
多彩な技で敵を倒そう! 〜 アクション性について




(*1)操作しているキャラのHPが0になると強制的にキャラクターチェンジになります。
(*2)ギア2はルフィの身体能力を大幅に上げる技、ギア3は体の一部を巨大化して攻撃する技。どちらもエニエスロビー篇で初登場。ルフィの新必殺技ですね。
え、こんなに広いんですか? 〜 フィールドについて
このゲーム一番の驚きはシームレスで展開される、だだっ広いフィールドかもしれません。敵が出てくるときも、ステージを端から端まで歩き回るときも、ロードで止まるようなことが無いのですから本当に驚きました。アクションアドベンチャーというゲームにおいて、どれだけ広いフィールドを一度に確保できるかというのはゲーム性に直で関わってくることですので、その点は評価できると思います。ただ、それ故にセーブポイントが唯一キャンプにしかない点が残念でした。あまりに広いフィールドであるため、どこでもセーブが出来ないことがストレスに直結する作りになってしまっています。後述していますが、中盤、他所のステージとの繋がりが多くなってきますので、その辺りからこの仕様も特に苦ではなくなってくるのですが、序盤で迷ったときはつらかったです。アドベンチャーというジャンルであるからこそ、いつでも切り上げられるという事を重視してもらいたかったと思います。次回があれば是非とも再考していただきたい項目です。

集めた素材はキャンプで生かせ! 〜 素材の流用について

ちなみに素材集め、ちょっと序盤はおつかい感が強いです。というのも、序盤はキャンプのある拠点から各フィールドへ、基本的にひとつの入り口しか無いという状態なため、奥へ進むとそれだけ戻ってくるのに時間がかかるようになってしまいます。中盤以降は各フィールドへの通路が結構出てくるようになるので、拠点へ戻るのがずいぶん楽になります。こうなってくると今度はあれやこれやと開発したくなるのでストーリーがなかなか進まなくなるわけですけど、その辺りのさじ加減はプレイヤー次第ですのでご心配なさらぬように。
ところでもちろん泣けて笑えてワクワクしますよね? 〜ストーリーについて

そんなストーリーを支えているのも、過去にこれほど原作に忠実な3Dモデルがあったかと思うぐらい作り込まれたキャラクター達の表情が大きいと思います。原作で印象的だったシーンが、今回ムービーとして多数登場するのですが、こっちはもう泣いて笑って大変です。各キャラクター達が本当の意味でルフィの仲間になる熱いシーンの数々は、よくぞここまでと唸ってしまうほどいい出来です。Dr.ヒルルクがムービーに出てきたときは本当に涙腺が…。


ただのおまけモードと思うなかれ 〜 対戦モードについて
なんとこれだけ盛りだくさんなのに対戦モードまで付いているというのだから驚きです。選べるモードは、決められたコスト内でキャラを選んで対戦する「チームバトル」と一定数の雑魚を1人で倒してタイムを競う「サバイバル」の2つです。チームバトルは対戦相手がいなかったため今回のレビューでは書くのを控えさせていただきますが、サバイバルは結構おまけとして楽しめましたね。一度に出てくる雑魚の数が10やそこらじゃないので見た目の派手さもなかなかのものですよ。とにかくワラワラ集まってくるのでどんどん攻撃をたたき込んで全員ぶっ飛ばしてやりましょう!ちなみにどちらのモードでも、麦わら海賊団および、ストーリーで倒したボスキャラと雑魚キャラを使えるようになっているので、「俺はクリークを使って毒ガスを撃ちまくりたいんだ!」というアウトローな方も楽しんでいただけるかと思います。


総じて、このゲームについて
このゲーム、もちろん原作付きのご多分に漏れずキャラゲーと称するゲームになっている訳なのですが、キャラゲーお定まりの「原作ファンなら買い」という台詞を良い意味で使わせていただこうと思います。原作が好きなら十分楽しめるゲームになっているはずです。あと、さすがに全く原作を読んだことがない人にはオススメしませんが、『ONE PIECE』を少しでも読んだことあるならこちらもオススメ出来ますね。それで、見知った敵が出てきたら「オオッ」とテンションを上げていただいても良いし、クリアしたあとで単行本を買いに行って、そこからファンになっても良いじゃないでしょうか。少なくとも本作から、キャラゲーならではと言っても良いような、作品に対する強い愛を感じました。当然かもしれませんが、この愛無くして、やはりキャラゲーというものは成り立たないのだなぁと、本作をプレイして思いました次第です。
ちなみに筆者、20時間ぐらいプレイしていますがまだ未クリアです。本当に要素が多くて、その上アイテム集めにはまってしまってクリアが二の次に…(笑)。この執筆が終わってから雪中行軍の続きです。隠しボスもたくさんいるようですし、遊び尽くすにはまだまだ時間がかかりそうですね。
Wii専用ソフト『ワンピース アンリミテッドアドベンチャー』は明日、4月26日発売です。


ワンピース アンリミテッドアドベンチャー
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション (C)2007 NBGI 《ヤマタケ》
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