「宮本(茂専務=スーパーマリオシリーズ開発で知られる)と開発ラインを半分ずつ見ています。たとえばDSの『大合奏!バンドブラザーズ』というソフトでは、現場の開発者とメールなどでかなり突っ込んだやり取りを行いました」
だそうです。岩田氏は元々HAL研究所で豪腕プログラマーとして活躍していて、任天堂の多くの作品に関わってきました。特に開発が暗礁に乗り上げた『MOTHER2』の開発現場での活躍は伝説になっています。
「僕は高校時代、PCでゲームを作ってみんなに遊んでもらってたんです。みんな『岩田の作るゲームって、面白いじゃん』と喜んでくれた。自分で何かを作って人を喜ばせることが僕は好きなんですね。ゲームの開発は、こういう喜びがないと続けられません」