『俺だけレベルアップな件:KARMA(以下、俺カル)』は、ネットマーブルが手がける新作ローグライトアクションRPGです。スマホ向けの本作は、『俺だけレベルアップな件(以下、俺レべ)』をもとにしつつ、これまで詳細には描かれてこなかった「次元の狭間での27年間にわたる君主戦争」を完全オリジナルストーリーとして掘り下げます。
クォータービュー視点のハック&スラッシュ戦闘に、権能選択システムを組み合わせたローグライト要素が特徴で、原作ではサラリと描かれた主人公・「水篠旬」の孤独な戦いを、シネマティックな演出とともに体験できます。

今回、「東京ゲームショウ2026」の試遊出展に先駆け『俺カル』を30分ほど遊ぶことができました。本記事では本作ならでは魅力をお伝えします。
◆原作で描かれなかったオリジナルストーリーが展開
まずは原作『俺レベ』と、『俺カル』につながるあらすじを紹介します。舞台は異次元と現実世界をつなぐ「ゲート」が出現し、ゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒して報酬を得る「ハンター」が存在する世界です。
主人公・「水篠旬」は最下級のE級ハンターで「人類最弱兵器」と揶揄されながらも、家族のために危険なダンジョンへ潜り続けていました。しかし、ある高難易度ダンジョンで瀕死の重傷を負った彼は、謎のシステムにより「自分だけがレベルアップできる」特別な能力を手に入れ、急速に力をつけていきます。
最終的に「君主」たちとの戦いに勝利するも、多くの大切な人を失う結果となってしまった「旬」。現実を受け入れられなかった彼は、時間を巻き戻す力を持つ「輪廻の杯」を使い、ゲートが出現する前の過去へと戻ります。未来で起きる犠牲を未然に防ぐため、彼はひとりで外側の世界とは時間の流れが異なる「次元の狭間」へ足を踏み入れ、27年という長い歳月をかけて「君主」たちと激しい戦いを繰り広げることになりました。

今回試遊したストーリーでは、そんな「次元の狭間」での戦いの一端が描かれます。探索中に何者かの襲撃を受け、自身が持つ「死の力」を奪われてしまった「旬」。ただ彼の「黒い心臓」には初代・「影の君主アスボーン」から受け継いだ、もう一つの「君主の力」が宿っていました。「アスボーン」の権能によって力が流れ込んだことで、「旬」は新たな力を得ることになり、奪われた「死の力」を取り戻すため戦いを続けていきます。
そのような状況で彼の前に立ちはだかるのが、本作オリジナルの敵「変異ハンター」です。謎の力を宿した「ハンター協会会長・後藤清臣」や、なぜか「旬」に剣を向ける「向坂雫」など、『俺レべ』お馴染みのキャラクターが敵として立ちはだかり、原作を知るファンにとっても先の読めない物語が展開されます。
本作は原作でほぼ語られなかった空白の27年間を、「旬」の記憶を辿りながら描くオリジナルストーリーが特徴。既存のストーリーを追体験するのではなく、主人公の知られざる戦いを描くため、原作を知らない人でも「次元の狭間」で繰り広げられる新たな物語として入りやすい作品です。
一方でファンにとっても原作の展開をなぞるわけではないため、「この先何が起こるのか」が分からない新鮮さがあるのが魅力でしょう。試遊で遊べたストーリーはまだ序盤の範囲だったため、これから「変異ハンター」の正体や、「後藤清臣」や「向坂雫」が「旬」の前に立ちはだかる理由など、さまざまな謎がどのように明かされていくのかが気になりました。
◆武器と「権能」で拡張するバトルスタイル
本作のバトルはクォータービュー視点のローグライトアクションで、Wave制で次々と現れる敵を撃破しながら、ステージを進んでいきます。
ステージ開始前には「破滅の心臓(短剣)」「氷の結晶ガントレット」「悪魔王の長剣」「蒼天の大弓」の4種類からバトルスタイルを決定。武器ごとに攻撃方法や使い勝手が異なり、たとえば短剣なら「敵対象の影に移動して攻撃を加える」、長剣なら「素早い横振りの一撃を与える」といった固有スキルを使用できます。

武器によって立ち回りも変わるため、ステージに挑む前から自分好みの戦闘スタイルを組み立てられます。
ステージでは敵を倒すことで画面上部のゲージが上昇し、レベルアップすると3つの「権能」が提示され、その中から1つを獲得します。

権能には武器の特性を強化するものや、君主から直接「権能」を与えられるものなどがあり、なかにはスキル発動時に追加攻撃が発生するなど、戦闘に変化をもたらす効果も存在。そのためステージ開始時から完成された性能で戦うのではなく、敵を撃破してレベルを上げ、手に入れた祝福によって徐々にビルドを組み上げていくことになります。

どの権能を重ねるかによって戦い方も変化するため、プレイするたびに異なるビルドを試せるのが特徴です。
ステージ序盤は武器とシンプルなスキルを駆使して敵を倒していきますが、権能を重ねるにつれて特殊効果が増え、画面上のアクションも次第に派手になっていきます。


比較的シンプルだった戦闘がプレイを進めるほど強力かつスタイリッシュになっていく「自分自身を強化しながら、どんどん敵を圧倒できるようになる」感覚は、まさに『俺レベ』らしく「旬」の無双感をアクションとして味わえる仕上がりです。

権能の獲得時には、3つの候補のうちおすすめのものにグッドマークが表示されるため、バトルシステムに慣れていない場合でも迷いにくく、自分で効果を吟味してビルドを組み立てたい人はもちろん、細かなことを考えず派手なアクションを楽しみたい人にも遊びやすい設計でした。

ストーリー以外に「サバイバルモード」も用意されており、こちらはボスが出現するまで雑魚敵を倒し続け、権能を集めて戦力を整えたうえでボスに挑むモードです。ビルド構築に集中できるため、どのような組み合わせで敵を倒していくかを試したい人にも向いています。

さらにバトルにはフルオートモードも搭載。戦闘をオートに任せて進行できるため、オリジナルストーリーは気になるものの、普段あまりゲームを遊ばない人やアクション操作に自信がない人でもテンポよく楽しめそうです。
◆原作では描かれなかった27年間の展開に期待
今回の試遊では、原作で描かれなかった27年間の戦いを掘り下げるストーリーと、武器や「権能」によって変化していくバトルを体験できました。なかでも戦いを重ねるほど「旬」の力が増していき、圧倒的な火力で敵を蹴散らしていく爽快感は『俺レベ』らしさが感じられた要素です。
一方で、試遊範囲では「異形ハンター」の正体をはじめ、まだ多くの謎が残されています。原作では描かれなかった27年間に何があったのか。旬の前に立ちはだかる「後藤清臣」や「向坂雫」にはどのような事情があるのか。知らなかった物語を描く作品だからこそ、今後のストーリー展開に期待したくなる一作でした。
『俺だけレベルアップな件:KARMA』は基本無料のアプリ内課金制で、スマホ(iOS/Android)向けに配信予定です。
また、9月17日から21日まで幕張メッセにて開催の『東京ゲームショウ2026』では、本作の試遊も体験できます。
詳細は公式サイトをご確認ください。
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