人生にゲームをプラスするメディア

PS4の「シェア機能」、メーカー公認=“規制なし"ではない

筆者がいくつかのゲームで「シェア機能」を使ってみたところ、『龍が如く 維新!』と『真・三國無双7 with 猛将伝』には配信制限が掛けられていました。

ソニー PS4
PS4の「シェア機能」、メーカー公認=“規制なし
  • PS4の「シェア機能」、メーカー公認=“規制なし
  • 実際にやってみた
  • シェアの選択
  • 支援コメントで肉まんが出現
自分がプレイしている様子をブロードキャストでリアルタイムに配信したり、動画や画像をSNSに投稿できる「シェア機能」が標準搭載されているPlayStation 4。これらの行為は、著作権の問題からグレーゾーンの行為とされていましたが、PS4から行うぶんにはメーカー公認ということで、その問題をクリアしています。

さらにPS4の「シェア機能」では、UstreamやTwitchといった複数のオンラインサービスで配信することができ、カメラや自分の声を配信することも可能です。ゆえに、誰でも手軽かつ簡単にそれらの行為を行える土台がPS4によって確立されたいえますが、メーカー公認だからこその規制もあるようです。


筆者がいくつかのゲームで「シェア機能」を使ってみたところ、『龍が如く 維新!』と『真・三國無双7 with 猛将伝』には配信規制が掛けられていました。

まず『龍が如く 維新!』では、「プレイスポット 闘技場」と本編クリア後にアンロックされる「幕末漫遊モード」のみが「シェア機能」に対応。本編は画像・映像共にシェアすることは出来ませんでした。また『真・三國無双7 with 猛将伝』は、シーン的な規制はないものの、音声が配信されない仕様です。また、「Music Unlimited」を使ってバックグラウンドで音楽を流しながら配信した場合、その音声は配信されません。

このように、PS4「シェア機能」が標準搭載されているからといって、当然のことながら著作権やビジネス的問題完全になくなるわけではありません。特に、ストーリー性の強い日本のゲームは、その多くが何処かしらの制限を掛けられることが予測されます。


土台は出来ても中々難しい「シェア」ですが、こういった規制を掛ける掛けないの選択が出来ることや、視聴者のコメントがゲームに反映される新たな遊び方など、今までになかった事が形となっていますので、今後どのように「シェア機能」が利用されていくのか注目です。
《栗本 浩大》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ソニー アクセスランキング

  1. 『Fall Guys』ガチで勝ちたいあなたにおくる12のテクニック!ショートカットやID表示で差をつけよう

    『Fall Guys』ガチで勝ちたいあなたにおくる12のテクニック!ショートカットやID表示で差をつけよう

  2. 『Days Gone』オレゴン州の美しい自然が見られるスポット12選

    『Days Gone』オレゴン州の美しい自然が見られるスポット12選

  3. 『鉄拳6』は新システム「レイジ」「バウンドコンボ」「アイテム技」を搭載!

    『鉄拳6』は新システム「レイジ」「バウンドコンボ」「アイテム技」を搭載!

  4. 【CEDEC 2016】『FF15』開発の裏側...スクエニ独自の技術が作り出すリアルな世界

  5. 「全FF大投票」で異例の躍進を遂げたエメトセルクって誰?『FF14』の“新参者”が歴代キャラを超えて「キャラクター部門」6位になった背景を探る

  6. 20周年を迎えた『アークザラッドIII』を思い出す─このゲームは悪くはない、ただ終わった作品を強引に続ける力がなかったのだ

  7. 【総力特集】最新作発売間近!『バイオハザード』シリーズ20年の軌跡を振り返る

  8. 『FF7 リメイク』クラウドのカッコいい&かわいいセリフ10選! よく観察するとクラウドの本性が見える?

  9. 【実体験】PS5が壊れた時の修理の流れと、壊れる前にしておくと良いこと

  10. PS5までの歴代PlayStation据え置きハードを振り返る!これまでの進歩とこれからの進歩を見比べよう

アクセスランキングをもっと見る