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【台北国際ゲームショウ 2013】台湾でも大注目の『KILLER IS DEAD』、ステージ&記者発表は須田剛一氏の独擅場に

2月2日に「台北国際ゲームショウ」のSCE特設ステージで開催されたPS3ソフト『KILLER IS DEAD』のイベントは、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏の独擅場となりました。イベント後の記者発表では本作の情報や作品にかける思いも語られました。

ソニー PS3
記者発表時の須田剛一氏
  • 記者発表時の須田剛一氏
  • エグゼクティブプロデューサーの安田善巳氏(角川ゲームス)
  • 須田氏は映像で登場
  • チアガールが「SUDA」のプレートを掲げると・・・
  • 『ロリポップチェーンソー』のジュリエットと須田氏が登壇
  • 3人で記念撮影
  • カンペを見ながら中国語で挨拶
  • ゲームの紹介は来場者も真剣に聞き入っていました
2月2日に「台北国際ゲームショウ」のSCE特設ステージで開催されたPS3ソフト『KILLER IS DEAD』のイベントは、グラスホッパー・マニファクチュアの須田剛一氏の独擅場となりました。イベント後の記者発表では本作の情報や作品にかける思いも語られました。

本作でエグゼクティブディレクターを務める須田氏曰く、本作は「悪のテロリストをバッタバッタと薙ぎ倒してく、最高にクールで爽快なアクションゲーム」。処刑事務所に所属する処刑人の主人公「モンド・ザッパ」を操作し、事務所の仲間と共に、凶悪な犯罪者を倒していきます。

イベントではまず、本作でエグゼクティブプロデューサーを務める角川ゲームスの安田善巳氏がステージに登壇。角川ゲームスでは台湾での作品展開も積極的に行っており、楽しんでいる多くのユーザーに感謝を伝えました。

そして、来場者お待ちかねの須田は、舞台には登壇せず、映像で挨拶をしました。「今から羽田に行けば間に合うかもしれません!」とコメントしたところで、舞台が暗転し、ようやく登場かと思ったところ、何故かチアガールが登場し、見事なチアダンスを披露するという展開に。最後に「SUDA」と書かれたボードを掲げたところで、ようやくご本人の登場となり、会場は大きな歓声に包まれました。

中国語での挨拶を終えると、中文版の映像を上映し、スライドにあわせて本作の解説をしました。情報は既にお伝えしている内容がほとんどでしたが、いくつか新しい情報も。

まずキャラクターの設定として、モンドは「スーパーヒーローではなく、一サラリーマンというか公務員」で、「僕らと同じような立場で世界中のテロリストを倒しに行く」という新たなヒーロー像を描いているということです。また、モンドの部下である「ミカ」はコスプレイヤーで「作中でも様々な衣装で登場します」とのこと。モンドだけでなく、彼女の衣装にも注目したいところです。

気になるアクションは、基本的にはコンボを繋げていき、最終的に「処刑アクション」でとどめを刺すようなプロセスになっているということです。また、左腕は銃火器になっており、ガトリングガンなど様々な武器に変形していくようになるそうです。なので、相手の属性に合わせて武器を選択し、とどめを刺すというサイクルになっていると語っていました。

最後に「カッコイイアクションを、カッコイイキャラクターが、カッコイイアートスタイルで行う、そんなプレイスタイルになっている」と締めくくりました。

SCEアジアの織田博之氏も登壇し、中文版の発売が発表されました。織田氏が中国語で意気込みを語った後は、クイズ大会が開催され、見事正解した来場者はサイン入りTシャツをゲットし、非常に満足な様子でした。

ステージイベント後は、須田氏による記者発表が行われました。本作への質問はもちろん、今後の展開などにも質問が及び、アジアのメディアからも非常に高い注目が集まっていることがうかがえました。

―――主人公の「モンド」は殺し屋よりもランクの高い「処刑人」ですが、それより上のランクのキャラは登場しますか
「処刑人」と同等のランクである「元・処刑人」というのはゲーム内で登場します。これが1つのライバルになるのではないかと思いますが、あんまり言ってはいけないので・・・。このくらいにしておきます(笑)。

―――本作では「愛」が1つのテーマになっていますが、女性キャラとの恋愛描写などはあるのでしょうか
今回はバイオレンス・アクションだけではなく、『ロリポップチェーンソー』でもそうだったんですが、角川ゲームスとグラスホッパー・マニュファクチュアの得意な「エロティック」な表現で、「男と女が愛し合う」という少し踏み込んだ表現をしています。モンドが女性を口説くというようなシーンも本作の裏のテーマになっていますので、ご期待下さい。

―――モンドの左腕はどうして無くなったのでしょう
(少し解説をしたところで)あ、これはまだ言っちゃいけないんでしたっけ?まぁ、まだまだ謎が多いということで・・・(笑)。ミステリアスな左手の秘密は、物語と一緒に分かってくると思います。

―――モンドの敵である「ブライアン」(モンドの上司)は何故半身がサイボーグなのでしょうか
彼は元々は「処刑人」だったんですが、世界の裏に潜むテロリスト達と戦って身体がボロボロになりながらも機械化して生きています。戦った男の勲章ですね。彼はたまに戦いをサポートしてくれるので、そこにはぜひ注目してください。

―――なぜ、須田さんは「殺し屋」をテーマにした作品を作るのが好きなのでしょうか
それは、僕が昔「殺し屋」だったからですね。自分の実体験というのはゲームにしやすいじゃないですか。そこが1番強いかなと思いますね。

あの・・・。もちろん、ギャグですからね(一同笑)。鉄板のギャグなんですけども(笑)。

実際のところは、ゲームって「ゲームオーバー」という概念を含めて「死」というテーマを描くことが多いと思っています。それを、極限まで物語を含めて描きたいと考えています。だからこそ、「死」とすごく近い距離にいる人達をゲームとして描きたいというのが本当の理由です。

―――PS Vitaなど、他のプラットフォームで制作する予定はありますか
Vitaですよね・・・。Vita・・・。今のところは、未定ということで(笑)。

―――モンドは刀と左腕の武器を使って戦うようですが、バージョンアップしたり、変更したりできるのでしょうか
そのあたりも期待して頂ければ・・・(笑)。多分期待を裏切らないかとは思います。

―――マルチプレイは対応しますか
それも、今後発表になりますのでご期待下さい。

―――PS Moveはサポートしますか
(広報の方に確認しながら)これも未定です・・・よね?

―――ステージでは「処刑モード」というシステムが紹介されましたが、もう少し詳しく教えて下さい
今の段階では、コンボの延長であると理解して頂ければ良いかと思います。戦闘中にゲージが溜まっていくので、MAXまで溜まったところで「処刑モード」が発動出来ます。バトルシステムに関しては追々細かく発表していく予定です。

―――これまでの須田さんの作品ではコレクション要素も充実していましたが、本作では
色々な形のコレクション要素には、是非ご期待下さい。

―――モンドがバイクに乗るなど、「乗り物」に搭乗するシーンはありますか
今のところ予定は・・・あるかもしれません。

―――バイオレンスなシーンも多く見られましたが、リージョンで表現を変更する予定はありますか
表現の規制は考えていません。そこに関しては、『ロリポップチェーンソー』の時もそうでしたが、角川ゲームスとしっかりシッピングに向けて話し合っていますので、全世界共通での表現を目指して開発しています。

―――『ロリポップチェーンソー』にはキラキラしたバージョンもありましたが・・・
すみません。今回は「グリッターバージョン」はありません。
※『ロリポップチェーンソー』は18歳未満はプレイできない「プレミアムエディション」(CERO:Z)と、バイオレンスな表現を抑えた通常版(CERO:D)の2バージョンが販売された

―――公開された映像はダークなイメージが凄く強いですよね
モンドはテロリストを倒すために、世界中を回ることになります。なので、今回お見せしたダークな印象のシーンだけでなく、場所によってガラッとイメージが変わると思います。バリエーションが非常に豊かで、プレイヤーの皆さんが飽きないような場面作りを心がけています。ぜひ期待して下さい。

―――本作のオンライン要素は未定ということですが、将来的にはやりたいとお考えでしょうか
将来的には、オンラインを強化したゲームを作っていきます。超期待して下さい!(笑)

―――本作は『キラー7』や『NO MORE HEROES』といった作品に近いように思いますが、『ロリポップチェーンソー』は全く違う印象です。どちらの方が須田さんの好みなのでしょうか
ゲームを作る際に、「1つの型にはめない」ということはずっと考えています。脚本を考える時には、前作とは違った作品にするというのはいつも思っています。今作に関しては、『キラー7』、『NO MORE HEROES』の系譜だと自分でも考えていますし、もう一度HD機でしっかりと作りたかったというところがありました。

好きか嫌いかで言えば両方好きですね。やっぱり、反動で作りたい部分もあって、ダークな作品を作るとはじけた明るい作品が作りたくなります。

―――ダウンロードコンテンツの提供は考えていますか
期待して頂ければ・・・というところです(笑)。

―――本作のボス「ヴィクター」は悪意の音(ダークマター)で人の感情を制御できますが、モンドの前に現れるのは全員敵なのでしょうか
今回は、テロリストの巣窟に乗り込んで倒していくので、基本的にはほぼほぼ敵です。そこに、モンドが所属する事務所の仲間がサポートしに入ってくるので、そこも『KILLER IS DEAD』の魅力だと思っています。

―――悪意の音(ダークマター)について詳しく教えて下さい
悪意の音(ダークマター)は物語、そしてアクションにも大きく関係しているので、詳しくはお話しできませんが、色々なところに作用してきます。

―――須田さんの作品では初めての中文版となりますが、『ロリポップチェーンソー』のセールスが良かったことも影響していますか
そうですね。アジアマーケットでの売れ行きも良くて、SCEアジアの皆さんからも熱烈なラブコールを頂き、角川さんと一緒に中文化しようと決断しました。

―――本作を通じてユーザーに伝えたいメッセージとは
これまで見たことのない世界を体験してもらいたいですね。他のゲームでは絶対に味わえないファンタジー、そして「現実世界の裏側にはこんな世界があるんじゃないか?」という感覚を刺激するような、全く新しいゲームを提供したいと思っています。

記者発表後には、台湾や香港の記者達が列を成して集まるなど、ユーザーだけでなく、報道陣からも絶大な人気を誇っていました。

日本を含む全世界では2013年夏、そして中文版は2013年秋に発売する本作。まだまだ語れないという情報が多いということでしたが、今後の発表に注目が集まります。
《宮崎 紘輔》

タンクトップおじさん 宮崎 紘輔

Game*Spark、インサイドを運営するイードのゲームメディア及びアニメメディアの事業責任者でもあるただのニンゲン。 日本の新卒一括採用システムに反旗を翻すべく、一日18時間くらいゲームをしてアニメを見るというささやかな抵抗を6年続けていたが、親には勘当されそうになるし、バイト先の社長は逮捕されるしでインサイド編集部に無気力バイトとして転がり込む。 偶然も重なって2017年にゲームメディアの統括となり、ポジションが空位になっていたGame*Sparkの編集長的ポジションに就くも、ちょっとしたハプニングもあって2022年7月をもって編集長の席を譲る。 夢はイードのゲームメディア群を日本のゲーム業界で一目置かれる存在にすること、ゲームやアニメを自分達で出すこと(ウィザードリィでちょっと実現)、日本武道館でライブすること、グラストンベリーのヘッドライナーになること……など。

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