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任天堂が2020年3月期 第3四半期決算を公開─中国にも広がったスイッチ、1,700万台を販売!『ポケモン ソード・シールド』は1,600万本超え

ルイージマンション3』と『スーパーマリオメーカー 2』も500万本を超える健闘ぶりを見せ、任天堂の自社タイトルは、当期だけで16本がミリオンセラーを達成しました。

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任天堂が2020年3月期 第3四半期決算を公開─中国にも広がったスイッチ、1,700万台を販売!『ポケモン ソード・シールド』は1,600万本超え
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任天堂は、2020年3月期 第3四半期 決算を発表しました。

同社の2020年3月期 第3四半期 連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)は、売上高1兆226億円(前年同期比 2.5%増)、営業利益2,629億円(同期比 19.5%増)、経常利益2,738億円(同期比 14%増)、純利益1,963億円(同期比 16.4%増)となりました。いずれも前年同期よりも伸びを見せ、好調な展開を見せています。

当期は、従来の「ニンテンドースイッチ」に加え、携帯に特化した「ニンテンドースイッチ ライト」の販売がスタート。どちらも人気を博し、前年同期を上回る好調ぶりに貢献しました。ユーザーの選択肢が増えたことで、新たなユーザー層の獲得や、2台目の購入などに繋がり、存在感を増したものと思われます。

また、テンセント社を通じて、中国に向けたニンテンドースイッチの販売も開始。これらの影響を受けた結果、ニンテンドースイッチファミリーの販売台数は1,774万台を記録。前年同期の1,449万台と比べ、300万台を超える上乗せとなりました。

ニンテンドースイッチのソフトウェアについては、『ポケットモンスター ソード・シールド』が1,606万本を販売。本作の発売日は、2019年11月15日。2ヶ月に満たない期間で、驚くべき数字を記録しました。

当期に発売されたタイトルでは、『ルイージマンション3』と『スーパーマリオメーカー 2』が500万本を突破したほか、『ゼルダの伝説 夢を見る島』が400万本、『ファイアーエムブレム 風花雪月』が250万本、『リングフィット アドベンチャー』が200万本、『アストラルチェイン』と『MARVEL ULTIMATE ALLIANCE 3: The Black Order』が100万本を超えており、ソフト方面でも強い勢いを見せています。

更に、前期以前に発売されたタイトルの中には、当期だけで100万本を超えた作品もあり(『マリオカート8 デラックス』627万本など)、任天堂の自社タイトルは計16本、ミリオンセラーを記録しました。また、ソフトウェアの販売本数は、1億2,313万本(同期比 30.1%増)となっています。

デジタルビジネスならびにモバイルビジネスも、それぞれ順調な展開を見せており、デジタル売上高は1,249億円(同期比 48.3%増)、モバイル・IP関連収入等の売上高は369億円(同期比 10.6%増)と、こちらも上向きに伸びています。

ニンテンドー3DSについては、ハードウェア販売台数は62万台(同期比 73%減)、ソフトウェア販売本数は410万本(同期比 63%減)と、今回も減少の一途を辿りました。

3DS関連こそ落ち込んでいますが、ニンテンドースイッチを軸に大きな躍進を見せている任天堂。現在の業績動向を踏まえ、2020年3月期通期の連結業績予想の修正も発表しています。

売上高のみ据え置きですが、営業利益を3,000億円(増減率 15.4%増)、経常利益も3,000億円(増減率 15.4%増)、最終利益を2,100億円(増減率 16.7%増)に上方修正。直近では、『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』や『あつまれ どうぶつの森』の発売が控えているため、最終的にどこまで数字が伸びるのか、大きな関心が寄せられることでしょう。

■任天堂 2020年3月期 第3四半期決算短信(pdf)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200130.pdf

■任天堂 通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ(pdf)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200130_2.pdf

■任天堂 決算参考資料(pdf)
https://www.nintendo.co.jp/ir/pdf/2020/200130_3.pdf
《臥待 弦》
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