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後継機が登場すると“前世代機”はどうなる? ゲームファンのとある一例

次世代機が手に入ると。前世代機はどうなるのか。いちゲームファンがどんな理由で使い続けるのか、その一例をお届けします。

ゲーム 特集
後継機が登場すると“前世代機”はどうなる? ゲームファンのとある一例
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■「Wii」は、ゲームキューブソフトがあるから手放せない

我が家でWii Uが現役なのは、互換機能によりWiiソフトが遊べるから、という一面もあります。いずれもクリア済みですが、『斬撃のレギンレイヴ』、『パンドラの塔 君のもとへ帰るまで』、『罪と罰 宇宙の後継者』などが移植やリマスター化されない限り、Wii Uのプレイ環境を手放すのは難しいところです。

一方で、Wii自体はさほど役目がありません。バーチャルコンソールも含めてWii Uに「おひっこし」が済んでいますし、Wiiソフトを遊ぶ環境としてはWii Uだけで事足ります。

そのため、Wii Uのように即起動できる状態ではなく、今は箱に戻して眠っている状態です。スイッチ2から数えて3世代前の据え置き機ともなると、出番が減るのも止むを得ません。

しかし無用かと言われれば、答えは明らかに「No」です。未だ他機種展開のない『ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡』や、オフラインでも楽しい『ファンタシースターオンライン エピソード1&2plus』を遊べる貴重なゲーム機なので、まだまだ処分はできません。

また、予約特典だった『ゼルダの伝説 時のオカリナGC』も持っているので、Wiiの存在はやはり重要です。もちろん、こうしたタイトルはゲームキューブでも遊べるのですが、Wii本体はスリムなので場所を取りにくいため、遊ぶ際に設置するならこちらに軍配が上がります。

個人的な意見ですが、後方互換機能の有無が稼働や保管を左右する大きなカギとなります。では、互換機能がないと用済みになるのか。その点についても、一例を挙げてみます。

■PS4ソフトはPS5で遊ぶものの、専用機として活躍中の「PS4」

大きな活躍を果たした前世代機といえば、PS4を思い出す人も多いはず。家庭用ゲーム機としては高性能路線を目指しつつも、価格改定で手も出しやすく、世界的に広まった名機のひとつと言えます。

しかしPS4は、直接的な互換機能を持ちません。オンラインサービスで過去のゲームを遊べますが、サブスクリプションによるサービスなので意味合いが少々変わります。またPS4ソフトはPS5で遊べるため、現状では「PS4だからこそ」という特徴がやや弱い印象です。

実際、筆者もPS4ソフトのほとんどをPS5で遊んでいます。普通のPS4ソフトを遊ぶためにPS4を起動させる機会はめっきり減りましたが、普通のソフトではなく「PSVR」専用機として活躍中です。

PS4ソフトはそのままPS5で遊べますが、PSVRソフトをPSVR2で遊ぶことはできません。PSVR自体はPS5に接続可能ですが、接続するコードや機器が多いため、通常のゲームプレイと平行して使うのは少々煩雑です。

普通のソフトはPS5に任せられるため、PS4はPSVRをセットした状態で設置し、専用機としていつでも遊びやすい環境として構築しました。VR体験の質はPSVR2や他のVR機器と比べると劣りますが、PSVRでしか体験できないゲームも少なくないため、専用機として確保できるのは助かります。

『サマーレッスン』シリーズは当時衝撃を受けましたし、『V!勇者のくせになまいきだR』に登場する「ムスメ」はVRゲームでも指折りの可愛さ。『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』自体は他機種でも遊べますが、VRモードはPSVRだけの特権です。

そして、名作『Bloodborne』を手がけたSIE JAPANスタジオ&フロム・ソフトウェアと同じ開発体制で作られた『Deracine(デラシネ)』も、PSVRでしか遊べません。この作品がPSVRでしか遊べないのは、機会損失も甚だしい……!

正直な話をすると、こうした作品がPSVR2でも遊べるようになれば、PS4(とPSVR)を箱に収めると思います。しかしPSVR2への対応はなさそうなので、このままPSVRで遊び続けることでしょう。



《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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