基本無料のアイテム課金制ゲームが一般的になった昨今、新しいゲームを始めるきっかけが「気になるキャラクターがいたから」というゲーマーは多いはずです。
筆者も今年1月、KURO GAMESが手がけるオープンワールドARPG『鳴潮』を、たまたま見かけた新キャラクター「カルロッタ」の戦闘PVに一目惚れしインストール。今ではすっかりドハマりしています。
カルロッタが登場するのはだいぶ先でしたが、コツコツとストーリーを進め、ようやく冒険の舞台「リナシータ」に到着。彼女の活躍を見るべく、さっそく攻略に乗り出しました。



……ちょっと待ってください。なんですかこの尻と胸とタッパがデカい美女は!カルロッタと会う前にとんでもなく癖に刺さるキャラクターが出てきたのですが!?
◆クールビューティーなダウナー系お姉さんっていいよね
リナシータに着いて早々、運命の出会いを果たしたこの女性は「ザンニー」といいます。主人公をリナシータに招待したモンテリファミリーの職員で、普段は銀行員として勤務。真面目で頼りになり、あらゆる仕事を完璧にこなす“しごできお姉さん”です。

第一印象からそのビジュアルに惹かれました。肩まで伸びた銀髪に赤いメッシュが少し入った髪型。肌も色白な一方で、濃いアイシャドウを伴う赤い目が鋭くこちらを見つめています。銀髪と赤目の対比がクールなうえ、右目の泣きぼくろも非常に高ポイント。悪魔のような角はカッコよさ、ゆらゆら揺れる尻尾はセクシーを引き立てているようにも感じます。

特に印象的なのはその衣装。白のブラウスに黒のパンツスタイルでビシッと決め、肩掛けの上着をなびかせながら歩く姿は見惚れるばかり。これだけならお堅いイメージで終わりますが、冒頭にも述べた「尻と胸とタッパのデカさ」がそれを否定。ブラウス・パンツともにボディラインをくっきりと見せるサイズになっており、メリハリのきいた体をこれでもかと強調してきます。

公式サイトのイラストからしてもう強い。胸から股下にかけてスタイルが良すぎます。

そして何より、ブラウスのサイズがパツパツすぎる。これに尽きます。ボタンが今にも弾け飛びそうになっており、動くたびに胸の隙間がチラチラ見えるのです。ちょうど隙間を隠すようにネクタイが垂れ下がっているのが憎らしい反面、見えた時の破壊力はえげつない。というか、なんでそんなにサイズが合ってないんですか?絶対に一度や二度はボタンが弾け飛んでバイーンってなったことあるでしょ。もう本当にありがとうございます。

その見た目にたがわず、性格はクールで冷静。テキパキと仕事をこなし、部下にも的確に指示を与え、緊急時には柔軟な対応を見せる仕事人です。初対面時は颯爽と職務をこなす姿に憧れすら覚えました。

しかし、「真面目な仕事人」だけではなかったのが、ザンニーを好きになった一番のポイントかもしれません。というのも実は彼女、本来はダウナーな性格の持ち主。主人公が「俺の前では楽にしてくれて構わない」と促すと、仕事モード中のお堅い雰囲気は鳴りを潜め、「……ありがと。ずっとあんな調子じゃ、やってられないからね」と砕けた態度を見せてくれました。
担当声優・上田瞳さんの演じ分けも素晴らしいの一言。出会った当初の流暢な話し方から一転、節々から疲れを感じさせる演技は、第一印象で抱いたバリバリのキャリアウーマンというよりも、社畜気質なキャラクターであることをありありと伝えてきます。

目元のアイシャドウも実は隈であり、「これは努力の証、一生懸命仕事を頑張ってきた勲章だ。なんて……冗談を繰り返していたら、いつか本当にそう思い込んでしまいそうだよ」と反応に困る社畜ジョークを飛ばすくらいにはユーモアもあります。他にも「終わらない仕事なんかより、自分の生活がよっぽど大切だ」とは本人の弁。仕事人間に見えてその実、仕事や休暇への姿勢は人並みなのが親近感を覚えます。
◆「強化形態」のザンニーが私を揺さぶってきます
リナシータ編の序盤から登場していたザンニーですが、プレイアブル実装されたのはつい最近(4月29日)。ストーリーでは身の丈程の巨大盾を構えるシーンが出ており、正式実装でもそのまま盾をメインウェポンに使っています。



ただし、その戦い方は色々と予想外。防御やカウンター、シールドバッシュなどのアクションは想像通りでしたが、足で盾を取り回したり、盾を蹴って相手にぶつけたりと、とにかくアグレッシブ。巨大盾なので、攻撃のたびに「ドコッ」「ガキン」「メキッ」と鈍い音が響くのが堪りません。

また、攻撃モーションの1つでどこからともなく椅子を取り出し、くつろぎだすのも印象的。強者ゆえの余裕……ではなく、戦闘中であろうと休憩を挟みたくなる仕事疲れの表れなのでしょう。ビジュアルの良さから座っているだけでも絵になります。何ならそのまま座らせ続けて、ザンニーを休ませてあげたい(戦闘中なのでそうは問屋が卸さないのですが)。


そして、プレイアブル化の際に初めて明かされたのがこの盾、なんと大剣に変形するのです。溜めモーションから思いっ切り振り下ろす一撃は爽快感たっぷり。というか変形ギミック付きの武器なんて好きに決まってます、カッコイイもん。



さらにもう1つ、ザンニーって本気を出すと「強化形態」になるんです。溢れ出るエネルギーで髪がメラメラ燃えるように発光。何より分かりやすいのは、ブラウスがビリビリに破けていること。肩から袖にかけて吹き飛び、ネクタイでキュッと締められていた胸元も大胆に露わになっています。よく見ると右胸にほくろまであるのが犯罪的。もうやってますよこの人、どこまで私の感情を揺さぶってくるのでしょうか。控えめに言って最高です。

『鳴潮』のキャラクターたちは能力者の証として、体のどこかに「音痕」という痣ができます。ザンニーは背中に大きく刻まれているのですが、普段は服に隠れて見えません。しかし、強化形態中は背中も破けているわけで、音痕をよく見えるようになるのがポイント。能力を思いっ切り行使している感がよく表れています。


ザンニーは仕事に追われていても、身だしなみを整えることは最低限のマナーと自負しているのですが、それをかなぐり捨てて猛々しく戦う姿にもグッときます。第一印象は真面目なクールビューティー、しかし本来はダウナー系、そして最後はワイルド。これでもかというギャップにもうノックアウト寸前です。
ワイルドなザンニーをもって本稿を締めようと思ったのですが、最後にもう1つだけギャップ萌えした一面を紹介しましょう。ズバリ可愛さです。


寝るとき角にかぶせているナイトキャップが可愛かったり、愛用するアイマスクが絶妙なデザインをしていたり。そして、本当にごくまれに、主人公との会話で照れた様子を見せてくれることがあるのです。



意表を突かれて取り乱すその一瞬の破壊力ときたら……いやはや、もう完全にノックアウトされました。普段がクール、ダウナー、ワイルドな分、たまにしか見せない可愛い一面が引き立つというわけ。照れたザンニーからしか得られない栄養がある。とにかく私からは「みんなザンニーの連星任務をやろう!」としか言えません。終盤のとある選択肢で「お返しに俺/私も。」を選べとしか言えません。きっとニヤニヤが止まらなくなります。
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