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アニメ「ゾイドワイルド」放送直前、これまでのZOIDSシリーズを振り返ってみよう!【特集】

今年4月、衝撃の発表となった「ゾイドワイルド」。タカラトミーが展開する往年の人気玩具「ゾイド」シリーズの最新作です。

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今年4月、衝撃の発表となった「ゾイドワイルド」。タカラトミーが展開する往年の人気玩具「ゾイド」シリーズの最新作です。

6月23日にはゾイドワイルドのメイン商品となる組み立てモデル「リアルムービングキット」が発売。各地の玩具販売店では売り切れになるほどの人気っぷりとなっています。さらに、玩具連動のスマートフォン向けゲームアプリの配信も同時に開始、ニンテンドースイッチでの新作発売も予定されているなどゲーム展開も動き出しています。

そしてもちろん、7月からは待望の新作テレビアニメが放送開始。これに先駆け、SNS上ではリアルムービングキットの作例が次々と公開されているなど、本格的にゾイドブームが再燃しそうな盛り上がりを見せています。

【関連記事】
「ゾイドワイルド」ついに発売!リアルムービングキットの第1弾をさっそく「復元」してみた【特集】
https://www.inside-games.jp/article/2018/06/23/115661.html

その一方、「ゾイドを知ってはいるけど詳しくはよくわからない……」「過去シリーズを知ってないと楽しめないのかな?」など、長寿シリーズ特有の声も少なからずあったようです。そこで本稿では過去作を含めゾイドのおさらい企画を実施。その長い歴史の一端を軽く振り返ってみましょう。

◆ゾイドとは



ゾイドの始まりは1982年当時、玩具メーカーのトミー(現タカラトミー)が展開していたゼンマイ駆動式の組み立てキット「メカボニカ」に遡ります。

メカボニカは「動物をモチーフとした兵器」というユニークなシルエットが話題を呼び、翌年には「メカ生体ゾイド(ZOIDS = ZOIC ANDROIDS、動物を模したロボット)」と名前を変えてラインナップが拡大。モーター駆動の電動モデル発売などを機に、一気に人気に火が付きました。

そして今日では動物型メカの代名詞になるほどに、その存在は定着。36年の歴史を誇る長寿シリーズとして今なお根強いファンに親しまれているのです。

◆待望の第3期シリーズ



そんな長寿作品なだけに、これまでのゾイドは大きく2つのシリーズに分かれていました。一つは1980年代前半から1990年代前半までの第1期。主に小学館の学年誌上で掲載されていた「バトルストーリー」と呼ばれるジオラマとそのインストによる展開を軸として、漫画展開のほか、いくつかのゲームタイトルが発売されるなどで人気を博しました。

そして、数年の沈黙の後、1990年代後半にはゾイドの第2期がスタート。第1期から地続きのバトルストーリーも新たに再始動し、それらを主軸として過去キットのリデコなどが発売。また1999年9月にはアニメ作品「ゾイド-ZOIDS-」の放送が開始され一躍話題となりました。このアニメは、独自に描かれた世界観の作品ではありましたが、一部にバトルストーリーを元にしている設定があるなど、玩具商品展開ともリンク。それにあわせて新作のキットも発売され、2000年代中頃までにかけて複数のアニメ作品や数々のゲームタイトルなどメディアミックス展開が広く行われました。

しかし、その後ゾイドは途端に勢いを失います。2006年からはコトブキヤによるハイエンドなキットシリーズがスタートしましたが、本家タカラトミーからは1/144スケールのプラモデルシリーズや、いくつかのアニバーサリー商品が発売されるのみと、コアなファン向けの細々とした展開に留まっていたのです。

そして時は流れ、現在。12年の沈黙を破って新シリーズ「ゾイドワイルド」の展開が発表され、再びゾイドが脚光を浴びる日がやってきました。

そしてこの時、ファンたちに大きな衝撃が走りました。本作は、公式にゾイドシリーズの第3期としてスタートすることが明記されていたからです。

本作は後継作でもなければ外伝シリーズでもない、れっきとしたゾイドの新シリーズだったのです。

◆これまでのシリーズとの繋がりは?



これまでの「ゾイド」には媒体による世界観の違いや派生こそ存在してはいましたが、シリーズの幹たるゾイドバトルストーリーで一つに繋がれてました。では今回の「ゾイドワイルド」はどうなのでしょうか?

「ゾイドワイルド」は、従来のシリーズに登場した「惑星Zi(ゾイド星)」ではなく、「地球」を舞台とした作品とされています。他にも、玩具が完全新規のものばかりであったり、キットの縮尺が35分の1(旧来のものは72分の1スケールがメイン)に変更されているなど、これまでシリーズを匂わせるような要素が一切排除されており、まったく新たな世界観なのでは……?という見方も出ています。

ですので、これから初めてゾイドに触れるという方も事前知識など無しに「ゾイドワイルド」を気軽に楽しむことが出来るかと思います。

他方で、これまでのシリーズとの繋がりのなさに一抹の寂しさを覚える往年のファンの方もいらっしゃるのではないでしょうか。大丈夫です、御安心ください。リアルムービングキットのパッケージには、唯一これまでのシリーズに登場した単語である「ゾイドコア」という表記が見受けられます。ここには、地球に存在するゾイドは、はるか昔に宇宙よりもたらされたゾイドコアが起原であるとされています。これが果たして、これまでのゾイドシリーズと繋がるのか否か……これからの展開にも期待が高まりますね。


というわけで、駆け足でおさらいしてみました。筆者などはまだまだ語り尽くせぬことだらけではありますが、ここではひとまず置いておいて。まずは、ゾイドワイルドのスタートの喜びを深く噛みしめましょう。そして、これまでのシリーズのファンであるという方はもちろん、初めてゾイドの世界へ踏み出すという方もぜひ、ゾイドの新たな門出に立ち会ってみませんか?きっとこれは、歴史的な瞬間になりますよ!

(C)TOMY ZOIDS is a trademark of TOMY Company,Ltd and used under license
《ひびき》

バーチャル関西の何でも屋さんです ひびき

2012年からインサイドにてゲームライターとして活動して、はや十数年。ちょっと古参気取りの何でも屋。Game*Sparkやアニメ!アニメ!にもたまに顔が出ます。ゲーム・アニメ以外では、ホビーやガジェット、バーチャルYouTuber業界が専門。お仕事お待ちしております。

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