人生にゲームをプラスするメディア

Unity、物議を醸した「Unity Runtime Fee」について謝罪、一部ポリシー撤回へ

「Unity Personal」「Unity Plus」プランは引き続き無料に。

ゲーム ビジネス
Unity、物議を醸した「Unity Runtime Fee」について謝罪、一部ポリシー撤回へ
  • Unity、物議を醸した「Unity Runtime Fee」について謝罪、一部ポリシー撤回へ
  • Unity、物議を醸した「Unity Runtime Fee」について謝罪、一部ポリシー撤回へ

先日、ポリシー見直しが発表されていた「Unity Runtime Fee」ですが、Unityエンジンとエディターチームを率いるMarc Whitten氏が、新たな料金ポリシーを明らかにしました。

波紋を呼んだポリシーの変更を発表

Unity Technologiesは2024年1月1日より、ゲームエンジン「Unity」にゲームのインストール数を基準とする利用料「Unity Runtime Fee」を導入することを突如発表。多くのデベロッパーから反発を受けました。





それに対しMarc Whitten氏は、「Unity Runtime Fee」の導入を発表する前に多くの人々と話し合い、フィードバックを反映すべきだったと謝罪。さまざまな懸念を受け、先日発表したポリシーを変更する予定であるとしました。

「Unity Personal」「Unity Plus」プランは引き続き無料

具体的には、「Unity Personal」「Unity Plus」プランは引き続き無料とし、これらで構築されたゲームにはインストール数により課金されるランタイム料金はかからないとしています。

ランタイム料金が適用される「Unity Pro」「Unity Enterprise」プランについても変更が加えられるとし、ランタイム料金ポリシーは、2024年以降にリリースされるUnityの次のLTSバージョンからのみ適用されるとのこと。現在出荷されているゲームや現在取り組んでいるプロジェクトに関しては、新しいバージョンのUnityにアップグレードしない限り対象にならないとしています。また料金は、12ヶ月間のゲーム総収益が100万USドルと初回エンゲージメント100万の2つのしきい値を超えた場合にのみ適用。12か月間の収益が100万USドル未満のゲームは料金の対象にはならないとしています。また、Unityのスプラッシュスクリーンを使用する要件を削除するとしています。

なお、ランタイム料金の対象となるゲームについては、月間総収益2.5%か毎月の新規ユーザーの数に基づいて計算された低い方の金額を選択可能。数値に関しては、入手可能なデータから自己報告されたものとしています。

9月23日5時より、Jason Weimannが詳細や質問に回答するライブチャットが開催されるとのことです。また、発表の中で「Unity Personal」について騒動以前からの制限の一部緩和撤廃にも触れられており、騒動が引き起こした止まらぬ「Unity離れ」の流れに歯止めをかけたい意図がうかがえます。






《H.Laameche》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. あるハードオフが買い取った「特別なニンテンドーDSi LL」に反響―実は東日本大震災で活躍した“歴史的”な品だった

    あるハードオフが買い取った「特別なニンテンドーDSi LL」に反響―実は東日本大震災で活躍した“歴史的”な品だった

  2. 『ポケモンレジェンズZ-A』ではミアレシティを去ることができる―再三の引き留めを断った先に待つものとは…?

    『ポケモンレジェンズZ-A』ではミアレシティを去ることができる―再三の引き留めを断った先に待つものとは…?

  3. 『ポケモンレジェンズZ-A』の御三家選び、実は“4匹目のポケモン”も選択可能―ただしメチャクチャ怒られる

    『ポケモンレジェンズZ-A』の御三家選び、実は“4匹目のポケモン”も選択可能―ただしメチャクチャ怒られる

  4. 『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』1,999円に『龍が如く8外伝』2,999円、『モンハンワイルズ』は2,728円! ゲオ店舗とストアのゲームセールが10月18日にスタート

  5. ヒノアラシがいない!新作『ポケモンレジェンズ Z-A』の御三家にファンから注目ーチコリータ、ワニノコの並びにいないワケ…そして囁かれる「真の不遇」

  6. 「あおぎり高校」に、Crazy Raccoon所属の人気VTuberまで!水もしたたる痛車まとめ【第九回 天下無双 東西最強痛車決戦 フォトレポ】

  7. 『ポケモンレジェンズZ-A』の施設「ミアレ美術館」が注目集める―ウォロやノボリのその後など、前作「ヒスイ地方」の小ネタが盛りだくさん

  8. 『FGO』★5エリちゃん、ついに参戦!配布の「★4 終わりのエリザベート」も含めた2騎の新規サーヴァント発表

  9. 『ウマ娘』『プロセカ』ライブでのフラワースタンド設置に不備…担当会社が「事前準備不足」が原因と謝罪、全額返金へ

  10. 『崩壊:スターレイル』新キャラ「ダリア(コンスタンス)」発表!アナイアレイトギャングがまさかの復活&プレイアブルに

アクセスランキングをもっと見る