タターン。
ファン。
……。
・・・デデンデデン
「めっちゃ!!たいこのたっつじーーんでぃーえすっ！ななつのしまのだーい・ぼーう・けーん☆」
テンション高っ！！
という訳で今回ご紹介するのはバンダイナムコゲームスさんから出ている『めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険』です。太鼓の達人と言えばゲームセンターで子供から大人までバチを持って楽しむ姿を1度は見かけた事があるのではないでしょうか？
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■バチペンでドドンガドン！
まずはゲームセンターと同じ、演奏ゲーム。クラシック、民謡・童謡、アニメ、J-POP、ゲームミュージック、オリジナルの7ジャンル50曲（隠し曲含む）から成っていて書いている現在では全ての曲を出しましたがボリュームは大満足。カラオケ十八番のTHE IDOLM@STER「エージェント夜を往く」に喜んだり、隅に置かれがちなクラシックも10曲以上あり、クラシックファンにも満足できます。
奏法は2種類あり、ゲームセンターと同じように下画面の太鼓を付属のバチッペン打つ奏法と、ボタン操作があります。バチペンは楽しく操作性も良いのですがボタン操作の方が気軽に出来るのでついついこっちに頼りがちでした。ですが、むずかい以降連符の頻度に指がツってしまって（過去にも音ゲーやパズルゲームのやりすぎで中指がツった事がある）バチペン奏法に切り替えました。この1曲で終わりにしようと思ってもツイツイやってしまいます、この記事書くに当たっても確認の為に起動したはずが2・3曲遊んでしまう始末…。編集部の皆さん遅筆すみません。
■呪いのスペランカー
今回の曲のラインナップで一番ハマってしまったのがゲームミュージックのスペランカーでした。あの独特の電子音とリズムが頭から離れず、フルコンボを目指して頑張っていたら就寝時まぶたを閉じると右から左へと音符が流れ、同じく脳内再生のスペランカー。あぁ、もう何て中毒性なの！
難易度むずかしいでも割と行ける♪とやっていたら、おにでボコボコにされてしまいました。早い連符が続き、ドンとカッが混ざっているともう手が止まってしまいます。それ以前に音符が追えない…動体視力に負けた時、音楽をやっている人の言い訳は「あ〜〜もうっ、楽譜が欲しい！」だったりします。
私は小さい頃にピアノを少々、学生時代は吹奏楽部でトロンボーンに勤しみ、そして現在は一般のオーケストラでパーカッションを担当してます。そう、音楽やってるからこういうの得意でしょ？と言われてしまう立場にあるのです。そんな事無い！音ゲーと実際楽譜を演奏するのとは全然違うよ！！と思いつつも音ゲーで1発でクリア出来ないと得意分野で負けてしまったようなあの悔しさ。この気持ちは何故だろう…。
音楽をやってる友人達に音ゲーをやってもらったらやっぱり上手なんだろうか…。今所属している一般のオーケストラは主にゲーム音楽を演奏するオーケストラ。ゲーマーも居れば音大生も居る、2つを兼ね備えている人も…これは実験するしかない！と私は任天堂DS2つと『めっちゃ!太鼓の達人DS 7つの島の大冒険』を持って練習に向うのでした。
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■色んな人とドドンガドン！
課題曲としてゲーム曲からスペランカー、クラシックから皆知っているカルメン組曲一番終曲を選びました。どちらも難易度ふつうで5つ★です。全員ゲームセンターで１，２回やった事はあるもののDS版は初めてでした。まずはパーカッションチームの第1レースをご紹介！
(1)レビュー書いてる人：広く浅くな雑種ゲーマー。音ゲーはやってるほう。音楽歴は上参照。
(2)ケツ振りO氏：雑種ゲーマー。周りがモンハンやってれば帰りに本体ごと買い、MGS4を我が家で試しにやれば帰りに本体ごと買おうとするなどかなりの影響されやすさ。社会人になってから音楽を始めた為、入団当初は叩けずとりあえずケツ振りダンスで合奏に参加していた逸話を持つ男。
(3)打楽器のミューズNやん：マリンバ専攻卒業生で雰囲気眞鍋かをりさんなNやん。あまりゲームの話しないなぁと思っていたら、つい先日グランディア曲の練習中にグランディアについて熱く語りだし、ギャップに萌えました。
★スコア★
スペランカー 1.359670 2.316520 3.283050
カルメン 1.210100 2.300890 3.350290
文章のみという事もありスコアでしかお伝えできないのが残念ですが、私は家で初めてやった時のスコアを採用。スペランカーは他の人達にとって初めての太鼓の達人になるので、どうやら音ゲーをよくやる私が一番でしたがゲーマーＯ氏もいきなり上手い…。さすがゲームやる人達は飲み込みがやたら早いです、カルメンではあっさり抜かれてしまいました。特に飲み込みが目覚しかったNやんは、カルメンは知っている曲という事もありほぼパーフェクト。しかもロール（連打）の所の速さは団内1でした。私達が見ていたのは残像かもしれない、さすが打楽器のミューズ。
第2レースは女の子レースです！
(1)ビオラSさん：無双シリーズと幻想水滸伝をこよなく愛しており、団内部活でコスモス戦隊無双レンジャーなるものを立ち上げるぐらいの情熱を持っている人。音楽面でも情熱を持ちリード楽器なら何でも吹けて、編曲まで手がけるオールラウンダー。太鼓の達人界、期待のホープ。
(2)ヴァイオリンDちゃん：ベストオブキュートな某音大生。兄の影響で意外なゲームをやっていて周りを驚かす。超ライトゲーマーだったが、楽団に入ってから歴代ドラクエ、FFをやり始めた勉強熱心な女の子。
(3)ヴァイオリンYさん：綺麗な顔立ちで一見ゲームをしなさそうだが、ゲームも大好き、コスプレもしちゃう、音楽も大好きなニュータイプ。さいたま2000が好きなど太鼓の達人には詳しい。
★スコア★
スペランカー 1.130220 2.202800 3.108950
カルメン 1.182120 2.340600 3.170640
スコアを見てもらうと解るんですが、予想外でした。Ｓさんはピアノもジャラジャラ弾けて音楽性は一番かと思われたんですが、かなり手こずってました。同じくＹさんも初パチペンに大苦戦。Dちゃんは軽々叩いていてビックリ！さすが音楽文化の勉強をしているあけあります。女の子3人がスペランカーで一生懸命DSの画面を叩いている姿はかなりシュールです。こうやって見るとリズム感とゲーマー気質を持ったパーカッションチームはやっぱり強いみたいです。それを裏付ける対戦が次です。
(1)指揮者I氏：去年の合宿に大合奏バンドブラザーズを持ち込み、男性部屋の人を不眠に落とし入れた小悪魔。音楽家、ゲーマーと2ジョブを極めダーマ神殿で賢者になれちゃいそうな勢い。
(2)チューバM：我が家で皆でスマブラで遊んだ際に出てくるキャラクター（背景・アイテム含む）全てにツッコミと説明を入れ、生ける任天堂として伝説を残した男。ポケモンでルカリオを手に入れて大喜びして日記まで書いてしまう程の無邪気なゲーマー。モンハンをやり始めた当初、トラップツールをそのまま使える思い、生肉が入った大きな箱がフィールドに設置され中に入ったらパタンと蓋がしまる（よくアライグマ大発生などのニュースで見るアレ）と思っていて何で弱らせるんだろうと考えていた憎めないキャラクターである。
(3)ヴァイオリンD：某ゲーム会社に勤めるD氏はコアな所まで知っているゲーマー。音ゲーももちろん大好きで「太鼓の達人」もやった事がありパチペンじゃなくてボタンでやりたいと言っていた程。
★スコア★
スペランカー 1.428510 2.277540 3.パチペン：178440 ボタン：418420
時間の都合でスペランカーのみでしたが、さすが指揮者I氏。簡単じゃん！と言っていました。同じくチューバはリズム隊に近いのでゲームセンスもあるＭもポイントは高めでした。Dにはその後にボタン操作でやってもらったんですが、さすがの40万スコア超え。やはり初めてで強いのはリズム感がある人のような気がします、ゲームセンスがいい人は回数を重ねるとコツも掴みやすいのでどんどん上手になっていくんです。音ゲーは個人でも楽しめますが、みんなでやってもとっても面白かったです。
■上手くなりたくて
むずかしい中盤から詰まってしまいました。どうやったら上手くなれるかと思って日々悪戦苦闘していたのですが我流の上達方法を書いてみます。
(1)打楽器の演奏もそうですが1小節を1・2・3・4の4カウントとしてとる時、必ずバチが右・左・右・左に来るようにするとバチが混雑しなくてやりやすい。
(2)おにに入る前までは連符が続いて困った時はオプションでばいそくにしてやってみると、音符の隙間が広くなって意外とやりやすい。ばいそく以上や、おにでこれをやると動体視力に負ける時がある。
(3)着替えがめんどくさかったり、音符を隠されたり理不尽に思うけど道場破りもやってみる。
(4)おには本当に難しいので、赤と青とパート分けをして赤だけは全部叩くなど決めて最後まで叩く。赤が出来たら次は青、みたいな感じです。
こんな感じで最近はおにも徐々にクリアできるようになってきました。今度は全部のフルコンボを目指して…頑張ります！今度私が遊ぶのはWiiのゲームらしいです、またれよ次回！！
■著者紹介石橋 加奈子
1986年12月11日生まれ。A型。何事にも興味を持ち、吸収するのスタンスで2007年からジャンルを問わずフリーライターとして活動。ゲームに関してはハマりやすく飽きっぽいが、周りの英才教育のおかげでアーマードコアや、ギルティギアなどにも手を出して楽しんでいる。他の趣味はジャズ、写真、インターネット。
ブログ/心具港：http://ameblo.jp/think-port/
