■「microSD Expressカード」:優先度 中~低(ただし例外あり)

スイッチ2の本体保存メモリーは256GBになり、スイッチと比べると大幅な増量となりました。しかし、扱うゲームデータのサイズは年々大きくなる一方です。並行して遊びたいゲームや消したくないゲームが増えていくと、内蔵分のメモリーでは足りなくなりがちです。
その問題を解決してくれるのが、「microSD Expressカード」です。スイッチ2ではmicroSDカードは使えず、データの読み出しや書き込み速度が向上した「microSD Expressカード」に対応しています。
データの保存量を拡大できる「microSD Expressカード」は非常に便利な存在ですが、価格も性能相応なので、microSDカードほど安くないのが悩みどころ。容量で価格は変わるため一概には言えませんが、最も少ない容量でも1万円台は避けられません。
ゲームデータのサイズが増えているとはいえ、一般的なユーザーであれば発売日早々に、本体保存分を使い切ることはないでしょう。いずれ容量の問題が立ちはだかるかもしれませんが、その頃には市場の価格がもう少し下がっている可能性もあるので、買い時を待つ=スイッチ2と同時購入はしなくてもいい、と判断するのもアリでしょう。
ただし、任天堂の公式ストア「マイニンテンドーストア」で受け付けているスイッチ2の抽選販売に申し込んだ人やこれから申し込む人は、当選した暁には「microSD Expressカード」も購入する手も悪くありません。

全ては当選した後の話になりますが、「マイニンテンドーストア」ではスイッチ2本体だけでなく、「microSD Express Card 256GB for Nintendo Switch 2」の販売も行われます。
「マイニンテンドーストア」での販売は在庫には限りがあるため、当選者全員が買えるわけではないものの、当選したひとりにつき1点のみ「microSD Express Card 256GB for Nintendo Switch 2」を当面の間販売するとのこと。しかも価格は256GBで6,980円(税込)と、相場と比較してもかなりお買い得です。
スイッチ2発売時点で、「microSD Expressカード」がどれほど安くなっているかは分かりません。しかし、急激に値が下がるとは考えづらく、逆にスイッチ2の影響で一時的に値が上がる可能性もあります。

一般的なプレイなら、発売日早々に「microSD Expressカード」が必要とはなりません。ただし、「microSD Expressカード」を6,980円で購入できる機会は貴重かもしれないので、「マイニンテンドーストア」で本体を購入できる幸運に恵まれた時には、「microSD Express Card 256GB for Nintendo Switch 2」の購入も検討する価値があります。状況と購入意欲を踏まえ、熟考しておきましょう。
なお、「microSD Express Card 256GB for Nintendo Switch 2」のような「Nintendo Switch 2 向けライセンス商品」も、任天堂ゲーム取扱店での購入もできるとのこと。入荷の有無や在庫数は店舗によって異なりますので、それを踏まえた上で取扱店の利用もご一考ください。

スイッチ2と同時に発売される、代表的な周辺機器の特徴や必要性、そして独断で判断した優先度を紹介しました。もちろん、不要と感じた周辺機器を買う意味はまったくないので、欲しいと思うものだけを絞り込むのがお勧めです。
今回紹介したもの以外では、「Nintendo Switch 2 キャリングケース」や「Nintendo Switch 2 オールインボックス」、「Nintendo Switch 2 ACアダプター」も同時発売を予定。前者の2つは、スイッチ2を持ち運ぶ機会が多い人は思案してもいいかもしれません。後者は、故障した時に検討すれば十分です。

また変わり種として、ゲームキューブのコントローラーを再現する専用コントローラーが、「Nintendo Switch Online」加入者に向けた限定商品として発売されます。無線で接続できるほか、オリジナル版にはなかった「Cボタン」などが追加されています。購入先が限られている点も併せ、こちらは当時からのユーザーに向けたファンアイテムの一面が強いため、有用性よりも満足度で購入判断を下した方がいいでしょう。
ゲームを遊ぶにはまず本体、そして遊びたいゲームという順番が基本なので、周辺機器はどうしても後回しになりがち。だからこそ、自分にとって優先度の高い周辺機器を、今のうちに見繕っておきましょう。