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『ストリートファイターV』が発売8周年―リリース序盤~中盤のコンテンツ不足などを改めてお詫び、『スト6』に活かせたと振り返る

『ストリートファイター6』成功の裏には、『V』の反省があったようです。

ゲーム PS5
『ストリートファイターV』が発売8周年―リリース序盤~中盤のコンテンツ不足などを改めてお詫び、『スト6』に活かせたと振り返る
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対戦格闘ゲーム『ストリートファイターV』は、2024年2月18日(日)に発売から8周年を迎えました。この節目に公式X(旧Twitter)は当時を振り返り、『ストリートファイターV』の反省が最新作『ストリートファイター6』へ繋がったことが明かされています。

◆『ストV』の反省が『スト6』へ活かされる

2016年2月18日にPS4 / Windows向けに発売された『ストリートファイターV(以下、ストV)』は、さまざまな技を繰り出すVゲージや強力な「クラッシュカウンター」などが導入されたほか、当時珍しいプラットフォームの垣根を越えたクロスプレイへ対応したことなどが話題となりました。

一方でリリース当初は試合から切断されるなどのネットワークの不具合や、コンテンツ不足などが指摘されていました。

これについて今回、同シリーズの公式Xでは「リリース序盤~中盤にかけてネットワークの問題やコンテンツ不足など…多くのみなさまの期待を裏切る内容で本当に申し訳ありませんでした」と改めて謝罪しました。

また、その後のアップデートについて「多くの反省をし、問題を出来るだけ解決すべく中盤~終盤、ストV開発チームは全力で取り組みました。最終的にプレイアブルキャラクターは45体、バトルシステムもVスキル/トリガーII、Vシフトなどを追加する事ができました。おかげさまで「シーズン4」以降、ストVを遊んでくださるプレイヤーさんが非常に多くなりました。とても嬉しかった事を今でも覚えています。今も、数十万人の方々がストVを遊んでくださっています。これもめちゃくちゃ嬉しいです!」と、序盤の不調から立て直し、今に繋がっていると振り返っています。

また、「この反省をスト6に活かせた事が何よりも大きなポイント」とし、2023年6月2日に発売された続編である『ストリートファイター6(以下、スト6)』へ『ストV』が大きな布石になったことを示しました。

◆『ストリートファイター6』はリリース直後から大ボリューム

『スト6』は、方向キーと必殺技ボタンの組み合わせでこれまでより容易に技を繰り出せる「モダン」操作の実装や、ストーリーを楽しめるシングルモード「ワールドツアー」、アバターを作成しオンライン上で集まって交流できる“メタバース”的な空間である「バトルハブ」など、さまざまな新要素が追加されています。

モダン操作によって格闘ゲームが持つ普遍的な楽しさである「駆け引き」へ比較的すぐ到達できるデザインであると同時に、ワールドツアーやアーケードモードも含め大ボリュームの作品となりました。

『スト6』は高い評価を受け、2023年のThe Game Awards 2023にて、最も優れた格闘ゲームとして「Best Fighting Game」にも選ばれました。


弊誌が昨年7月初旬に同作のプロデューサーの松本 脩平氏と、ディレクターの中山 貴之氏に実施したインタビューでは、『スト6』が豊富なコンテンツを持ってリリースされたことについて、中山Dは「前作のコンテンツが少なくてユーザーさんに迷惑を掛けたって思いがあったから」と語っています。

また、「『V』の後半に「アーケードモード」などを追加したのも、そういった気持ちの現れです。ユーザーさんに辛い思いをさせてしまったし、『V』を途中から受け取った身としても、数年間は苦しかった。だからこそ、『スト6』は絶対満足させないとなと頑張り続けたら、こんなボリュームになっていました。」とも振り返っており、『ストV』のコンテンツ不足が『スト6』の高い満足度に繋がったと言えるでしょう。


『ストリートファイター6』は、PS5/PS4/Xbox Series X|S/Steam向けに発売中です。


【PS5】ストリートファイター6
¥7,045
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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¥7,045
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

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