
9月25日から28日まで千葉・幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2025」。ホール6の「06-C08」にある集英社ゲームズブースでは、10月16日(木)に配信開始となるスマートフォン用冒険活劇ストラテジックRPG『unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-』がプレイアブル出展されていました。そのプレイレポートと、メディア向けに行われた発表会で明らかになった本作の魅力をお届けします。
◆前人未踏の“エデン”を目指す少年少女の冒険活劇
『unVEIL the world -アンベイル ザ ワールド-』の物語の舞台は、大地が砂漠に飲み込まれて朽ちていく世界です。そこには誰も踏破したことのない「巨塔」がそびえ立っており、頂には飢えや病と無縁の楽園「エデン」が広がっているとされています。

主人公のラジは、エデンへの到達を目指す熱血少年です。塔への出入りは厳しく管理されており、中に入って探索するには「ライズギア」を操れる「ライズ」になる必要がありますが、ラジはライズギアをまったく操れない落ちこぼれです。さらに、エデンの存在を信じている人も少ないことから、ラジは周囲の人たちから嘲笑され、呆れられる少年時代を過ごしてきたようです。お辛い……。
そんなラジのそばで支えになってくれているのが、幼なじみのユタです。ユタは幼いころに“砂漠の果て”からやってきたという身元不明の少女で、一緒に育ったラジは家族同然の間柄です。2人が巨塔に入り、頂上のエデンを目指す冒険が幕を開きます。



◆イラストタッチのグラフィックとコマ割り演出でマンガを読むように楽しめる!
本作の最大の特徴は“プレイするマンガ”と言えるグラフィックと演出にあります。ラジやユタをはじめとするメインキャラクターをデザインしているのは、2019年と2021年にテレビアニメが放送された人気コミック『約束のネバーランド』の作画でも知られる出水ぽすか氏です。
3Dキャラは出水氏の原画がそのまま動いているかのように繊細なタッチや雰囲気が忠実に再現されており、その魅力を損なわないよう、冒険の舞台となる巨塔などの背景ビジュアルもイラストタッチで統一しています。さらにマンガのようなコマ割りや擬音による演出が随所に用意されており、マンガを読んでいるときにいちいちページをめくる手や手の動きを意識しないように、ひたすらに物語へと没入させてくれます。



巨塔のなかで繰り広げられるバトルは、味方のターンと敵のターンが交互に訪れるカードバトルで展開されます。バトルに参加しているキャラに紐づいたカードが毎ターン山札から配られ、効果や範囲が強化されるカード合成なども駆使しながら、攻撃・補助・回復などを使い分けて勝利を目指します。


試遊のクライマックスは、ラジとユタが巨塔の中で出会ったカマキリのような“機械族”です。強大な攻撃の前に半人前のラジは死すら覚悟しますが、「周りの人たちに蔑まれ、侮られてばかりだった人生がここで終わっていいはずがない」と奮起! その瞬間にどこからともなく投げられたライズギアから槍をたずさえた女性騎士アレクサンドラが現れ、協力して見事に敵を撃破できました。



試遊時間は20分で、テンポよくプレイすればもう少し先まで遊べたようですが、筆者はここで時間切れとなりました。キャラ、ストーリー、演出すべてが「少年少女による王道の冒険活劇マンガ」という感じで、大いに続きが気になる試遊でした!
集英社ゲームズと中国の大手ゲームメーカー・ネットイースの協業タイトルとなる新作スマホRPG『unVEIL the world』は、公式サイトで事前登録を受付中。配信開始日は10月16日(木)です。次のページでは、本作の制作秘話やさらなる見どころが語られたメディア向け発表会の模様をお届けします!


