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『新宿ダンジョン』の制作者・上原氏にインタビュー、次回作は渋谷か

リアルダンジョンと名高い東京・新宿ですが、それをゲームで再現した『新宿ダンジョン』が今話題を呼んでいます。本作は、『上原テトリス』などを手掛けたUeharaLaboの上原氏によるフリーゲームで…

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リアルダンジョンと名高い東京・新宿ですが、それをゲームで再現した『新宿ダンジョン』が今話題を呼んでいます。本作は、『上原テトリス』などを手掛けたUeharaLaboの上原氏によるフリーゲームで、インサイド含め様々なメディアで紹介されました。

『新宿ダンジョン』は、新宿にある数駅の構造を完全に再現した謎解きアクションRPGです。モードは、ダンジョン最奥部を目指す「ノーマルモード」、新宿にある駅を自由に歩くことができる「フリーモード」、お宝や出口を見つけてコレクションする「コレクション」の3種類。冒険の舞台は、複雑な構造から、日本のリアルダンジョンと呼ばれている新宿駅です。ノーマルモードでは、伝説の宝石を求めて冒険をすることになります。


そんな『新宿ダンジョン』の製作者である上原氏に、メールインタビューを実施しました。

――最初に自己紹介をお願いします。

上原:スマホアプリを作成しているUeharaLaboの上原と言います。普段は理不尽に難易度の高い「死にゲー」「鬼畜ゲー」と呼ばれるジャンルのゲームをよく作成しています。

――そもそも、なぜ本作を作ろうと思ったのでしょうか。

上原:以前東京に遊びに行ったときに、新宿駅で迷ってしまいました。それが悔しくて新宿駅をマスターしようと決めたのですが、せっかくマスターするのであればゲームも作ってしまえと考えました。

――では、既に新宿駅はマスターされていると。

上原:完全にマスターすることができました。もう案内板は全く見ません。

――お住まいが沖縄とのことですが、どのようにして本作をつくられたのですか。

上原:何度も現地に足を運び、沢山メモを取ってマップを作成しました。地味な作業の繰り返しです。


――それは途方もない作業ですね……製作期間はどれぐらいでしょうか。

上原:初めのうちは平行して他のアプリも作っていましたが、大体1年くらいです。

――本作における新宿の再現度を自己評価すると何%でしょうか。

上原:見た目は別として、構造は90%再現出来ていると思っています。マップがブロック単位なため、サイズや角度等、ゲーム的にどうしても再現出来ない部分はちょっと出てしまいました。

――逆に、ここは見逃していた!という部分はありましたか。

上原:見逃していた!となるたびに新宿駅に行っていたので、最終的には見逃しは無くなりました。



――こだわりや苦労などありましたら教えてください。

上原:こだわりはやはりマップの再現度です。新宿駅をよく利用している方は、是非現地でアプリを起動し、違いを比べて欲しいです。苦労も勿論マップ作り。実際に手をつけてみると想像していたより遥かに広く、とても苦労しました。西武新宿駅や西新宿駅まで繋がっているなんて聞いていません。

――既に、○○バージョンを作ってくれ!というユーザーの声が多く寄せられていますが、次回作の予定はありますか。

上原:まだ予定はありませんが、次回作があればまずは渋谷かなと考えています。東京駅や梅田駅は規模が大きく、覚悟が必要で・・・

――ダウンロード数など把握していましたら教えてください。

上原:現時点で、iOSとAndroid合わせて20万本程度です

――何かユーザーから寄せられた声で面白いものはありましたか。

上原:遊んでいるとその現実の場所を容易に思い出す事ができる、という声が多く、嬉しかったです。あと新宿駅はおばけがいるらしいので怖いだとか、新宿駅は針が飛び出してくるからもう行かない、のような声は個人的に好きでした。現地にいって写真を撮って場所を解説してくれているユーザーさんがいたのも嬉しかったですね

――既に、かなりの盛り上がりを見せていますが如何ですか。

上原:駅や電車が好きな人は結構いるので、ある程度は話題になるかもなとは思っていたのですが、想像以上でした。多くの人が新宿駅をダンジョンだと思っていたようで・・・作成して本当に良かったと思っています。

――ありがとうございました。


新宿駅を利用したことがない方も、新宿駅のリアルダンジョンぶりを体験できる本アプリ。新宿にある数駅の構造を完全に再現しているため、新宿駅の予習をしたり、新しいルートを見つけたりなど、ゲーム以外の楽しみ方をすることもできます。『新宿ダンジョン』で、新宿駅攻略を目指してみてください。

『新宿ダンジョン』は、好評配信中で価格は無料です。

(C) UeharaLabo
《栗本 浩大》
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