※この記事は『ペルソナ3』『ペルソナ4』『ペルソナ5』のネタバレを含みます。
『ペルソナ4 リバイバル』が発表されてペルソナ界隈は盛り上がっています。
しかし気になることがあります。
そう、ナンバリング最新作『ペルソナ6』の可能性です。
前作『ペルソナ5』が発売されたのが2016年9月15日、リメイク版となる『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が発売されたのが2019年10月31日です。もう6年も経過しているんですね。
その間にはいくつかのスピンオフも発表されていますが、さすがにそろそろ、本編のナンバリング最新作の情報があったら嬉しいのに……と思っています。
『ペルソナ6』の情報を楽しみに待っているのは私だけではないはず。待ち切れないので『ペルソナ3』から『ペルソナ5』までのアルカナを振り返り、それぞれのキャラクターの方向性を考察してみます。
今回取り上げるのは22枚の大アルカナのうち、9種類です。『ペルソナ3』のプレイアブルキャラクター全員が入るようにまとめました。
また、『ペルソナ3』はプレイアブルキャラクターとコミュでアルカナが重複しているキャラクターがいるのですが、複雑になるのでプレイアブルキャラクターのみを取り上げています。何卒ご了承ください。
◆0.愚者、ワイルド
正位置の意味:自由、型にはまらない、無邪気、純粋、天真爛漫、可能性、発想力、天才。
逆位置の意味:軽率、わがまま、落ちこぼれ、ネガティブ、イライラ、焦り、意気消沈、注意欠陥多動性。
――Wikipediaより引用
正位置が示すように自由な天才ですが、その反面落ちこぼれたりネガティブだったりと、浮き沈みの激しい人物像が浮き上がります。

P3のキタローは特にそのネガティブ面の影響を大きく受けているようですが、ハム子の方は明るい性格に設定されており、無邪気・純粋さを感じさせる造形になっています。P4の番長はクールな完璧超人として描かれており、可能性の天才といったところでしょうか。P5主人公は事件の濡れ衣を着せられてしまい、高校を退学してほとぼりが冷めるまでと単身上京しているところが、落ちこぼれという意味と重なります。
彼らに共通しているのは、家族と離れて違う環境に移住していることです。この慣習は次回作にも受け継がれるのではないでしょうか。プレイヤーがキャラクターを通じて感情移入するキャラクターのため、あえて情報量を減らすため、そのように設定しているのではないかと思います。
そのため、過去作品とキャラクターが被る可能性は高いのではないのでしょうか。プレイヤーの分身である主人公がやたらと勝手に動き回るのは感情移入を妨げますので、次回作でもいままでの主人公を踏襲したキャラクターになるのではないかと思います。
まとめると、「なんらかの理由で家族と離れることになる。落ちこぼれていて、ネガティブな焦りなどを感じているところ、新天地でペルソナに目覚める」という、過去作と類似性の高いキャラクターになるのではないかと推測しています。
また、『ペルソナ6』のイメージカラーは白という予想もあるため、次回作では制服が白い・髪色が白い、などの外見になるのではないでしょうか。
◆1.魔術師
正位置の意味:起源、可能性、機会、才能、チャンス、感覚、創造。
逆位置の意味:混迷、無気力、スランプ、裏切り、空回り、バイオリズム低下、消極性。
――Wikipediaより引用
アップダウンの激しい印象を受けるアルカナです。正位置では機会や才能に恵まれた印象ですが、その反面かなり迷走しまくるキャラクター性が見えてきます。

順平と陽介は主人公の親友ポジションで、空回り気味なところが似ています(陽介は順平に近しい方向性で造形されたそうです)。嫉妬深いのも似ていて、順平はメインシナリオでキタローになにかとつっかかってきますし、陽介は最終的に主人公と殴り合いをして仲直りをしています。
少し特殊なのが、モルガナ。主人公の戦友ポジションですが、その正体は謎に包まれています。「ワガハイはニンゲンだ!」と言っていますが、本当の自分が分からずに混迷しているところが魔術師らしいです。
3人に共通しているところは、主人公に非常に近い、親友や戦友というポジションということです。
また、モルガナはマスコットキャラクターだったり序盤のナビゲーターだったりと、主人公と近い関係なのは確かですが、順平や陽介とは立ち位置が少し違います。
まとめると、「主人公のナビゲーターかつ、親友・戦友的ポジション。人生になんらかの不安を抱えており、主人公と出会い共に戦うことで不安を解決していく」ような立ち位置になるのではないかと思います。またその立ち位置から、「主人公と同性(男性)」になる可能性が高いのではないでしょうか。
◆2.女教皇
正位置の意味:直感、感性、知性、安心、満足、期待、聡明、雰囲気。
逆位置の意味:悲観、無気力、無神経、現実逃避、疑心暗鬼、孤立。
――Wikipediaより引用
感性豊かで知性も高いのですが、悲観的で現実逃避しやすく、孤立感を感じやすいようです。

風花はいじめを受けていたり、雪子は実家の跡継ぎ問題に縛られていたり、真は優等生の仮面に縛られていたりと、何かの制約を受けている設定です。主人公との出会いからペルソナ能力に目覚めて、新しい居場所を作っていくというのが概ね共通しています。
あと制服にタイツやレギンスなどのアイテムを追加して、防御力が高そうなところも共通点です。
忘れてはいけないメシマズ……は、雪子が独走で、風花はコミュの進行と共にだいぶまともになり、真は家事全般が得意という設定です。メシマズ度で言うと「雪子>>>(超えられない壁)>>>風花>真」ということになります。
まとめると、「性別は女性。家族の絆に強い制約を受けているがペルソナ覚醒を期に自立していく。肌の露出が低く、防御力が高い。あと、メシマズの場合もある」というキャラクターになるのではないでしょうか。