人生にゲームをプラスするメディア

揺れるオーストラリアのレーティング-暴力ゲームのインタラクティブ性を危険視

オーストラリアのゲームレーティングはまだまだ波乱を呼びそうです。

その他 全般
オーストラリアのゲームレーティングはまだまだ波乱を呼びそうです。

オーストラリアではOffice of Film and Literature Classification(OFLC)と呼ばれる機関がゲームのレーティング(年齢指定)を担当しています。最も高いものが「15歳未満販売禁止」を現す「MA15+」。つまり、18歳以上向けに相当するレーティングが存在してないのです。

南オーストラリア検事総長であるMichael Atkinson氏は18歳以上向けのレーティング導入に反対。「確かに選択の余地は少なくなるが、子供と傷つきやすい大人を守るためのものであり、私の意見では小さな犠牲を払うだけの価値はある」と現在のレーティングは妥当なものであると主張。「暴力ゲームを遊ぶことは、暴力的かつ犯罪的な振る舞いに参加すること」とゲームのインタラクティブ性を危険視したコメントを発表しています。

これに疑問を提示する動きもあります。ビクトリア州の検事総長Rob Hulls氏は「オーストラリアの大人達はR18+に指定されたアダルトオンリーのフィルムを見ることができるが、ビデオゲームに同様のものがないのは矛盾している」「現在のレーティングシステムは世界と足並みが揃っていない」と批判しています。

オーストラリアでは、先日もゾンビの群れと戦うFPS(一人称シューティング)『LEFT 4 DEAD2』を国内販売不可としたばかり。オーストラリアのゲーマーには受難の日々が続きそうです。
《水口真》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

その他 アクセスランキング

  1. 「鬼滅の刃」善逸、慈悟郎、獪岳の声優陣による“スリーショット”が大反響―仲睦まじい一枚に下野紘「こんな未来もあったのかもしれないね…」

    「鬼滅の刃」善逸、慈悟郎、獪岳の声優陣による“スリーショット”が大反響―仲睦まじい一枚に下野紘「こんな未来もあったのかもしれないね…」

  2. 夏が終わる前に遊んでおきたいテキストアドベンチャー5選!銀髪ヒロインと過ごす王道ADVやサウンドノベルの名シリーズまで

    夏が終わる前に遊んでおきたいテキストアドベンチャー5選!銀髪ヒロインと過ごす王道ADVやサウンドノベルの名シリーズまで

  3. 抽選でガンプラが当たるかも?お台場を巡ってユニコーンガンダムを完成させる「ガンダムスタンプラリー2025」が開催決定

    抽選でガンプラが当たるかも?お台場を巡ってユニコーンガンダムを完成させる「ガンダムスタンプラリー2025」が開催決定

  4. 『遊戯王 マスターデュエル』「失楽の堕天使」の転落ストーリー…神に叱られ続けたあげく堕天へ

  5. 「ちいかわ」ナガノ先生によるコラボグッズに驚き!「闇金ウシジマくん」20周年記念原画展が大阪で開催

  6. トヨタが本気で「ミライドン」を作ったら…ポケモン監修による「トヨタミライドンプロジェクト」始動

  7. 「ガンダム」大阪・関西万博の新機体「ジオング タイプMA」がお披露目!重厚感アップ、背後には4本の腕を背負う

  8. 神秘的な海のロマンあふれるおすすめゲーム5選―美しくも厳しい海中世界を大冒険しよう!

アクセスランキングをもっと見る