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ビベンディがアクティビジョン買収へ―「アクティビジョン ブリザード」誕生/世界最大のゲームメーカー

英国の「フィナンシャルタイムズ」などが伝えるところによればフランスの複合メディア企業で傘下にビベンディ・ゲームスを持つビベンディグループは、米国第2位のゲームパブリッシャー、アクティビジョンを買収する事を決定したということです。これにより『ギターヒーロー』『コール・オブ・デューティ』『World of Warcraft』など多数のフランチャイズを抱える世界でも有数のゲームメーカーが誕生する事になります。

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英国の「フィナンシャルタイムズ」などが伝えるところによればフランスの複合メディア企業で傘下にビベンディ・ゲームスを持つビベンディグループは、米国第2位のゲームパブリッシャー、アクティビジョンを買収する事を決定したということです。これにより『ギターヒーロー』『コール・オブ・デューティ』『World of Warcraft』など多数のフランチャイズを抱える世界でも有数のゲームメーカーが誕生する事になります。



ビベンディは音楽、テレビ、通信など多岐に渡る複合企業体で、アクティビジョンの株式の最大68パーセントを取得してビベンディ・ゲームスと合併される方針です。合併後の社名はビベンディ・ゲームスが持つ著名なゲーム開発会社ブリザードの名前を使用し、「アクティビジョン ブリザード」になります。

アクティビジョンは買収を支持しており、ビベンディはアクティビジョンの既存株主に金曜日の終値22.15ドルに20パーセントのプレミアを付けて27.5ドルを支払います。ビベンディは最大24億ドル(約2600億円)を現金で支払い、68パーセントの株式を取得します。取得株数を抑える事でナスダック市場への上場は維持する意向です。

アクティビジョンは近年非常に好調なゲームメーカーの一つで、ナンバーワンゲームパブリッシャーの地位をEA、ユービーアイと争っている状況です。先日Wii、PS3、Xbox360で発売された『ギターヒーローIII』は非常に好調なセールスで更なる成長が期待されています。勢いあるパブリッシャーの次の一手になりますが、ビベンディもゲーム事業を立て直したい意向で、一致したものと思われます。これが吉と出るか凶と出るか見守りたいところです。
《土本学》
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