
2020年6月30日に『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』のVer.8.0が配信され、新ファイターである「ミェンミェン」が参戦すると発表されました。同時に、Miiファイターのコスチュームとしてあの「Vaultボーイ」が登場するとも明らかになったのです! 正直、ミェンミェンより驚きですよね。
とはいえ、「Vaultボーイって何? なんでSNSのトレンドに乗るくらい盛り上がるの?」と疑問に思う方もいておかしくないはず。実はこのファイター、ちょっと……いえ、かなりヤバいやつなのです。
Vaultボーイはどう考えてもまともではない

Vaultボーイは、核戦争で崩壊した世界を冒険するRPG『Fallout』シリーズに出てくるキャラクター。現在はベセスダ・ソフトワークスが展開しており、海外では特に人気の高いタイトルです。日本でも『Fallout 3』あたりからとても有名になりました。
『Fallout』では前述のように核戦争で世界が滅んでいますが、ボロボロになった大地でなんとか生きている人たちもいますし、Vault-Tec社が作った核シェルター「Vault」に入っていたおかげで生き延びた人たちもいるのです。そして、VaultボーイはそのVault-Tec社のマスコットキャラクターなんですね。

……と聞くとステキなキャラクターに思えるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。ゲームをプレイしているとVault-Tec社は(詳しくは伏せますが)イカれた連中の集まりであると判明。そんな会社のマスコットキャラクターが、Vaultボーイなわけです。どう考えてもまともな存在ではないでしょう。
めちゃめちゃ死ぬし、殺しまくるVaultボーイ

Vaultボーイは『Fallout』シリーズ自体のマスコットキャラクターにもなっており、ゲームの概要を説明してくれることもしばしば。そしてこのゲームはCERO Zですし、核戦争後の世界というだけあってまともではありません。
外の世界に行けば人間を狩ろうとするレイダー(無法者)が襲いかかってきますし、「頭ねじきってオモチャにしてやる!」と叫びながら善人を襲う集団もいますし、明らかにおかしくなってしまったバケモノもうようよしており……。要するに、殺らねば殺られる世界観なわけです。

さて、そんなゲームでいろいろなことを教えてくれるVaultボーイ。当然ながら彼も銃弾で蜂の巣にされますし、かわいい絵柄で人肉を食ったりしますし、こっそり他人のポケットに手榴弾を入れたりと、とにかくあらゆることをするのです。
『Fallout』シリーズは、子供から大人までみんなで遊べる『スマブラ』とはかなり対極的な位置に存在するゲームなわけで、そのマスコットキャラクターが(Miiファイターの衣装とはいえ)間接的に参戦するのは驚くわけですよね。
CERO Aは見た目が大事

ちなみに、同様にCERO Z指定の『アサシンクリード』の「アルタイル」もMiiファイターの衣装として登場しています。つまり元のゲームが表現的にいろいろ問題があったとしても、とりあえず見た目に大きな問題がなければ『スマブラSP』には登場できるわけですね。

一方、『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに登場する「不知火舞」は見た目がセクシーすぎるがゆえにゲストキャラクターとして『スマブラSP』に登場することができませんでした。残念ですね。
ともあれ、マリオとVaultボーイがならぶというのはにわかには信じがたい出来事なのです。そんな夢のよう状況を作れてしまうのが『スマブラSP』のすごいところといえるでしょう。