
大規模なリニューアル、バージョンアップを行い、2025年6月25日にリブートされるスマホ向けゲーム『メテオアリーナ・スターズ』。本作は、「ハイスピードレイドアクション」と呼ばれる直感的に楽しめる爽快なアクションが特徴で、仲間と力を合わせて大きな目標をクリアする「連携感」をコンセプトとした作品です。
今回のバージョンアップでは、リニューアル前の『メテオアリーナ』に採用されていたPvP対戦のバトルシステムから、3人のプレイヤーが一緒に戦うPvEバトルへと刷新。新たなゲーム要素“友情メテオ”や”メテオ効果”が追加され、ヒーラーやタンクのような役割を分担しながら共闘を楽しむゲーム性に変わりました。
また、移動方法も連続してキャラクターが動く「高速ダッシュ」に変更。バトルをより有利に運ぶ“COUNTER DASH(ジャスト回避)”の機能も追加され、より爽快感が楽しめるアクションゲームに進化しています。
本稿では、そんなバージョンアップした『メテオアリーナ・スターズ』の先行プレイの様子をお届け。さらに、本作の「でらゲー」開発陣へのインタビューも実施したので、その内容もあわせてお伝えします。

◆「高速ダッシュ」で敵の攻撃をかわしまくれ!
今回の先行プレイでは、本作の基本的な動作を学ぶチュートリアルと仲間との連携が必須の少し難易度が高いステージに3人で挑戦しました。
ゲームを開始すると、最初にデフォルトの移動方法である「高速ダッシュ」の爽快感を実感できます。バーチャルパッドのスワイプだけで直感的に移動できるので、ゲームに慣れていない人でも簡単に操作できるのが良いポイントです。

敵の攻撃に合わせてギリギリでダッシュすると、COUNTER DASHが発動。これはいわゆるジャスト回避で、成功すれば友情メテオに必要なメテオゲージや、通常攻撃を強化するギアゲージが上昇します。COUNTER DASHを発動できれば、より有利にゲームを進められます。
そのためCOUNTER DASHを狙って発動させることは重要スキルのひとつ。ですが、ただ移動している最中に偶然発動することもよくあるので、意外と何も考えずにプレイしていてもゲージを貯めることができる印象を受けました。

単純にシュンッ!シュンッ!と高速ダッシュしながら動くのも楽しく、まさにスマホでプレイするにはもってこいのカジュアルに楽しめるゲームといった感じです。
◆攻めるときもピンチのときでも頼りになる「友情メテオ」
新要素の友情メテオは、仲間をメテオの範囲に入れて着弾させると発動する必殺技のようなスキルです。メテオを仲間に当てなければ発動できない効果なので、協力プレイが重要。今回の試遊では、プレイヤー同士でメテオのタイミングを合わせるために「マップの上の方にいる!」など自分の位置を報告をしながらプレイしました。


メテオの効果は多種多様で、仲間の体力を回復させるヒール効果やターゲットを自身に集めるタウント効果などがあります。チームを助けるバランスの良いパーティーを考えることも大切で、本作ならではの戦略を考えるのが面白い要素の一つだと感じました。



そして本作のマルチプレイでは、倒れた味方を復活させることも可能で、時間内に復活できなければゲームオーバーとなってしまいます。助けるときは、倒れてしまった仲間の周りに留まって復活ゲージを貯める必要があり、まさにチームの連携力が試されます。
今回のプレイ中でも倒れてしまうことが何度かありましたが、挑戦したステージはなんとかクリア。攻撃するときや仲間を助けるときなど、あらゆる場面で活躍する友情メテオが爽快で気持ちよく、快適にプレイできました。
◆「できるだけ多くの人に遊んでもらいたい」―『メテオアリーナ・スターズ』の開発「でらゲー」インタビュー
――バージョンアップする『メテオアリーナ・スターズ』では、仲間と遊ぶ「連携感」が大きなポイントですが、どのような経緯でこのゲーム性になったんでしょうか?
でらゲー:以前の『メテオアリーナ』でもその場でみんなと一緒にプレイすると楽しいゲームにしたいなと考えていたんですが、そこの部分をよりフォーカスしてデザインを調節した結果、PvEバトルというゲーム性になりました。
――学校の友達と一緒に遊んでも楽しめそうですね。
でらゲー:それを最初から狙って開発していました。ローカルでやったほうが絶対楽しくて、「今、右にいる!」とか「橋のふもとにいる!」とかみんなと一緒にコミュニケーションをしながら遊んでほしいですね。
オンラインの場合でも、ヘルプとかボスの居場所を伝えるスタンプがあって、そのような機能を使いながら楽しんでもらいたいです。
僕らもテストプレイするときはGoogle Meetなどを使ってオンラインで「今何処にいるの?」「今助けて欲しい!」とか言い合いながらプレイしてます。
――その他、なにかオンラインで楽しむために実装予定のものはあったりしますか?
でらゲー:オンラインのコミュニケーションを補完する要素としてDiscordを利用したコミュニティを作りたいと思っています。そのコミュニティから一緒にボイスチャットをしながら遊んでいただくといった感じですね。
僕らも経験がなくチャレンジとなりますが、コミュニケーションが大事なゲームなのでコミュニティを育てたいという気持ちがあるんです。
もちろん知っている人同士でも遊んでもらいたいですが、知らない人同士でもオンラインで遊ぶことは楽しいと思っています。ゲームの外側にあるコミュニティですが、オンラインでも遊んでもらうゲームを目指したいと考えています。
――本作のやりこみ要素はどのような部分になるんでしょうか?
でらゲー:装備を全てグレードアップさせると、そこから先はランダムパラメーターをつけられるシステムになっています。そのパラメーターを付与できる報酬を、レイドボスのような敵がいる塔に登ってもらってゲットすることが本作のやりこみ要素です。
――それではかなりやりこみ要素がありますね。
でらゲー:以前の『メテオアリーナ』ではやりこみ要素が薄く、今回のPvEというゲーム性を考えても、やはりやりこみ要素がないと遊んでいただけないと考えました。
みんな一緒に遊ぶためには目的がないといけないですし、僕みたいな下手くそなプレイヤーを強い人が助けるという構造が大事だと思っています。ただ強い人がチームを引っ張る構造ではなく、弱い人も一緒にプレイして遊んでもらうことを強く意識しました。
――キャラクターを手に入れる方法として、どのようなものが用意されていますか? やはり、いわゆる「ガチャ」がメインとなるでしょうか?
でらゲー:いいえ。本作のマネタイズにガチャを入れることは今のところ考えていません。キャラクターは基本単体で販売します。
――それでは、どういったところでマネタイズを考えているんでしょうか?
でらゲー:使用するキャラクターと報酬をその場で2倍にさせる“ダイヤ”を収益のメインに考えています。また、バトルパスのようなものも用意しています。
――それでは装備をどんどん強くすることがゲームの肝になってくるわけですね。
でらゲー:そうです。出来るだけバトルをして素材を集めて成長してもらう。もちろん課金による時短はあるんですが、戦って強くするというサイクルを出来るだけ遵守しようと思っています。
このゲームは遊んでいただく方が多くいないといけない共闘ゲームなので、お金をかけて強くするシステムにしてしまうと戦わなくて良いという状況が発生してしまいます。その状況を防ぐためにも戦って強くするという部分を意識しています。ガチャにすると特定のお客さんがお金をたくさん払うという構造になってしまいますが、できるだけ広いお客さんに少ない課金でもいいから遊んでいただきたいですね。
一緒に遊んでいるときに「俺も遊んでいるからお前もプレイしてみない?」という流れが重要だと思っています。その繋がりを作るには、できるだけ多くの人に遊んでもらいたいので、このような形になりました。
ーーありがとうございました!
2025年6月25日にリニューアルされるスマホ向けアクションゲーム『メテオアリーナ・スターズ』は、これまでのPvP対戦から、3人協力で戦うPvEバトルへと大きく進化。仲間との連携がカギを握る「友情メテオ」や、敵の攻撃をタイミングよく回避する「COUNTER DASH」など、新しい要素が満載です。
移動方法も「高速ダッシュ」に変更され、直感的な操作で爽快なバトルが楽しめるのが特徴。プレイ中は仲間との位置共有やスタンプによるコミュニケーションが重要で、友達と一緒に遊ぶと盛り上がるゲーム性に仕上がっていました。
そんな『メテオアリーナ・スターズ』は、月刊コロコロでも漫画として連載中。本記事を読んで気になった方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。