人生にゲームをプラスするメディア

スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】

アルファベットパズルの面白さを味わいながら、世界を冒険しませんか?

任天堂 Nintendo Switch
スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】
  • スリリングで悲壮感漂う『ワードマン』の世界で、一緒に英語感覚を磨いてみませんか?【プレイレポート】

ニンテンドースイッチでセール中の『ワードマン』。シンプルなタイトルに、若干暗めな画面作りの本作は、アルファベットを用いたパズルアドベンチャーです。

無力な主人公が恐ろしい敵に追われるという、絶望的な空気感も漂う本作。そのアルファベットパズルの面白さと、そこから生まれるアハ体験の魅力をお伝えしていきます。

PS3の名作『rain』を思わせる、悲壮の中で希望を見出す旅


本作は人物やモンスターたち、その他様々なギミックがアルファベットで作られています。主人公は、ある廃墟の中に捨てられたアルファベットが集まって人の形を成したモノです。

「HERO」を人の形に描いたモノが主人公。果たしてこの世界の英雄となれるか。

主人公は徹底的に無力です。敵のモンスターと戦う術は持っておらず、できることはジャンプと物を持ち運ぶこと。敵と出会ったら基本的に逃げるしかありません。

敵モンスターの造形は恐ろしく、それらが徒党を組んで襲ってくる恐怖はかなりのもの。主人公は敵をかいくぐり、各地に散らばるアルファベットを駆使して安全に冒険を進めることになります。

「DOOM(破滅)」の文字でデザインされたモンスター。追いつかれれば一瞬でゲームオーバーです。

恐ろしい怪物から逃げながら知恵を絞って生き延びていく様は、かつてPS3でリリースされた『rain』を思い出します。主人公が無力だからこそより冒険がスリリングになり、同時にキャラクターの痛みが感じられる作風になっています。

絶対絶命の状況で主人公を救ってくれた天使(?)
この物語のキーになる存在であり、主人公にとっての希望の光でもあります。

暗い世界の中で度々登場する光。この絶妙な緩急の付け方で、プレイヤーはこの無言の物語に惹きつけられることでしょう。

パズル要素で英単語に親しめる。英語教育にも最適!?


本作のシステムの最も重要な要素は、何度も述べているようにアルファベットのパズルです。道中に散らばるアルファベットを必要に応じて使い、道を切りらきます。

例えば、「O」と「N」を組み合わせて動いていない機械のそばに置くと、機械の電源が「ON」になって動作し始める、という具合です。

「GATE(門)」と書かれた扉。近くに落ちている文字を運んで集めることで…

「OPEN」という英単語が完成。これで「GATE」が開くという仕組みです。

また、恐ろしいモンスターにアルファベットを与えて「過去形」にしてしまうことで無力化できるという仕掛けも。これは英語ならではの面白さといったところでしょうか。

「GORGE(峡谷)」という名前のモンスター。
近づくとあっという間に主人公は食われてしまいます。

こういうときは上にぶらさがっている「FEED(食べさせる)」の文字から、「D」を取ります。
これを食べさせることで、「GORGED(たらふく食べた)」という過去形の言葉に。

この一連の画像からもわかるように、それぞれの言葉と文字の配置はよく考えられています。どのような意味を持って言葉が置かれていたのかにも注意してプレイするとまた面白い発見があることでしょう。

言葉の並べ替えシステムも本作の肝。物語が進むと文字を運んで来ただけでは十分で無く、それらを並べ替えて単語を作る必要が出てきます。それが以下の画面。


時には必要の無い文字を除外して、必要な文字だけを並べ替えて単語作らなければならないことも。この並び替えは時間との勝負です。敵モンスターが迫っているときは、悠長に考えているといつの間にか食われてゲームオーバーに。

英語の並び替えは意外と閃かず苦労することも。筆者は夜中にプレイしていたとき、「ACEEPS」の文字列からその場に必要な英単語を見出すことができず断念。翌朝スッキリした頭で再挑戦したら簡単に「ESCAPE」という単語に並び替えることができました。

完成させたとき思わず声を上げてしまった、思い出深い「ESCAPE」。今改めて見ると、
なんでこの程度で一晩中悩んでたのかわかりません。パズルゲームってそんなもんです。

頭の体操にピッタリの本作。プレイしてみると、英語教育にも非常に良いのではないかとも感じました。文法などを覚える年齢ではないお子様などが英語感覚を身につけるのにも役立ちそうです。

ぜひ親子でプレイしてみてはいかがでしょうか。

敵モンスターに串刺しにされる主人公

…ちょっと義務教育前のお子様にはオススメできないゲームかもしれませんね。



簡単にですが『ワードマン』の魅力をお伝えしてみました。本作を遊ぶには英語力が必要だと思われるかもしれませんが、冒険の途中のチェックポイントでは次に必要な単語のヒントが表示されるようになっています。


英語の知識がまったくないという人でも安心して遊べる作りになっていますので、作品自体の独特の良い雰囲気を味わいたいという方にもオススメです。もちろん自分の英語力でパズルを解く快感を得たい人はヒントを見ずに進めるとより楽しめるでしょう。

『ワードマン』は、ニンテンドースイッチのダウンロードサイトにて2019年12月11日までセール中です。
《竜神橋わたる》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

任天堂 アクセスランキング

  1. 【特集】『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ座談会!プリズムコンボ発覚から完結の理由まで

    【特集】『ロックマン エグゼ』15周年特別スタッフ座談会!プリズムコンボ発覚から完結の理由まで

  2. 『モンハンライズ』ナルガクルガはやっぱり猫だった…開発秘話で“モンスターたちのモチーフ妖怪”が紹介!

    『モンハンライズ』ナルガクルガはやっぱり猫だった…開発秘話で“モンスターたちのモチーフ妖怪”が紹介!

  3. 裏サクセスが面白すぎる『パワポケ』作品3選!大正ロマンから海賊モノまで…

    裏サクセスが面白すぎる『パワポケ』作品3選!大正ロマンから海賊モノまで…

  4. 任天堂の不思議なキャラ10選

  5. 『あつまれ どうぶつの森』島の名前アイデア50選!命名に迷っている人は要チェック

  6. 『ワールドトリガー』のランク戦を独自に再現!? クオリティが高すぎる「自作ゲーム」が話題に

  7. 『ゼルダの伝説 夢をみる島』に出てくるゲストキャラ17名を解説!あの任天堂キャラたちが総出演!?

  8. 『マインクラフト ダンジョンズ』レベリングに最適な場所3選!おすすめのエンチャントも装備して効率よく強くなろう

  9. 『ポケモンレジェンズ アルセウス』でも可愛いコーデがしたい! ガルモおじさんの「おしゃれ調査隊」

  10. 「フューリーワールド」小ネタ20種を一挙に紹介! 『スーパーマリオ 3Dワールド + フューリーワールド』は細かい部分も見どころたっぷり

アクセスランキングをもっと見る