
NEIGHBORは、AI活用ゲーム生成プラットフォーム「DreamCore」のβ版を6月23日に一般公開しました。テキスト入力のみでゲーム制作ができる本サービスは注目を集め、招待制期間のわずか3週間で投稿数500本を達成。クリエイターとプレイヤー双方から高い評価を得ています。

「DreamCore」は、テキストを入力するだけで、誰でも数分でゲームを制作・公開できるAIゲーム生成プラットフォームです。インストール不要のブラウザベースで、プレイは完全無料となっています。クリエイターは思いついたアイデアをすぐに形にし、世界中のプレイヤーと共有できます。
本プラットフォームは、ノーコード・プロンプト入力での制作という仕様により、専門知識ゼロでも数分でゲームを完成できる点が画期的です。また、URLを開くだけでプレイできるゲームが完成するため、インストールの手間を理由とする離脱を防止できます。軽量カジュアルゲームへの最適化により、スマートフォンでも快適に動作し、ロード時間を最小化する点も特徴として挙げられます。

UGC市場では、Robloxが2025年1Qに日次アクティブユーザー9,780万人を達成し、月間アクティブユーザー規模は推定3.8億人超と拡大を続けています。一方、Fortniteは登録ユーザー6.5億人を擁し、2024年11月のライブイベントでは同時接続1,430万人の新記録を樹立しました。両プラットフォームだけで巨大市場が形成されているUGCゲーム市場に、「DreamCore」は「5分生成×ブラウザ即時プレイ」を強みとして参入します。
NEIGHBORでは、企業のブランドキャンペーンや販促施策に特化したオーダーメイドのゲーム制作・配信プランも提供しています。ブランドIPや商品ビジュアルを取り込んだカジュアルゲームを「DreamCore」上で短期間に開発し、Web広告やSNSと連動したプロモーションを実施可能です。

「DreamCore」に参加したクリエイターやプレイヤーからは、プログラミング経験がなくてもわずか数分でゲームを公開できたという驚きの声や、自分のゲームを友人やオンラインコミュニティと遊び合うことで生まれる共創の楽しさといった体験談が相次いでいます。リアルな体験がSNSや口コミで拡散され、招待制期間の3週間だけで500本以上のゲーム投稿につながりました。

NEIGHBORの代表取締役CEOであるノトフ氏は「『DreamCore』が目指すのは"TikTok for Games"です。開発コストや技術格差を取り払い、アイデアが生まれたその日に世界へ届ける――そんな時代を、日本発のプラットフォームから切り拓きます」とコメントしています。
同社は、「DreamCore」上で生成されたゲームを活用したブランドプロモーションや教育用途での導入など、企業・団体との協業を積極的に推進していくとしています。また、クリエイターエコノミー拡大のためのマーケットプレイスや収益分配機能を順次公開予定です。
誰でも数分でゲームを作れる「DreamCore」の一般公開は、UGC市場への新たな刺激となるでしょう。ノーコード・ブラウザ完結型という設計は、開発負荷を軽減し、ゲーム制作の民主化を加速します。今後、影響力の大きい企業との協業などの施策により、世界に浸透していくかが注目されます。