人生にゲームをプラスするメディア

『Shadow of the Eternals』のDyack氏、「今のAAAタイトルはハリウッド映画産業の経験を学ぶべき」

現在、Kickstartterで『Shadow of the Eternals』(Wii U、PC)の開発資金を募っているゲームデベロッパー、Precursor GamesのCCO(Chief Creative Officer)、Denis Dyack氏が、ゲーム業界のいわゆる「AAAタイトル」の今後の先行きについて語っています。

任天堂 Wii U
Precursor GamesのCCO、Denis Dyack氏
  • Precursor GamesのCCO、Denis Dyack氏
現在、Kickstartterで『Shadow of the Eternals』(Wii U、PC)の開発資金を募っているゲームデベロッパー、Precursor GamesのCCO(Chief Creative Officer)、Denis Dyack氏が、ゲーム業界のいわゆる「AAAタイトル」の今後の先行きについて語っています。

この言及は先頃、海外メディア「GameSpot」が行ったビデオインタビューで語られたもので、現在のAAAタイトルについての概観を求められたDyack氏は開口一番、「AAAタイトルは難しい(AAA is not fine.)」と切り出しています。

「AAAタイトルを取り巻く今のゲーム業界は、映画産業が1920年代に経験した状況を踏襲しているようです」と述べ、「1920年代のハリウッド黄金期に、映画産業は多くの雇用を生み出す一大産業に成長しましたが、制作側にとってその時期の映画産業は決して儲かるものではなく本当の意味でのビジネスではないと認識されていました」と、今日のAAAタイトルの制作環境も、その頃の映画産業と同じ轍を踏んでいることを指摘しています。

そしてアクティビジョンやエレクロニックアーツなどのAAAタイトルを制作するメーカーは、生き残った映画会社のように身の丈にあったビジネスに盛り組み、それぞれの専門分野に的を絞った制作を行うべきであると、Dyack氏は示唆しています。

さらに氏は、「今後のAAAタイトルを含めたゲーム制作環境は、私が呼ぶところの“マイクロスタジオ”といった、内部組織ではない専門化されたスタジオによる効率的な体制を目指すべきたと思います」と、今後の制作環境の構造的変化を提案しています。

Silicon Knightsの前社長でもあるDyack氏が語るように、エンタテインメント産業の先達としてのハリウッドの栄枯盛衰の歴史から生まれた多くの貴重な教訓を、ゲーム業界が学ぶべき時は今なのかも知れません。
《小寺信夫》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

任天堂 アクセスランキング

  1. 『MOTHER2』一度でいいから食べてみたい作中の料理10選

    『MOTHER2』一度でいいから食べてみたい作中の料理10選

  2. 今プレイしても楽しめる!傑作ぞろいのニンテンドー3DS『女神転生』シリーズ作品3選

    今プレイしても楽しめる!傑作ぞろいのニンテンドー3DS『女神転生』シリーズ作品3選

  3. 『モンハンライズ』Ver3.0における狩猟笛の装備事情―「百竜笛【如意自在】」を用いた安定構築や、バルファルク防具を活かした火力特化まで自由自在

    『モンハンライズ』Ver3.0における狩猟笛の装備事情―「百竜笛【如意自在】」を用いた安定構築や、バルファルク防具を活かした火力特化まで自由自在

  4. スイッチでプレイできる育成ゲーム5選!長く育てる楽しみと達成感がやみつきになる名作から話題の新作まで

  5. 『モンハンライズ』で手っ取り早くHR100を目指す!「バルファルク」を狩りたくてウズウズしてるハンターに送るポイントの稼ぎ方

  6. 『モンハンライズ』バルファルク安定討伐のために注意すること!龍気吸い込み時の“弱点”や彗星落下攻撃の回避方法まで徹底解剖

  7. 【ガチレポ!】第1回 手のひらサイズのオープンワールドRPG『ファンタジーライフ』をプレイ

  8. 「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」上位ポケモン人気の理由を解説! なぜあのポケモンが支持を得たのか?

  9. 『あつまれ どうぶつの森』BGMは24時間いつも違うって知ってる? おすすめの曲が流れる時間帯を紹介

  10. 平成最後に振り返る思い出のゲームハード―今じゃ鈍器と言われる「ゲームキューブ」は傑作揃いだった!【特集前編】

アクセスランキングをもっと見る