■「柱稽古編」の表情変化も多種多彩

3Dモデルでも漫画的な表現をしっかりとこなし、等身大でも豊かな表情変化を描写する『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』。今回は「遊郭編」「刀鍛冶の里編」の印象的なシーンを抜粋してお届けしましたが、もちろん「柱稽古編」にも記憶に残るビジュアルが多数あります。

太陽の下を歩けるようになった禰豆子に対し、限界を超えて喜びを表現する善逸。結婚したら毎日寿司とうなぎを食べさせてあげる宣誓も、原作通りです。






また、痣の発現について訊ねられた蜜璃は、「ぐあああ~ってきました!」「グッてしてぐあーって」「耳もキーンてして」「メキメキメキイって!!」と、原作でもお馴染みの甘露寺節を炸裂。直後の「穴があったら入りたいです」や、「伊黒小芭内」の頭を抱えるシーンもしっかりあります。


そんな小芭内も、隊員たちを磔にし、訓練に用いるという驚きの手段を講じました。あまりにもな光景だったため、「この…括られている人たちは何か罪を犯しましたか?」と炭治郎が訊ねてしまうほどです。


この質問に対すして小芭内は、「弱い罪、覚えない罪、手間を取らせる罪、イラつかせる罪という所だ」と、怒りを隠すこともなく明示。さすがの炭治郎も(もうえらいこっちゃ…)と胸中でつぶやくほかありません。
3Dモデルで表情変化を豊かにするほど、描画や調整の作業は大きく増していくことでしょう。その中で、原作の持ち味を極力活かせるように取り組んだ姿勢が、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』から窺えます。興味が向いた暁には、プレイして再現度の高さを直接お確かめください。
※禰豆子の「禰」は、「ネ」+「爾」が正しい表記となります。