ゲームボーイを修理したところ…上位互換を実装したかのようなレトロハードが完成

回線や機器の向上により飛躍的に発達したインターネット環境。今やコミュニケーションに娯楽、情報収集など、様々な面で切り離せない関係にあると言えるでしょう。

娯楽方面ひとつをとっても、ゲームのダウンロードにブラウザ上でのプレイ、音楽の購入に映像コンテンツの視聴と、ざっと振り返るだけでも多彩な楽しみ方が挙げられます。特に動画視聴に関しては、一昔前と比べれば雲泥の差でしょう。

こうした発展により動画を見るだけでなく、自ら動画を作成して多くの人に見てもらうという楽しみ方も広まり、今でも数多くの魅力的な映像がYoutubeやニコニコ動画などのサイトにアップされ続けています。そこでは、自らの歌声を披露する人やゲーム実況を行う方などその方向性は多岐に渡っていますが、その中でも特に個性的で、またその職人技ともいえる技術に頭の下がる動画がありました。

「ゲームボーイを直してみたよ♪」とのタイトルがつけられた動画は、その名の通り携帯ゲームの名機ゲームボーイを修理するというもの。ですがただ直しただけでなく、その中にゲームボーイアドバンスSPを仕込んでしまうという大胆な術式を行いました。

外観や操作系の部分はGBを流用し、メインの基盤はGBASPを使用。そして、GBにはないL・Rボタンまで追加するという徹底ぶりを見せます。しかもその際に使用したパーツはゲームギアのスタートボタンを流用しており、当時の携帯ゲーム機の集合体のようなハードとなりました。

このほかにも細かい部分に手を加え調整を施し、どう見てもGBにしか見えない外装なのにGBAソフトが機動するという、まるで上位互換を実装したかのようなレトロハードが完成。内部的にはGBASPなので、GBAソフトはもちろんのことGBソフトもしっかり起動し、それぞれのソフトで遊ぶ模様も収められています。なおGBとGBAの切り替えは、コントラスト調整の部分にスイッチを設け、手動で切り替えているとのことです。

ニコニコ動画 URL：http://www.nicovideo.jp/watch/sm23696879

《臥待弦》

ゲームボーイポケットカメラで撮影した、ニューヨークの日常風景が美しい

楽する為に努力する雑食系ライター臥待弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。