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“過去の記憶”を体験して失踪事件の謎を解くサイコスリラー『Recall: Empty Wishes』試遊レポ―丁寧で遊びやすい作りは謎多き物語に集中しやすい【TGS2023】

複雑に折り重なる過去の記憶の世界を繋ぐのは、姉弟の思い出の“おもちゃの受話器”。

ゲーム プレイレポート
“過去の記憶”を体験して失踪事件の謎を解くサイコスリラー『Recall: Empty Wishes』試遊レポ―丁寧で遊びやすい作りは謎多き物語に集中しやすい【TGS2023】
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  • “過去の記憶”を体験して失踪事件の謎を解くサイコスリラー『Recall: Empty Wishes』試遊レポ―丁寧で遊びやすい作りは謎多き物語に集中しやすい【TGS2023】
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「東京ゲームショウ2023」のインディーゲームブースでは、台湾のゲーム開発スタジオPuff Hook Studioが、サイコスリラーアドベンチャー『Recall: Empty Wishes』が試遊展示されていました。

本作は、2010年代の台湾を舞台にしたストーリー主導のサイコスリラー作品。物語の主役は子晴(ズチン)と、謎を残して突然失踪してしまった弟・子維(ズウェイ)。ズチンは弟を探しており、ある日思い出の“おもちゃの受話器”によって、弟と関わりのあった人の過去の記憶に入れる不思議な世界へと導かれます。

プレイヤーはズチンと友人・睿萱(ルェイシェン)を操作し、人々の記憶を追いながら弟が失踪したその理由を見つけ出していきます。ゲームは2D横スクロールタイプのアドベンチャーで、さまざまな人との会話や謎解き、アイテム集めを行いながら物語を進めて行く方式。プレイヤーの好きな順番で話を進行可能で、選択によって展開やエンディングも異なっていくようです。

本稿では、期待の『Recall: Empty Wishes』の試遊レポートをお届けしていきます。今回の試遊では、体験版同様に序盤のストーリーの一部を体験できました。

物語は謎の儀式から始まる

ゲームは「誰かが吊るされている“儀式”のようなモノ」に関わるシーンから始まります。ここでは少女を操作しながら神像を見つけ、儀式の祭壇に加える必要があるようです。ゲーム内では怪しいところには虫眼鏡マークが表示され、調べることができます。無事に(?)神像を捧げると電話の音が鳴り、“赤い受話器”からなんらかの望みを尋ねる声が聞こえてきます。

そして、気がつけば場面が切り替わりズチンの部屋の中へ。母からズウェンの誕生日ケーキをリビングに持っていくよう頼まれ、ズチンを操作して家の中を探索し、ケーキや誕生日プレゼントを用意して誕生日パーティがスタート。パーティには、先程の儀式時に操作していた少女・ルェイシェンの姿もありました。

しかし、パーティーの最中に“青い受話器”で願いを告げていたズウェンは、3つ目の願いを言おうとした瞬間、煙のように消えてしまいます。そして再び場面は転換、ルェイシェンが誰もいないリビングにひとり残されています。

こうしてズチンやルェイシェンを操作しながら物語は進行し、気がつけば2人は「空虚な希望の回廊」と呼ばれる世界へ。この世界でさまざまなキャラクターの「過去の記憶」を体感しながら、謎が多すぎる失踪事件の答えを見つけ出していくようです。

丁寧な導線で遊びやすくストーリーに集中できる

試遊(体験版)は、とあるキャラクターの「過去の記憶」のひとつを終わらせた場面で終了します。なぜズウェンが失踪したのか、ズチンたちが迷い込んだ世界は何なのか、そもそもルェイシェンが最初に行っていた儀式はなんなのか……謎や疑問があまりにも多く残されています。

探索などの操作はわかりやすく、マップやシステムなど全体的に丁寧な作りになっています。プレイして感じるのは、アドベンチャーゲームとして「プレイヤーが次に何をすればいいのか」という情報を得る導線がしっかりしている点。そのため、物語や謎解きを純粋に楽しめる構成になっている印象です。

ただ、人間関係や用語など、どうしても少々複雑なゲームのため、導入部では少し混乱するかもしれません。試遊や体験版で遊べる範囲では、まだまだ事件は謎だらけなので、今後のリリースで新たな展開を読むのが楽しみな一本です。

ブースでは、Puff Hook Studioの方とお話することもできました。本作は台湾で大学の卒業制作として3年前から開発をスタート。2010年代の台湾の学生文化を中心にストーリーに組み込みながら『Recall: Empty Wishes』の世界を作り込んでいるということでした。

「願いは決して叶わないと分かってても 歩み続けるの?」……キャッチフレーズがとても印象的です。

『Recall: Empty Wishes』は、PC(Steam)向けに配信予定。現在Steamストアページでは体験版も配信中です。


《Mr.Katoh》
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