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石原夏織さん&羊宮妃那さんにインタビュー!「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier」熱気高まるライブ後の二人に話を聞いた

「ウマ娘 6th EVENT The New Frontier」石原夏織さんと羊宮妃那さんにインタビューを実施ーライブ直後の熱気のまま、練習やお互いの印象について聞きました

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石原夏織さん&羊宮妃那さんにインタビュー!「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier」熱気高まるライブ後の二人に話を聞いた
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2025年5月24日から25日にかけて、『ウマ娘 プリティーダービー』の大型リアルイベント「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier 春公演 」がさいたまスーパーアリーナで開催されました。

新出走となる方々が多いなか、さまざまな趣向を凝らした演出や初めてライブ披露した楽曲も多かった今回の2日間は、「The New Frontier」というタイトル通り、新たな"ウマ娘"を感じさせてくれる素晴らしいライブアクトでした。

筆者も初日公演を観覧させていただき、圧倒・圧巻・壮観だった一夜についてライブレポートを書かせてもらいましたが、そんな熱狂の初日を終えてすぐ、出走者の石原夏織(アーモンドアイ役)さんと羊宮妃那(デアリングタクト役)さんへのメディア合同インタビューが実施されました。

ライブを終えた直後とということもあり、お二人の言葉・口調はかなり熱を帯びたもので、お互いの印象やライブに向けて練習した曲などについてお話を聞きました。


◆「あの曲だけは頭を使わないと覚えられないなと」

ーーウマ娘のイベントは初出走かと思います。率直な感想をいただけますか?

石原:トレーナーさんたちのエネルギーが本当にすごいパワーで、私たちも全力でやるけど、それ以上にきて、想像を超えるぐらいの力強さで圧倒されました。今回6thイベントに私たちが出させて頂けて、とても優しく温かく迎え入れてもらえたのが本当に嬉しかったです。私たち初出走組にもタオルを掲げてくださったり、本当に緊張を解いてもらえたような気がしました。すごく楽しかったです。

羊宮:率直にいうと、少し責任が……(笑)。切りつめた時間のなかで練習をうけてのライブだった大丈夫かな? どうしようか? と不安で、涙がこみ上げる日もあったんです。でもとりあえず、怪我なく、大事もなく、ちゃんと無事に終えることができて、そして皆さんの笑顔も見られてホッとしています。

ーー「Ms. VICTORIA」を2人でパフォーマンスもされましたが、何かお2人で練習の時のエピソードがあれば、ぜひ教えてください。

石原:やっぱりこの曲は私としては難しい曲だと思っていたのと、オリジナルの楽曲が複数人で歌われているという音圧もあり、2人で挑むことには結構なプレッシャーを感じていました。でも、ひなちゃん(羊宮妃那さん)が横に立ってくれて、一緒に振り付けを合わせて踊ったりユニゾンしたり、一人ずつ歌ったりしていく流れが心強く感じました。

この2人でいい緊張感で挑めたのは、本当に幸せな時間だったと思います。貴重な機会を頂き本当にありがとうございます。

羊宮:ありがとうございます。心強いのは私の方でして(笑)。もうずっと心強かったです。やっぱり本番で合わせられた時、言葉では言い表せようのない感情がいっぱいこみ上げてきたなと思っています。

ひとつリハーサルの思い出があって、最終確認のリハーサルの際に歌詞の「そよぐ風 嬉しそうに」のところも向き合って歌おうと変更になったんです。なので、がっつりと振り付けがあったところも「軽くで大丈夫です」となりました。実際にやってみると、手を一度上げて、下におろしてもう一度上げるという振り付けに、どこまで手を挙げれば良いのかわからず、2人で合わせながらお互いを窺いつつすごい中途半端な高さまであげていて(笑)。これが面白い思い出でした。

石原:そのあと「そこは絶対合わせよう」と話して、本番はちゃんと上まで上げようねって(笑)

羊宮:いい思い出になりました。

ーーこのライブに向けて最も練習した曲は何でしょうか?

羊宮:実は動画などを撮り残していて、いちばん撮り残したのが「STARTING FORCE」なんです。ダンスって足でリズム刻んだりするじゃないですか? でも、あの曲のサビってずっと仁王立ちになっていまして、体の上だけでしか表せてないから音に乗ってないようにも見えてしまう。それが難しくて、ゲーム内のウマ娘さんたちの「STARTING FORCE」を見ながら、どうやったらこんなにしなやかにパッと切り替えられるか、凄く考えて何回もやった記憶があります。

石原:わたしは「Shake The World」がいちばん練習したかもしれません。割とコーラスが多い曲だったので、フリの途中までメインを踊りつつもコーラスを唄わなきゃいけなかったり、途中からコーラスのフリになっていたりと、結構複雑に組み込まれていた振り付けだったんです。

あまりフリを覚えるのが難しいと思うタイプではないのですが、あの曲だけは頭を使わないと覚えられないなと思ったので、他のお仕事で飛行機に乗ったりしている間も、ひとりで飛行機の中でバレない程度にちょっと手を挙げてみたり、頭の中で踊ったりしてました。傍から見たらすごい怪しい女だったろうなって(笑)。

◆「石原さんの演技がすごく好きだったけど、このことをさっきまで黙っていた」

ーー『ウマ娘』のキャストになる前に抱いていた『ウマ娘 プリティダービー』という作品についての印象をお聞かせください。

石原:プレイしていたこともあったのですが、競馬にメチャクチャ詳しかったかというと、そういうわけでも無かったんです。ただ私のマネージャーがとても競馬好きな方で、出てくるウマ娘さんの背景とかを聞きながらプレイしていたんです。

なのですごく忠実に再現されていたりとか、今までゲームとかと関わったことが無かった方や競馬ファンの皆さんにも凄く愛される作品だなと思っていました。色んな人に刺さるコンテンツだなと思いますし、こういった素敵な作品に携わることができて本当にうれしいなと思います。

羊宮:わたしも競馬には詳しくなくて、お馬さんのストーリーが描かれているというのは知っていました。作品自体も、実は声優になる前に声優グランプリさんの雑誌にウマ娘さんが載っているのを見ていて、そこからでした。カラオケでお友達と『ウマ娘』の曲を一緒に歌って踊っていたので、今日のことも含めて今でも夢みたいに思っています。

ーーライブのステージ直前、出る前にお2人で何か声を掛け合ったりなどはしましたか?

石原:なんだろう? あ! こう……(グーを羊宮さんへ向けて出す)

羊宮:こう! やりましたよね! (石原さんのグーに対してグーでタッチする)

石原:みんなが先に出走してたこともあったので、「緊張する」って最終のゲネプロで言ってたら「大丈夫ですよ。楽しむのが良いんですから!」「楽しめばもうすべて上手くいくんですから!大丈夫です!」って、確か由梨奈ちゃん(ミスターシービー役の天海由梨奈さん)に言われて、それで朗らかになったというか。

そうやって経験してきて言ってくれるということは、本当に楽しいライブなんだろうなというのが凄く分かったので、それを思い出してライブに望みました。

羊宮:終わった後に色んな方から「『Ms. VICTORIA』、今日が一番良かったよ」と言っていただけて、やっぱり嬉しくて。

石原:嬉しかったね。

ーー先ほどレッスンの時にも頼りになったというお話しもありましたが、これまでお二人はアニメでそこまで共演されたり一緒になっていなかったかと思います。今回のレッスンや本番を含めて、お互いの印象についてお聞きしたいです。

石原:実は、私は曲の練習をほぼほぼソロでやってきて、誰とも顔見知りになれずにゲネになってしまったんです。現場は楽しみだけど、大丈夫かな? 友達出来るかな? みたいな小学校1年生みたいになって行ったんですけど、それこそひなちゃんに初めてなのに馴れ馴れしく話しかけてみたらすごく優しく受け答えしてくれて、とても嬉しかったですし、2人で合わせるぞとなったときも、なんかうまくいきそうな気がするなとすごく感じていました。

羊宮:嬉しいです。まだ声優を目指そうと思っていなかった時期に、それこそ「ゆいかおり」を通じて石原さんを知って、ライブ映像をいっぱい見て一緒に踊っていて。別作品での石原さんの演技がすごく好きで、いっぱい見てたんです。じつはこのことを今の今までずっと黙ってて、本当についさっきお伝えしたんです。

石原:さっき聞きました(笑)

羊宮:「今日は絶対にお仕事としてステージに立つんだ」「今日はタクトちゃんとアーモンドアイちゃんと一緒に立つんだ」っていう意気込み。今日この時まで黙ってやらせてもらいました。

印象としては、まんま美しく、お可愛らしく、いらっしゃるお姿が癒されオーラ満々な方です。ただお話しかけるのが難しくて、自分の好きだって気持ちで話しかけてしまっているのか、ちゃんとライブについてお話できているのか、ちょっと自信が持てなくて。

私からすると少し避けちゃって、あまり話しかけないようにしちゃってたかもしれないのですが、印象はお会いしてからもずっと変わっていません。むしろ気さくでお優しくて、こんなにキャリアが違う私にもずっと笑顔で話しかけてくださる優しい方だなという印象です。

◆「人はあんな綺麗に崩れ落ちるものなんだな」

ーーいま現在お二人が演じているウマ娘は育成ウマ娘ではありませんが、今後の実装を楽しみにされている方は多いと思います。そういった皆さんに向けてメッセージをお願いします。

石原:皆さんに直接お会いしたのも今回の6thイベントで初めてとなりましたし、キャラクターとして知ってくださっている方はいるけど、アーモンドアイちゃんもデアリングタクトちゃんもライブを通してより好きになってもらえたらとても嬉しいです。

すでに実装を楽しみにしているという声はたくさん頂いているので、私も本当にそうなったらいいなと思っています。ゲームや他の楽曲、イベントなど様々な方向からより2人のキャラクターや魅力を知ってもらって、より深く愛してもらえるようになったら嬉しいなと思います。

羊宮:私もタクトちゃんのウマ娘として立つというのは一つの大きな目標でもあり、今回のライブで「なんだろうこのキャストさんは? デアリングタクトちゃんのキャストさんか」と気になってもらって、「デアリングタクトちゃんってどんな子だろう」ってもっと調べていただけるような、きっかけの一つになったら嬉しいなと思います。

タクトちゃんは本当に偉大なお馬さんだと思います。数年前にキャストの発表がされて際も、「皆さんの愛される大好きなお馬さんが私で大丈夫かな?」って不安な気持ちがあったんですけど、皆さん優しく迎え入れてくださってすごく嬉しかったので、期待を裏切らないよう、これからも一生懸命頑張ります。ぜひ実装も楽しみにお待ち頂けたらと思います。

ーー今回『ウマ娘』ライブに初めてご出演されて、"『ウマ娘』のライブならでは"だなと感じた部分はありますか?

石原:結構いっぱいあったんですよね。

羊宮:いっぱいありましたね。

石原:初めて聞いて面白いと思ったのが「うまぴょい伝説」の最後のサビで、下が芝生になって、そこを私たちが全速力で走る流れですね。この360°のステージだったからというのもありますし、そもそも"芝生の上を走る"という演出はなかなか無いので、すごく面白いなって思いました。今日は皆さんの前でそれを実際に出来てとても楽しかったですし、全速力で頑張りました。

羊宮:私は、自分のことではないんですけど、「SHAKEROCK」ですね。この日のためだけにバンド練習を数ヶ月前から合わせてたという。いやバンドって本当に大変で!

ーー(一同笑い)

羊宮:本当すごいなと思っています。私は楽屋に戻ってモニターで見ていたのですが、すごく皆さんキラキラ輝きながら演奏されててすごいなって。この絵を見させていただいて、このライブに出させて頂けてよかったと思います。

石原:シャケの振り回す女性声優さんなんて、なかなかいないですよ!

羊宮:なかなかいないですし、ダンサーさんもシャケをかぶってすごかった。生配信はアーカイブに2週間残っていると思うので、ぜひ何回でも見て頂きたいです。

ーーダンスの出来栄えは、ご自身でいかがでしたか?

石原:大勢の中で踊ったりみんなと合わせるっていうのがすごく久々で。やっぱり、いつもとは違うプレッシャーを感じました。楽しい曲がすごく多いので、先ほど難しかったとお話しした「Shake The World」、曲の前奏で普通に間違えました(笑)。曲が楽しくて「あ!入り損ねちゃった!」と思いながらやってたので、私的には70点です。

羊宮:今回何点か難しいなって思ったのが。ヒールで踊ること、ハンドマイクを持って踊ること、あとずっと踊っているわけではないこと。

石原:途中にフリがあるってこと?

羊宮:そうですそうです。フリがあったり立ち止まらなきゃいけなかったり、マイクをちゃんと固定位置に持ちつつ、右手や足をつかってダンスするというのがすごく難しくて。今回の練習では、もうとにかく左手は固定、その他は自由に動けるように!みたいなのを意識してやっていました。

今日がどんな出来栄えであっても、わたしはこの練習を後悔はしない、時間を全部使ったことを後悔しないと思っています。なので、出来栄えに関しては今インタビュー記事を読んでくださっている皆さんに委ねたいと思います。私は後悔ないです(笑)

ーー本日、オープニング前に流れていた「うまぴょい伝説」でトレーナーさんの熱をすごい感じたと思います。特効での火や花火もあって暑かったと思いますが、それよりもアツかったトレーナーさんに対してのご感想をいただければと思います。

石原:やっぱり私は「Ms. VICTORIA」のときに倒れ込んだ人ですね。すごいアツかったなと思いました。本当に一瞬だったんですよ。始まった瞬間に「ううぅ」って倒れていく瞬間を見て「人はあんな綺麗に崩れ落ちるものなんだな」って、その曲が大好きなんだなというのが伝わってきました。多分私たちってこともあって余計喜んでくれたのかな。すごいトレーナーさんだと思います。

羊宮:愛するってこういうことなんだろうなと思いました。当たり前じゃないですよね。時間を取る、ずっと立って並ぶとかって、全部好きじゃないと、愛していないとその熱量でずっと居続けるなんて無理じゃないですか。

その熱量をお渡ししてもらえること、デアリングタクトちゃんのウマ娘としてこの場で感じ取らせていただけたことをすごく光栄だなと思いますし、その熱量を私たち自身も絶やさないように、一生懸命向き合っていけたらなと改めて思いました。

ーーありがとうございました!


インサイドでは、今回行われた「ウマ娘 プリティーダービー 6th EVENT The New Frontier」 春公演 DAY1」ライブレポートも掲載中です。こちらも合わせて、ぜひご覧ください。


© Cygames, Inc.

【UPDATE:2025年5月29日】本文中の日付の誤りを修正しました。


《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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