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『遊戯王』エラッタを受けたはずが禁止カードに!『王宮の勅命』はなぜ二度死んだのか

デュエリストたちに波紋を呼んだリミットレギュレーション変更。とくに注目を集めたのは…。

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『遊戯王』エラッタを受けたはずが禁止カードに!『王宮の勅命』はなぜ二度死んだのか
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いくつもの強力カードが生み出され、制限を受けてきた『遊戯王OCG』。今年4月から適用される制限改定では、罠カード「王宮の勅命」が「禁止カード」となることが決定しました。このカードがたどってきた波乱万丈な運命を振り返ってみましょう。

22年前から危険視されていたカード

「王宮の勅命」の禁止カード化が話題を集めたのは、これまで行われてきた調整の歴史が大きな原因。カードの効果が“強すぎる”として、すでに一度テキストの変更(エラッタ)を受けていたのです。

そもそも「王宮の勅命」が初登場したのは、2000年のこと。「人造人間-サイコ・ショッカー」「バスター・ブレイダー」などと同じ、「Curse of Anubis-アヌビスの呪い-」というパックに収録されていました。

当時の「王宮の勅命」は、「このカードがフィールド上に存在する限り、フィールド上の魔法カードの効果を無効にする。このカードのコントローラーは自分のスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。または、700LP払わずにこのカードを破壊する」というもの。現在とは違い、自分の選択によって自壊させられる仕様です。

恐ろしいのは、相手ターンに効果を発動し、次の自分スタンバイフェイズに自壊させられる点。相手にのみ魔法カードを使わせず、自分は自由に使えるという壊れっぷりです。ちなみに自壊させるかどうか選択するのもスタンバイフェイズ時なので、ドローで使いたい魔法カードを引ければ自壊、引けなければ維持するという戦略も可能。

2004年には初代「禁止カード」の一員に決定し、それ以降は10年以上もの間、封印され続けることに。その後、2017年にカードテキストが弱体化されました。現行の「王宮の勅命」は、自壊を選択できず、自分も魔法カードを使えないリスクが付与されています。


《サワディ大塚》
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