HoYoverseは、PS5/スマホ/PC(Epic Store)向け都市ファンタジーアクションRPG『ゼンレスゾーンゼロ』のデザイナー対談動画を公開し、大型アップデートVer.2.0以降の方向性ついて説明しました。
本作は、『原神』や『崩壊:スターレイル』などで知られるHoYoverseのアクションゲーム。周囲一帯を危険地帯に変える超自然災害「ホロウ」に見舞われる世界で、プレイヤーはホロウからの離脱をガイドする専門家「プロキシ」となり、個性豊かなエージェントたちと共にホロウを巡る様々な依頼をこなしていきます。
7月4日に配信1周年を迎える本作では、近々メジャーアップデートVer.2.0の実施を予定しており、ゲーム体験も次のステップ(動画内では「シーズン2」と呼称)に進むとのこと。そこで繰り広げられるストーリーの概要やシステム面の改善内容などが紹介されました。
◆中国風の新エリア「衛非地区」がメイン舞台
シーズン2のメイン舞台は、中国風の雰囲気を持つ独特なエリア「衛非地区(えいひちく)」です。エーテル侵食耐性を持つ希少素材「輝磁(こうじ)」の産地であり、その採掘と加工が主要産業。これが生み出す莫大な利益を巡り、様々な勢力が入り乱れています。
衛非地区でのストーリーを通し、サクリファイスとブリンガー事件の背後にいる「サラ」の計画や、謎の組織「讃頌会」の陰謀、旧都陥落の真相、主人公たちパエトーン兄妹の秘密など、これまでの数々の伏線が明かされるといいます。



シーズン2のキーパーソンとして、新キャラクター「儀玄(イーシェン)」が公開されました。黄色のマントを纏った道士で、「雲嶽山(うんがくさん)」の宗主です。ストーリーが進むにつれ、主人公たちは儀玄の過去を知ると共に、雲嶽山に弟子入りしてホロウ探索が可能になる「術法」を授かるといいます。
また、シーズン2では「オボルス小隊」や、アイドル陣営「妄想エンジェル」も登場するとのこと。各陣営のさらなる情報は、4月13日に公開予定の「シーズン2先行PV」にて紹介されます。




◆シーズン2に伴うシステム面のアップデート
衛非地区の登場にあわせて、エリア間の移動がより効率的でスムーズになります。例えばエリア切り替え時のロード時間を減らしたり、ビデオ屋(H.D.D)を経由することなく直接任務に行けたりなどです。
ナビ機能も再設計され、目立つところではエリア選択画面がスライドからマップ式に変更。UIにはミニマップやナビ、案内機能が追加され、目的地をより素早く選択できます。
また、独立した存在だった「特別劇場」と「パエトーンの軌跡」が統合。各エージェントとメインストーリーとの関わりを掘り下げていき、より没入感のある体験を目指すとのことです。

さらにイベント面では、「マルセルの大冒険」や「ボンプVSエーテリアス」をより一層楽しめるものにしたり、巨大なボンプを操って戦う新イベントの開催などを予定。エージェントと火鍋屋や映画館でのんびり過ごすなど、都市での生活を楽しめるカジュアルなイベントも計画されています。

◆バトルにも調整あり!サポーターのテコ入れや、初期キャラクターの強化を検討
バトル面では、現状はアタッカー以外の存在感がやや薄いと前置きし、アタッカー以外のパフォーマンスを向上させていく方向性だと説明しました。例えば控えに切り替わった後も、フィールドに残って操作を妨げることなく何らかの効果を発揮し続けるといった感じです。
昨今に実装された「トリガー」や「アストラ」が同様の性能をしているので、アタッカー以外のキャラクターはそういった戦闘スタイルが主流になっていくようです。
また、初期に登場したキャラクターたちの強化を検討しており、単純なダメージ増加だけではなく、それぞれの個性を維持しつつ適切に強化していくとのこと。今後登場する他キャラクターとの組み合わせも考慮しつつ、例えば一部スキルまたは効果に対し、拡張ないし変更を行う予定だといいます。

キャラクターの調整以外にも、敵との攻防仕様が追加予定です。特定の技には特定の対処法が必要となり、例えば味方同士の連携が求められるそうです。
『ゼンレスゾーンゼロ』はPS5/スマホ/PC(Epic Store)向けに基本プレイ無料のアイテム課金制で配信中です。さまざまな情報が語られたシーズン2については、ひとまず4月13日に公開予定の「シーズン2先行PV」を待ちましょう。
また、本作ではXbox版のリリースも決定しており、詳細をお届けする「ゼンレスゾーンゼロ:Xboxスポットライト」が4月12日2時より公式YouTubeで配信予定です。気になる方はこちらもお見逃しなく。
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