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接待プレイしない開発スタッフたちに岩田社長は…?「うごく社長が訊く『Wii Sports Club』」公開 ― 開発はバンダイナムコスタジオだった

任天堂は、「社長が訊く」に動画を組み合わせた「うごく社長が訊く『Wii Sports Club』」を公開しました。

任天堂 Wii U
うごく社長が訊く『Wii Sports Club』公開
  • うごく社長が訊く『Wii Sports Club』公開
  • 収録ゲーム「テニス」を実際に岩田社長がプレイ
任天堂は、「社長が訊く」に動画を組み合わせた「うごく社長が訊く『Wii Sports Club』」を公開しました。

「社長が訊く」は、ゲーム開発のプロジェクトの経緯や創作の背景を、任天堂の社長である岩田聡氏が自ら開発スタッフにインタビューする任天堂公式サイトの人気企画です。今回は開発スタッフ3人を迎え、配信を直前に控えた『Wii Sports Club』についての内容となっており、動画を通常よりも積極的にまじえている特別版形式「うごく社長が訊く」となっています。

Wiiのローンチタイトルだった『Wii Sports』の収録ゲーム「テニス」では、汗をかくほどプレイしたという岩田社長。本作では「テニス」と「ボウリング」が初期タイトルとして並び、後日「ゴルフ」「ベースボール」「ボクシング」が追加配信される予定です。


■開発はバンダイナムコスタジオ
ディレクターは嶋村隆行が担当。開発はバンダイナムコゲームスの子会社であるバンダイナムコスタジオが担当しており、ネットワークプレイに対応している本作ならではの仕様や開発についても、本来会社間のやりとりとスムーズにさせる役割であるコーディネーターであった牧野格三氏・鈴木隆之助氏らもプランナー的な仕事に積極的に参加。最終的には任天堂の社内が「総力戦」のような状況で、さまざまなスタッフが開発を手伝っているそうです。

開発の目線では、交互にプレイする「ボウリング」や「ゴルフ」は比較的インターネット対戦に向いている種目であるものの、Wiiリモコンプラスのジャイロセンサーの動きなどについて、最大4人分をリアルタイムで処理し、ラグなどが発生しないようにする必要がある「テニス」や「ボクシング」は実現のハードルが高いものであると言います。しかし、「テニス」のインターネット対戦の早期実現を目標に開発が進められ、バンダイナムコスタジオのアイデアによって違和感のないインターネット対戦が実現できたそうです。


■Miiverseと連携した地元スポーツクラブ
本作ではタイトルが示す「Club」のとおり、都道府県別のスポーツクラブに入会するという設定が採用されています。きっかけは「Miiverse」における書き込みがネット対戦の勝利自慢であふれないようにするための工夫で、都道府県対抗の勝率による「クラブランキング」や、所属クラブの平均スコアの閲覧など、さまざまなデータが閲覧できるようになっています。例として「ボウリング」における「累計本数」など、ゲームの上手い下手に関わらずにクラブに貢献できるようなものも挙げられています。

また、「Miiverse」を活用した機能として、プレイ中、クラブのメンバーによる応援コメントや、コミュニケーション機能「ちょこっとメッセージ」など用意されています。応援コメントには、クラブのメンバーによる、状況にあわせてさまざまなコメントが表示されるようです。「ちょこっとメッセージ」は、ネット対戦時などで事前に十字ボタンに登録できるショートメッセージで、「Miiverse」を介すことによって、不快なメッセージの表示が出にくい仕組みとなっています。


ネット対戦ならではの空気感や、実際にどの程度スムーズなのかは、サイトに掲載されている動画をぜひ実際にご覧ください。本気でプレイする岩田社長と、本気でプレイする開発スタッフの意地のぶつかり合い。本作でより精細な動きに対応するように生まれ変わった「テニス」の対戦の様子はもちろん、接待プレイしない開発スタッフに対する岩田社長のリアクションにも注目です。また、「テニス」に関しては、Wiiリモコンプラスに対応したことでよりリアルな打ち分けなどが可能になり、前作以上の一体感を得られるようになっているとのことです。こちらに関してもプレイ映像が用意されているのであわせてご覧ください。


■後日配信の「ゴルフ」「ベースボール」「ボクシング」
後日配信予定となっている「ゴルフ」は、「E3 2011」で発表されたWii Uのコンセプトムービーに収録された方式でのプレイとなります。具体的には、Wii U GamePadを足元に置き、Wiiリモコンプラスを振ってショットするプレイスタイルで、足元の画面を見れば、ラフやバンカーの様子も一目瞭然とのこと。よりリアルな「ゴルフ」を体感できるようになるようです。

「ベースボール」では、バットを振るアクションはWiiリモコンプラスで、ピッチャーでボールを投げるアクションはWii U GamePadを使用して球種などを変えるような方式となるようです。「ボクシング」については、ネットワーク対戦の仕様の関係上、上記2タイトルよりも少し配信時期が遅くなる可能性を示唆しています。


■いつの間に通信でいつの間にかアイコンができている
本作は、ニンテンドーeショップでの配信を予定していますが、本体設定「いつの間に通信」で「任天堂からのソフトを自動的に受け取る」を選択した人は、1.3GB以上の容量が空いていると何もしなくても『Wii Sports Club』がダウンロードされるようになっています。また、本作は起動してから最初の24時間は無料で遊べるようになっているため、体験版感覚で気軽にプレイすることができるので、内容を気に入ったら1日だけ遊べる200円(税込)の「24時間ビジターチケット」や、ずっと遊べる各1,000円(税込)の「種目別会員パス」を購入して、環境にあわせてプレイを継続してみてください。

また、今後「ゴルフ」などの新種目が増えるたびに24時間無料キャンペーンを行う予定で、「早く始めると損」ということはないそうです。


そのほか、本作に込められた思いなどたくさんのことが語られている「社長が訊く」。岩田社長が実際にプレイする「テニス」のプレイぶりもぜひご覧ください。

『Wii Sports Club』は2013年10月30日配信予定。価格は種目別会員パスが各1,000円(税込)、24時間ビジターチケットは200円(税込)です。

(C)2013 Nintendo
《津久井箇人 a.k.a. そそそ》
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