年予定 機種:ブラウザゲーム

――新要素を引っさげて再び始動する育成シミュレーション
『ミリ姫大戦~RELOAD~』は2017年にサービス開始を予定しているミリタリー育成シミュレーションゲームです。本作は、過去の2015年2月にサービスを開始し2016年3月に運営を終了した『ミリ姫大戦 -Militarische Madchen-』をベースに、ガチャなどの新要素を追加した新バージョンとなります。前作ではヨーロッパ戦線を舞台にプレイヤーが司令官となり、3Dで描写されたユニット表示が特徴で、歩兵や戦車などを女体化/擬人化したミリ姫を率いて戦います。仕切り直しとなる『RELOAD』では、全体的な調整やインターフェイスの改善、ゲームバランス調整が施されることになります。

■『Panzermadels: Tank Dating Simulator』


開発元:DEVGRU-P 発売年:2015年 機種:PC

――海外発の戦車擬人化ノベルゲーム
Steamで2015年末に配信された、インディーデベロッパーDEVGRU-P開発の戦車擬人化ノベルゲーム『Panzermadels: Tank Dating Simulator』。その名の通り第二次世界大戦で活躍したT-34やIV号戦車、IV号戦車ティーガー、M4シャーマン、三式中戦車チヌなど戦車を擬人化したキャラクターが登場。どちらかと言えばネタゲー的な要素が強く、プレイする人を選びそうな内容です。また同スタジオは、美少女と共に北朝鮮こと朝鮮民主主義人民共和国での旅を堪能出来るノベルゲーム「Stay! Stay! Democratic People's Republic of Korea!」も開発しており、一際アバンギャルドな作風が目立ちます。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

兵器擬人化ゲームは、かつて旺盛を見せたミリタリー戦略シミュレーションを彷彿とさせる熱い人気があります。ゲームシステムよりもキャラクターを前面に出した作品が多いものの、スピンオフや再サービス、他のプラットフォームへの展開という形で、システム面の面白さに力を入れた作品も登場しつつあります。ひとつのジャンルとして徐々に進化している兵器擬人化ゲームに、あなたもこれから触れてみてはいかがでしょうか?
《G.Suzuki》

ミリタリーゲームファンです G.Suzuki

ミリタリー系ゲームが好きなフリーランスのライター。『エースコンバット』を中心にFPS/シムなどミリタリーを主軸に据えた作品が好みだが、『R-TYPE』シリーズや『トリガーハート エグゼリカ』などのSTGも好き。近年ではこれまで遊べてなかった話題作(クラシックタイトルを含む)に取り組んでいる。ゲーム以外では模型作り(ガンプラやスケモ等を問わない)を趣味の一つとしている。

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