■「バーチャルゲームカード」でダウンロードゲームの貸し出しも可能に
懐かしいゲームスタイルといえば、お気に入りのゲームを広めるため友達に貸し出して、その話題で盛り上がる……という楽しみを味わった人も多いはず。
最近はダウンロードによる購入比率が高まっており、手軽に購入できるようになった反面、ダウンロードソフトなので友達に貸し出すことはできません。そのゲームを友だちに遊んで欲しくても、良さをプレゼンして買ってもらうのが関の山です。

しかし、そうした状況も近いうちに大きく変化します。スイッチおよびスイッチ2のダウンロードソフトを「バーチャルゲームカード」とし、新たに運用できるシステムを任天堂が提供します。
「バーチャルゲームカード」は、デジタル上でゲームカードのように扱えるシステムのことで、例えば本体を2台持っているユーザーなら、「バーチャルゲームカード」を移動させて任意の本体で遊ぶことが可能です。一度セットすれば、インターネットに接続する必要はないので、気軽に扱えるというメリットがあります。
また、ファミリーグループのメンバーに「バーチャルゲームカード」を貸し出すことができます。ひとつのアカウントに対して1本まで、最大3人までといった制限はありますが、ダウンロードソフトを貸し出せるのは大きな利点です。

貸し出すためには同じファミリーグループに加入していなければなりませんが、かつて行っていた「今度あのゲームを貸すから、遊んでよ」というスタイルを、「バーチャルゲームカード」がもう一度蘇らせてくれることでしょう。
昭和・平成の時代にゲームを貸し出した時は、返却されないまま縁遠くなってしまう悲しい事例もありましたが、「バーチャルゲームカード」の貸し出し期間は14日間と定められており、期間を過ぎると自動的に返却されます。「借りパク」の悲劇は繰り返されませんので、どうかご安心ください。
ちなみに、借りていた間に遊んだゲームデータは、「バーチャルゲームカード」返却後にも残ります。引き続きプレイする際には、そのゲームデータから続行できるので、借りる側も慌てる必要はありません。
仕事や学業で忙しくなると、友だちに直接会うのもなかなか難しくなります。しかしスイッチ2があれば、「みんなで集まって遊ぶ」や「お勧めゲームを貸して遊んでもらう」といった当時のプレイスタイルを、移動の手間を省略して味わうことができます。
ひとりの時間はソロプレイで深く楽しみ、時間が合えばスイッチ2を通してみんなで遊ぶ。そんな懐かしいプレイスタイルを、最新の環境で再度体験してみるのも一興ですよ。
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