人生にゲームをプラスするメディア

『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!

DSと3DSで活躍し続けたダンジョンRPGシリーズが、スイッチとSteamで復活。この展開に喜ぶ、ファンたちの理由や背景に迫ります。

ゲーム 特集
『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!
  • 『世界樹の迷宮 HDリマスター』がなぜこれほど話題なのか?「単なる新作発表」ではない、嬉しい展開と期待に“ファンにっこり”!

ダンジョンRPGに「手書きマッピング」を取り入れ、確固たる地位と人気を築いた『世界樹の迷宮』シリーズ。当初は、「手間が増えるシステムを、多くのユーザーが支持するのか」と訝しむ声もありましたが、蓋を開けてみれば1作目から売り切れるほど好調な出足を見せ、DSと3DSを代表するRPGシリーズのひとつとなりました。

記念すべき1作目が出たのは、2007年1月。それからいくつものシリーズ作が生み出されましたが、令和に入って以降は新たな動きがなく、沈黙の時間が続きます。

ですが2023年2月9日に、シリーズ初期の3作をリマスター化する『世界樹の迷宮I・II・III HDリマスター』を発表。ニンテンドースイッチとSteamに向け、2023年6月1日に発売されます。

この電撃的な発表に喜ぶファンが続出。一時期は、Twitterのトレンドに「世界樹の迷宮」が入るほど、その名が喜びと共に駆け巡りました。

ですが、『世界樹の迷宮』ファンが喜んだのは、『世界樹の迷宮I・II・III HDリマスター』そのものが嬉しかっただけではありません。ファンが喜ぶ理由はほかにいくつもあり、また新たな期待に胸を膨らませる人も多数いました。

『世界樹の迷宮I・II・III HDリマスター』をきっかけに、果たしてどんな理由でファンが沸いたのか。今回は、その背景へと迫ります。

■新展開を諦めていた『世界樹の迷宮』ファンも

『世界樹の迷宮』シリーズは、今も語られるほど人気のある作品です。しかし、シリーズ作品自体は、2018年8月に発売された『世界樹の迷宮X』が区切りとなり、以来ずっとゲームとしての展開は途絶えたままでした。

『世界樹の迷宮X』は、“3DSで最後の世界樹作品”として登場。そのため、3DS向けの新展開がないのは当然の話です。しかし、3DS以外で新たな作品が登場する気配もなく、ファンの間でも待ち遠しさを募らせる側と、もう新作は出ないのかも……と諦める気持ちを持ち始めた側に分かれます。

諦めに至るにも理由があり、それは『世界樹の迷宮』シリーズが持つ特徴が関係します。本シリーズの大きな魅力のひとつ「手書きできるマッピング」は、ニンテンドーDSや3DSのタッチスクリーン/パネルを前提としたデザインでした。

探索の模様や敵との戦いを上画面に表示し、現在位置や周辺の環境を書き込めるマップを下画面に表示。2画面構成を活かした表現と遊び方が、『世界樹の迷宮』シリーズの面白さに直結する要素でした。

その魅力が輝かしい一方で、「その2画面構成が、移植などを阻んでいるのでは?」と捉える意見もあります。その真偽こそ不明ですが、結果的にはDSと3DS以外──つまり、単一画面のゲーム機──には、シリーズ作は一切登場していません。

手書きマッピングの存在は、シリーズファンにとっても欠かせない重要な要素。それを受け継ぐのが難しいならば、シリーズの新展開がないのもやむを得ない……そんな風に考えるのも、また無理のない話でしょう。

シリーズファンの間に、そんな諦観も一部に漂っていたこの令和に、『世界樹の迷宮I・II・III HDリマスター』の発表が訪れたため、諦めからの反動も加わり、歓喜がより一層大きくなった次第です。



《臥待 弦》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. 突如現れたフリゲ『のびハザ』作者Xアカウント、なりすましだった―にじさんじ所属ライバーへの権利侵害が示談成立【週間ニュースランキング】

    突如現れたフリゲ『のびハザ』作者Xアカウント、なりすましだった―にじさんじ所属ライバーへの権利侵害が示談成立【週間ニュースランキング】

  2. キーワードは「アニメ風」「王道ファンタジー」「ソロプレイメイン」!期待のアクションRPG『リミットゼロ ブレイカーズ』試遊レポ&インタビュー

    キーワードは「アニメ風」「王道ファンタジー」「ソロプレイメイン」!期待のアクションRPG『リミットゼロ ブレイカーズ』試遊レポ&インタビュー

  3. 「ヘスティア」「リュー」にこんな格好させて大丈夫なんですか!?『アズレン』×「ダンまち」コラボ決定―着せ替え衣装がギリギリを攻める

    「ヘスティア」「リュー」にこんな格好させて大丈夫なんですか!?『アズレン』×「ダンまち」コラボ決定―着せ替え衣装がギリギリを攻める

  4. 家畜に神はいないッ!身分の格差を描く『FFT』の名台詞が忘れられない─「恨むなら自分か神様にしてくれ」「オレは持たざる者なんだ」など、令和になっても色褪せずに

  5. Xに現れた『のびハザ』作者、なりすましだったことを告白―「いっそ僕がaaa氏になって新作を皆さんに披露したいと思ったんです」

  6. 「PTA(パンツ・たくさん・あつめよう)システム」も搭載―『バニーガーデン』のスピンオフACT『へべれけ ばにーがーでん』10月9日発売

  7. 『ポケポケ』パック砂時計などの「プレゼントコード」が、イオンモールで配布!10月4~5日開催で、なくなり次第終了

  8. 「スイッチ2」マイニンテンドーストア第1回招待販売の結果が発表!該当者は10月15日までの購入を忘れずに

  9. 『鳴潮』が挑む運営型ゲームの進化と差別化―コミュニティが牽引する“成長”とは【コラム】

  10. 『ファイナルファンタジータクティクス 』は21世紀の混沌を預言していた!? 令和に遊ぶからこそ刺さる「真面目に働いていれば」のナンセンス

アクセスランキングをもっと見る