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『十三機兵防衛圏』で話題のヴァニラウェアの歩みは名作・良作の積み重ね! 『グリムグリモア』から最新作まで振り返り─先着購入特典はなぜ『プリンセスクラウン』?

『十三機兵防衛圏』の開発を手がけたヴァニラウェアは、これまでも数多くの魅力溢れるタイトルを生み出してきました。最新作の発売を記念し、その歩みを振り返ってみませんか?

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◆まさかこのタイトルをヴァニラウェアが? でも、こだわりぶりを見れば納得! つい見とれてしまう『くまたんち』



「ヴァニラウェア=アクション」の印象が強い方ほど、こちらのタイトルは意外な存在だと感じるかもしれません。2008年9月25日に発売された『くまたんち』は、これまでのヴァニラウェアの路線とは、見た目もジャンルも大きく異なります。

パッケージやゲーム画面を見れば一目で分かる通り、本作のキャラクターたちは可愛らしく擬人化されており、タイトルにもなっている「くまたん」もその一人。キャラクターをデフォルメする手法はこれまでの作品にもありましたが、ポップでアニメテイストな色使いはこれまでにない印象を与えます。


ですが、キャラクターを美麗に描き、魅力溢れる動きを表現してきたヴァニラウェアの真髄は、「くまたんち」にも引き継がれています。ドットで描かれたアニメパターンは数百種類に及んでおり、力の入れようが伝わってきます。

ゲームの内容は、クマを擬人化したキャラ「くまたん」と一緒に暮らしながら、コミュニケーションを図ったり部屋をリフォームしたりと、スローライフな2週間を過ごすシミュレーションゲームです。

本作の特徴的な点は、「くまたん」はリアルタイムに活動しているという点。ゲームをプレイしていない間も「くまたん」は活動しているので、「その時間をどのように過ごしてもらうか」もゲームを進める上で重要なポイント。昨今のジャンルで説明するならば、放置系ゲームの要素と言えるかもしれません。


そして本作のもうひとつの特徴は、前述したアニメパターンの多さ。ドット絵とは思えないほど、「くまたん」の表情や仕草、動きは多彩で滑らか。その様子を眺めているだけで、時間があっという間に過ぎてしまいます。

一見した範囲ではヴァニラウェアらしさをあまり感じないかもしれませんが、職人芸とも言えるグラフィックの作り込みや、ゲームとしての面白さを提案する姿勢に触れると、「やはりヴァニラウェアだ」と実感させてくれます。


ちなみに、ドットアニメ全般を手がけたのは、ヴァニラウェアに席を置くシガタケ氏。しかも、ディレクション、キャラクターデザイン、グラフィックも兼任しており、どれだけの仕事量を抱えた作品だったのか、想像を絶するほど。ヴァニラウェアの層の厚さには、改めて驚かされます。

そんな本作の、最大の難点を挙げるとすれば──プレイ機会の少なさに尽きます。『くまたんち』はニンテンドーDSソフトですが、このオリジナル版以外でプレイできる環境は皆無。中古市場を探すしかありません。ニンテンドースイッチ向けに、是非リメイクして欲しいところです。

◆爽快アクションを突き詰めた『朧村正』! 初の和風世界も美しい・・・



ヴァニラウェアと聞いてアクションを連想する方は、『オーディンスフィア』か、こちらで紹介する『朧村正』の印象が色濃いのだと思います。しかもアクションのテンポは、『朧村正』で更に跳ね上がっており、怒濤の連撃で押し寄せる敵を次々と両断。その爽快感は、アクションRPG全般を見渡しても、指折りの部類に入る心地よさです。

戦いに使用する「太刀」と「大太刀」にはそれぞれ霊力があり、奥義の発動だけでなく、防御することでも霊力を消費。このゲージが0になると折れてしまい、一定時間使用できなくなります。


といっても、刀は同時に3つ装備でき、その場で切り替えも可能。折れることを前提にどう立ち回るか、それを見越した戦略性もアツい要素です。また、「刀が折れたら次々に持ち替え、戦い続ける」という状況そのものが痺れるシチュエーションなので、その点も含めて実に魅力的なシステムです。

アクションの手応えは「まさにヴァニラウェア」といった感触ですが、意外だったのはその世界観。これまで、西洋ファンタジー要素の強い作品が多かったのですが、本作は元禄の世が舞台。日本各地を巡り、妖怪どもと死闘を繰り広げる華麗剣戟アクションを展開します。

一転して和風の世界を描いた『朧村正』ですが、グラフィックに関するこだわりぶりは不変。主人公の「鬼助」と「百姫」の見た目はもちろん、その動きもダイナミックかつ鮮やかに描かれました。また、美しい自然や妖怪のおどろおどろしさなども存分に表現されており、見る者の目を奪う魅力は『朧村正』にも引き継がれています。


本作はWii向けにデビュー(2009年4月9日)し、約4年後の2013年3月28日にPS Vita版が登場しました。更にこのPS Vita版では、DLCとして4つの物語を展開。しかも各DLCには、それぞれオリジナルの主人公が用意され、攻撃方法も全員異なるという徹底ぶり。

DLCでも手を抜かない・・・どころか、力を入れすぎるヴァニラウェア、実にお見事です。『朧村正』を今遊ぶならば、DLCという選択肢もあるPS Vita版がベストでしょう。



最後は、シミュレーションRPGとベルトスクロールアクションを紹介!
《臥待 弦》
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