◆難易度低めなS・RPG

「ストーリー重視のS・RPG」が謳い文句の本作は、ストーリーを読み進めながらバトルを繰り返してユニットを強化していくタイプのゲームです。難易度は低め。少なくとも第2章までの展開では苦戦するような場面はありません。選択肢を選びながら物語を楽しみ、夜にはバーチャル特撮ヒーローショーをしてファンを増やすといった流れです。
総プレイ時間は、プロモーションビデオで言及されている限りは約40時間。ただし体験版をプレイしたところ、プロローグ+2章分で9時間近くかかりましたから、じっくりプレイすればもっと楽しめるのではないでしょうか。なお第7章まで存在するのは強化画面を見る限り確定しています。(第7章で解放される要素があります)
バトルは斜め見下ろし型の3D仕様。スキル(技)を選ぶと移動が必要なスキルは移動してから攻撃。スキルごとクールタイムが設定されており、クールタイムが終了すると次の行動が取れるようになります。もちろん移動のみのコマンドや、体力回復のコマンドもあります。


バトルが終了するとリザルト画面に。そこで得た「チーム経験(値)」を振り分けて各キャラのレベルを上げるとスキル用のポイントがもらえます。そのポイントを消費することで各スキルをパワーアップさせたり更なる技に変化させたりして各キャラを強化していきます。
※「チーム経験」は全キャラ共通の経験値となり、獲得したその値を仲良く分け合って各キャラのレベルを上げることになります。
ありがたいのはスキルの振り直しがいつでも可能なこと。スキルの中には途中で異なる技に分岐し、一度選んだ新技以外は強化できなくなってしまうのですが、振り直しが可能であるため、スキルツリーをまっさらな状態に戻して試行錯誤することができます。


その他の要素としては、第2章から解禁される好感度システムなども。こちらは選択肢によって黒いハート、ハート2個、ハート3個で評価されるもので、各ヒロインとのサブクエストの解放のみならず、獲得経験値の上昇などバトルや育成面での恩恵も得られます。
またSNSでの宣伝活動でファンを増やしたり、バトル前には機嫌を損ねたメンバーのメンタルケアをしてバトルでのパフォーマンスを低下させないようにしたりするなど、場面は限られるものの、ストーリーの選択肢以外でも触れられる箇所が用意されています。










体験版では翻訳の表記ゆれがあったり日本語がたどたどしかったりした本作ですが、それでも前後の文章などで理解でき、シリアスな展開では引き込まれる場面もありました。新しいキャラクターもまだまだ登場しますし、なにより巨大企業「INFI-X」の暗躍も気になるところ。第2章の光希のエピソードも良かったので、気になるかたはぜひプレイしてみてはいかがでしょうか。
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