武器装備もいろいろ試してみよう!

どうにも魔法だけだと心許ないので、弓も使っていくことにしました。本作は敵からのドロップ以外に、あちこちに宝箱などが用意されており、これでもかというほど新しい武器装備を入手することができます。

武器は、キャラクターの基本性能に対しての得意不得意はあるものの、どの組み合わせが戦闘で有利になるのかについては、まだまだ検証の余地が大いにあると思うので、こちらも自分のプレイスタイルに合うものを探っていくと良いでしょう。

それにしても遠距離攻撃の使い勝手はなかなかグッドですね。こちらの攻撃のタイミングが、近接スタイルの他プレイヤーたちのリズムと噛み合えば、敵の反撃を一切許さない素晴らしい援護になりました。これは良い発見です。

筆者「昔はお前のような罪人だったのだが、胸に矢を受けてしまってな……」
他2人「「死んでますがな」」
意外と急かされるプレイ

狭間の地よりはだいぶ小規模ながら、本作だってオープンワールド。あちこち探索してのんびりリムベルドを楽しみたいところですが、「夜の雨」が迫ってくるのでそうも言ってられません。

この「夜の雨」とは、マップの外周をぐるりと取り囲むように置かれたエリアのことで、うっかり足を踏み入れようものなら徐々にHPが削られてしまいます。

というか普通に死にました。チュートリアル中、興味本位で境界線を越えて命を落としたのは筆者だけでないはず。
そして「夜の雨」は時間経過で、マップ中央に向かってその範囲をじわじわと狭めてきます。探索が楽しいからといって一箇所に留まっていたり、レベリングを欲張ってあちこちで敵を倒したりしていると、いつの間にか文字通りの意味でデッドラインを越えて瀕死状態になってしまいます。

このタイムリミット要素のおかげで、ゲームプレイを急かされるような感覚になるのですが、同時にそのおかげで、時間経過ごとに現状の「優先順位」および「リスクとリターン」が明確になります。限られた時間の中でどう取捨選択していくか、という部分が全面に押し出されたゲームデザインは本作の魅力の一つでしょう。

ただし一日の終りに待ち構える中ボス戦(?)とのバトルエリアであるマップ中央だけは残されます。

ともあれ我々プレイヤーはマップ攻略中、この時間が許す限り、目ぼしい拠点に殴り込みをかけては武器・装備を整え、道中の祝福でレベルアップを行うことを繰り返して、キャラクターの性能を鍛えることに集中しました。
一日の終りは、ボス戦による「答え合わせ」

というわけでボス戦です。登場する相手は前作で見かけたキャラだったり。こちとら前世では王になったり狂い火になったりしたので戦い方は心得ています。「夜の雨」に追い立てられながら鍛え上げたキャラクターが無事に夜を越せるのか……いざ尋常に勝負!


何の成果も!!得られませんでした!!

夜を越せなかった場合、そこでゲームオーバー。リザルト画面が表示されて、今回の挑戦での足跡と取得物が表示されます。

「遺物」と呼ばれる強化素材(?)アイテムを持ち帰ることもできるので、たとえ負けてしまっても、武器強化だったりイベントだったりと何らかの形でゲームは進行するので安心です。前言撤回、ちょっとだけ成果を得られましたね。

最初のボス戦敗北で気づいたのですが、その時その場での取捨選択が結果として結びついたのかどうかが判定されるのが、この一日の終りの戦いでした。キャラクターを鍛えようと時間をかければタイムリミット、かといって制限時間を気にして消極的であればキャラ性能がいまいち伸びないままボス戦……!

とはいえボスは所詮コンピューターが操る1体。それに対してこちらはプレイヤー操作による3人な訳でして、いかに相手が強かろうと囲んでタコ殴りにすれば多少のゴリ押しでも通用するのは、ちょうど良いバランス調整だと思います。

思いました(過去形)。

3人で丁度いい相手を3体に増やしてどうするつもりだ!

とはいえ、それまでの試行錯誤で徐々にチームワークの形をなしてきた我らが一行。こんな形のボス戦でも、1人が倒れたら1人が救出に向かい、残る1人が囮役となってボスを遠ざけるなど、なかなか良い連携を行うことで押し切りました。ヒリつくバトルは楽しいものの、手に汗握りっぱなしです。
※注意!次ページでは三日目の最終ボスに挑戦しており、スクリーンショットも掲載されています。