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インディーゲームパブリッシャー「Gamirror Games」ブースに突撃!レトロなパズルホラー『Illusion Box』と高層建築シミュ『STARIO: Haven Tower』開発者にも話を訊いた【TGS2024】

TGSは大作ゲームばかりじゃない!インディーゲームパブリッシャー「Gamirror Games」ブースにお邪魔してきました。

ゲーム 特集
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インディーゲームパブリッシャー「Gamirror Games」ブースに突撃!レトロなパズルホラー『Illusion Box』と高層建築シミュ『STARIO: Haven Tower』開発者にも話を訊いた【TGS2024】
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東京ゲームショウ2024が9月26日から29日にかけて開催されています。AAAタイトルからインディーゲームまで様々な作品が展示されるこのイベントで、今年は世界中のインディータイトルをローカライズするパブリッシャー「Gamirror Games」がブースを出展していました。

本記事ではそんな「Gamirror Games」ブースの模様や開発者インタビューをお届け。来場される方もそうでない方も、世界のインディーゲームを日本に届ける「Gamirror Games」に注目してみてはどうでしょうか!

●『Dyson Sphere Program』

『Dyson Sphere Program』は2024年9月27日現在、Steamで「圧倒的に好評」となっている工業自動化シミュレーションゲームです。プレイヤーはSF的な世界でメカを操りつつ、惑星の枠を超え銀河レベルで生産ラインを構築していきます。時には大規模な戦闘が起こることもあり、デモ画面ではド派手な戦闘が繰り広げられていました。工業自動化シミュレーション好きには、待望の日本語化と言えるでしょう。


●『新月紀元』

『新月紀元』は、可愛らしいピクセルキャラたちを駆使してアクションに挑むローグライク横スクロール型シューティングです。キャラごとに違うスキルとビルドが用意されていて、武器や装備などもあわせると数百の組み合わせにも及ぶそう。やりこみがいのあるローグライクファンなら、きっと満足できるでしょう。

ピクセルでありながらも存分に伝わってくる“可愛らしさ”も見逃せません。会場に行った方は実際に触って、どんなゲームなのかチェックしてみてはどうでしょうか。


●『shapez 2』

『shapez 2』も同じく工業自動化ゲームですが、そのモチーフは他作品と比べてもまた独特。本作で目標とするのは「幾何学の図形の加工」です。前作『shapez』は2Dグラフィックで表現されていましたが、『shapez 2』では3Dグラフィックに変化しています。オートメーションの楽しさを再び味わいましょう!


●『Depersonalization(人格解体)』

『Depersonalization(人格解体)』は、クトゥルフ神話に影響を受けたTRPGライクなSRPG。TRPGライクとあって、様々な分岐が待ち構えているようです。ストーリーの読解も大切なジャンルのため、日本語サポートは嬉しいですね! キャラクターメイクやダイスロールで雰囲気たっぷりのゲームプレイが気になった方は、是非チェックしてみてはどうでしょうか。


●『ザ・リワインダー ~黄泉からの旅人~ Ⅱ』

『ザ・リワインダー ~黄泉からの旅人~ Ⅱ』は、ピクセルアートで丁寧に彩られた世界が印象に残るアクションアドベンチャーです。プレイヤーは「逆夢師(さかゆめし)」として「七雲」を操作し、白蓮教の隠された秘密を明らかにしていきます。デモ版が2024年10月にSteam Nextフェスにて披露される予定ですが、なんとTGS2024では先行してプレイ可能! 一足先に楽しめる喜びも、オフラインイベントの醍醐味ですね。


●『Illusion Box』

そして今回はアドベンチャーゲーム『Illusion Box』を開発しているBad Imageにインタビューを実施!近未来で繰り広げられるパズルホラーゲームで、21世紀に作られたものの、デマやウイルスなど、様々な理由で閉鎖された仮想現実プロジェクト「電子幻術」をめぐって物語が展開します。ピクセルアートでどこかノスタルジーを感じるSFホラーを開発するクリエイターに、気になるあれこれを聞いてみました

――レトロなビジュアルに現代的な演出を加えたスタイルが印象的です。『Illusion Box』ならではの表現手法や特にこだわった点についてお聞かせください。

Bad Image レトロでありながら未来らしさを感じる表現を作るために、『Illusion Box』ではCRTモニター(ブラウン管)のようなビジュアルを採用しつつ、80年代的な色彩を用いました。また、陰影の表現にも力を入れています。こうしたコンセプトのもと“リアルなバーチャル空間を作り出すこと”が目標でしたね。

――現代から近未来の中国を舞台にしていますが、都市的な質感を持つビジュアルは日本のユーザーにも親しみやすく感じられます。“雰囲気作り”で特に意識したことについてお聞かせください。

Bad Image 雰囲気作りの話でいえば、先ほど話したビジュアルはもちろん「音声」にもこだわりました。都会のノイズといった要素に合わせてストレスを感じるような音声を取り入れて、どこか不気味な雰囲気を表現することができました。

――ホラー作品は「怖がらせ方」の切り口が様々で、恐怖の種類によってファン層も分かれるジャンルです。本作ではどのような恐怖が待ち受けているのでしょうか。

Bad Image 『Illusion Box』は、アジア圏のホラーにみられる“心理的恐怖”が先に立つ作品です。血や暴力が前面に出る作品ではありません。先ほどの質問で答えた「ビジュアルや音声でストレスを感じる」という点を重視して、雰囲気による恐ろしさを重視しました。きっとアジア圏のユーザーには怖がってもらえると思います!

――今回は、ありがとうございました。


さらに、今回ブースに出ていないGamirror Gamesの他パブリッシング作品についても質問を行うことができました。今回はStargate Gamesが手掛けている、都市建設シミュレーション経営『STARIO: Haven Tower』についてのインタビューを実施しました。

『STARIO: Haven Tower』は奇妙な世界と建築が特徴的な「物流管理シミュレーション」要素を持つゲームです。各階層間の物流ラインを構築しながら、タワーを拡張し、高くそびえたつ垂直都市を作り上げていくのが目的。今回は、そんなユニークなビジュアル&ゲームプレイで今後も注目を集めそうな『STARIO: Haven Tower』に、先んじてあれこれ聞いてきました!

――「高層建築×SF」というテーマは、小説や映画など様々な作品で用いられてきました。『STARIO: Heaven Tower』が特に影響を受けた作品や、本作ならではのユニークな設定についてお聞かせください。

Stargate Games 影響を受けた作品は、テッド・チャンの短編SF小説「バビロンの塔」ですね(ネビュラ賞を受賞した短編SF。「あなたの人生の物語(ハヤカワ文庫SF)」に収録)。

――「地上から遥か上空に住む人々」は、ゲームとしてどのように表現されているのでしょう。

Stargate Games 『STARIO: Haven Tower』の世界では、人間たちが“地面の中”に住んでいるのです。しかし地下から出るためタワーを作り、更に高く伸ばして高層化して、そこで暮らしていくことになります。世界の終りで、高い塔での生活が描かれるのです。

――設定やビジュアルが魅力的ですが、ゲームプレイについてもお聞かせください。

Stargate Games 工業自動化ゲームは多々あれど、垂直に伸びるタワーで循環を作るという体験はあまり類を見ませんし、これこそが魅力になると思っています。垂直な街作りとなるとスペースが限られてくるので、そこでもマネジメント技術が求められる。そうした問題を解決していくために考えを巡らせることも、ゲームプレイの魅力ですね。

――リリースはいつ頃を予定されていますか?

Stargate Games 最近発表したばかりのタイトルなので、リリース日は決めていません。しかし目指しているのは、2025年の第1四半期か第2四半期です。その頃にリリースできたら嬉しいですね!

――今回は、ありがとうございました!


東京ゲームショウ2024は、9月26日から29日まで開催中。Gamirror Gamesのブース番号は「09-W80」です。近くに寄った際は、ぜひ訪問してみてはどうでしょうか!

《高村 響》
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