■冒険している感がゲームハード的
筆者も早々にプレイしてみましたがビジュアルが光彩豊かで美しく、ゲームハードのゲームがスマホにやってきたとまず思いました。しかも、一昔前のではない最新版として颯爽と現れた感じがこのタイトル、めっちゃカッコ良い。植松さんやイトケンさんの情緒豊かな音楽も合わさり、冒頭のテントから自動で島に出て、すこし動かすと、主人公に自分が宿っている感じがおぉ~と思ってしまいます。この感じは、なつかしいですね。
■海を舞台に冒険へ出かけよう!
さて、本作は伝説の怪獣「オーシャンホーン」との因縁で失踪してしまった父を追いながら、さまざまな世界の謎に迫るという王道ストーリー。
「オーシャン」というぐらいですから海が舞台となっていて、点在する島を自由に訪れながら冒険していきます。島々には自由に移動できちゃうので、少し時間を置くと「あれ、次どこに行ったんだっけ」となりがち。でも、メニューが親切で、ストーリーが画像と文字で蓄積されているのでこれは便利です。ちなみに、移動中はNPCの船とすれ違うと呼びかけられたり、ちょっとしたミニゲーム的要素もあったりするので面白いですよ。
■アクションまわりはまごうことなき『ゼルダ』インスパイア
操作感については、『ゼルダの伝説』をやったことがある人なら、びっくりしてしまう出来です。剣で草むらをなぎ払うとハートやお金が、各地にはハートのかけらもあり、これはもちろん4つでハートが1つ増えます。ツボを持ち上げて投げたり、スイッチに乗ったり箱を押したりして謎を解いたり…、とちょっと心配になるぐらい『ゼルダの伝説』に似ています。ここが良作と言っていいのかベタ褒めできないポイントとして今でも引っかかっています。
が、ただの真似っこではなくて『オーシャンホーン』としてキチンと面白さが追求されていると思います。iOSのみ、しかも900円という価格であっても37万人以上が遊んでいるのがその証拠でもありますね。900円で出来る冒険としてはかなりのもの。かなりのものとかいって10時間以上遊べます(衝撃)。ムービーがテキストではなくボイス付きで楽曲数もシーンごとにあって、300MBに収まっているのが不思議なくらい。こうした意欲作が出るのなら、「アプリのゲームつまんないじゃん」などと言われることもないのになと連載を持つ私は思うばかりです。
さて、最後に動画を2つご紹介。1つ目の動画ラストには植松伸夫さん出演のコメントもあるので是非見てみてくださいね!
なまえ:オーシャンホーン - 未知の海にひそむかい物
ぶんるい:アクションRPG
1回のプレイ時間:40分
対応OS:iOS
ねだん:900円(追加シナリオ有料)
ひとにつたえたい度:3(5点満点中)
今日の一言「泳げるかと思った」
それではまた来週!!
(C) 2013 Cornfox & Bros. Ltd. and FDG Entertainment GmbH & Co KG
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