このイベントでは、今月ロサンゼルスのE3 2013で展示された本作のプレイアブルデモが、日本国内向けにもはじめて展示。オーソドックスなWarrior、光の剣やアローレインの様な魔法を使うSorcerer、高火力なTemple Knight、そしてDual Swordsmanという4体のキャラクターをあらかじめ選択可能で、試遊台の数も限られていることから1プレイ15分のローテーションで行われました。
本作では、前作とほぼ変わらない操作性とアクションを楽しめる他に、新要素として「△ボタン長押しによる左手武器の両手持ちと二刀流の切り替え」が加わりました。そして、今回選択が可能だったDual Swordsmanこそが、その名の通り二刀流なキャラクターです。
せっかくなのでDual Swordsmanを選択してゲームをスタートすると、どこか見覚えのあるステージが広がっています。そう、今年の4月8日に行われたプレスカンファレンスのステージと同じなのです。ゆえに筆者はこれから何が起こるか分かっているものの、それを回避することができませんでした。雑魚の一撃にHPの1/3を持っていかれ、メイスを持った敵を後ろから攻撃するとバックドロップで瀕死に追いやられ、逃げてみると雑魚が出口を塞いでいました。
「こんな調子じゃ、すぐに15分経って次の人に交代だなぁ…」と周りを見渡すと、明らかに人が減っています。つまり「心折れた」人がこの先行体験会の段階で続出しているのです。ただ筆者は多少ばかり心が頑丈なので、いやらしい敵と配置、闇霊にも負けずボスのエリアまで到達することに成功。
ボスの名は「鏡の戦士」という巨大で雷の斬撃を放つ厄介なボスです。戦闘を開始してから30秒ほど経った時でしょうか、「鏡の戦士」が手に持っている巨大な盾を構え始めました。「これはチャンス!」と畳み掛けるも、この状態だとダメージが通らないようで、距離を置いて観察していると、その盾から(道中の雑魚よりも強力な)雑魚が出現!
この雑魚は増える一方で、雑魚を処理しつつ「鏡の戦士」に攻撃を与えるという作業を強いられます。この段階で筆者の心はズタボロな訳ですが、後ろから「難しくしすぎたかな…」というフロム・ソフトウェアのスタッフの声と「『DARK SOULS II』を一言でいうと『GO BEYOND DEATH 死の向こうへ』です。今回も心が折れるぐらいまで死んでいただきます。」というプレスカンファレンスでの発言が追い打ちを掛けます。
気が付けば試遊台に空きが出るほど死体の山と折れた心が散乱する先行体験会になっていましたが、終了15分前にして筆者の心もついに折れてしまい、「ああ、これは間違いなく『DARK SOULS』だよ」と言いの残して、会場を後にしました。
先行体験会終了後にスタッフにクリア者数を聞いたところ「自分の知るところゼロです」という回答が。この状況からも分かる通り、『DARK SOULS II』は紛れもなく『DARK SOULS』の正統進化であることが感じ取れたかと思います。発売はまだ先ですが、今のうちに死の予行演習をするのもいいかもしれませんね。
『DARK SOULS II』は、PS3とXbox 360で2014年3月発売予定です。
(C)2013 NAMCO BANDAI Games Inc. (C)2011-2013 FromSoftware, Inc.
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