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セガサミーホールディングス、平成26年3月期決算を発表 ― 『チェインクロニクル』が好調で、純利益307億2100万円に

セガサミーホールディングスは、平成26年3月期決算を発表しました。

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平成26年3月期決算スクリーンショット
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セガサミーホールディングスは、平成26年3月期決算を発表しました。

売上高3780億1100万円(前年同期比 17.6%増)、営業利益385億3300万円(前年同期比 102.0%増)、経常利益405億3100万円(前年同期比 93.8%増)、純利益307億2100万円(前年同期比 8.2%減)となりました。

コンシューマ事業では、パッケージゲーム分野において、『Total War: ROME II』『Football Manager2014』など、複数の新作タイトルを販売しました。しかし、厳しい市場環境を受けて低調に推移し、パッケージ販売本数は米国280万本、欧州377万本、日本215万本、合計873万本となり、前期実績を下回る結果となっています。一方、携帯電話・スマートフォン・PCダウンロード等のデジタルゲーム分野においては、オンラインRPG『ファンタシースターオンライン2』、スマートフォン向け『ぷよぷよ!!クエスト』『チェインクロニクル』の好調が継続。また、携帯電話・PC向けパチンコ・パチスロゲームサイトにおいて、スマートフォン対応版『777TOWN for Android』『777TOWN for iOS』、DeNA向け『モバ7』の取り組みを強化しています。なお、国内配信タイトル数は、平成26年3月末時点で141本(うち、売切り型73本、無料プレイ型68本)となっています。

アミューズメント機器事業においては、『WORLD CLUB Champion Football』におけるCVTキットやカード等の消耗品の販売、『CODE OF JOKER』などのレベニューシェアタイトルによる配分収益が計上されました。しかし、『THEWORLD of THREE KINGDOMS』をはじめとした新規タイトルは、厳しい市場環境の影響を受けて苦戦を強いられました。また、アニメーション映像事業においては、観客動員が300万人以上を記録した劇場版「ルパン三世vs名探偵コナンTHE MOVIE」などが好調に推移しました。

次期の見通しとして、コンシューマ事業のパッケージゲーム分野において、合理化に取り組み、安定的に収益を創出できる体制の構築を行っていくとしています。また、既存のパッケージ向けIPのデジタル転用も進めていくとのこと。デジタルゲーム分野においては、引き続き主力オンラインゲームである『ファンタシースターオンライン2』の運営に取り組むとともに、スマートフォンやタブレットPC向けの取り組みを強化していくとしています。さらに、平成27年3月期におけるデジタルゲーム分野では、国内で43本(うち、売切り型13本、無料プレイ型30本)の新タイトルを投入する予定となっています。
《さかまきうさろーる》
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