人生にゲームをプラスするメディア

『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる

海外掲示板では「チャドリーを殴りたくないか?」なる話題までみられます。

ゲーム PS5
『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる
  • 『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる
  • 『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる
  • 『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる
  • 『FF7 リバース』のチャドリーはちょっとウザい?オープンワールドの探索をサポートするも、物言いやその頻度で煙たがられる

※本稿では『ファイナルファンタジーVII リバース』の物語に関する直接の言及はないものの、若干のネタバレを含みます。

2月29日(木)に発売されたPS5向けRPG『ファイナルファンタジーVII リバース(以下、FF7 リバース)』にて、前作から引き続き登場するキャラクター「チャドリー」が、一部の海外ユーザーからやや煙たがられているようです。

◆前作より出番多めな元神羅研究員

『FF7 リバース』は、1997年にPS1向けに発売された『ファイナルファンタジーVII』をフルリメイクするシリーズの2作目。本作では前作『ファイナルファンタジーVII リメイク(以下、FF7 リメイク)』のエンディングであるミッドガル脱出から、「忘らるる都」までが描かれることが明らかになっています。

原作と同様に、ミッドガル脱出後は世界を自由に旅してまわる(いわゆるオープンワールドのような)ゲームデザインが『FF7 リバース』の特徴のひとつ。そのなかでクラウドたちの探索をサポートするのがチャドリーの役割です。

『FF7 リメイク』で初登場したチャドリーは、ちょっと大人びた子供のような容姿でありながら、神羅カンパニー科学部門の元研究員。丁寧な言動でクラウドたちと接し、やや機械的な装いが特徴的です。チャドリーは前作に引き続き、召喚獣などを入手できるコンテンツ「バトルレポート」やマテリアの開発などを担います。

そして、『FF7 リバース』では、クラウドたちと同じようにミッドガルを飛び出し、ワールドレポートと称する調査(コンテンツ)を進めることを目的に広大なフィールドに設けられた探索要素に関する役割を持ちます。

今作のチャドリーは遠隔でデバイス越しにも話しかけてくる。

例えば、フィールドでプレイヤーが探索や調査を終えるとチャドリーが「調査が進みました、ありがとうございます!」と感謝のリアクションをしてくれたり、主要な要素を未達成で放置していると「僕は待っていますよ」などといった具合で、オープンワールドが軸にある本作にて、プレイヤーと接触する機会の多いキャラクターとなっているのです。

(なお、もちろんこなすことで相応の報酬が得られますが、これらのコンテンツの多くはメインストーリーの進行とは関係のない任意のものであり、こなすもこなさぬもプレイヤー次第)

◆チャドリーがちょっとウザい?

そんな中、リニアな進行から自由なオープンワールドを取り入れたゲームデザインへの変化に伴って出番も大きく増えたチャドリーが、海外の一部ユーザーから「ちょっとウザい」と批判的な声を受けているようです。

海外掲示板(Reddit)では「チャドリーを殴りたくないか?」という話題で盛り上がっているほか、海外メディア(TheGamer)も「チャドリーを好きでない人は厳しい時間を過ごすことになる」と手厳しい反応を示しています。また、X(旧Twitter)では、チャドリーに対して「コントローラーから喋るなら先に言ってくれ」や「いちいちリアクションしてくるチャドリーに本気で腹が立つ」などの投稿がみられます(なお、チャドリーの一部台詞はコントローラー(Dualsense)から流れてくるが、設定でオフにすることができる)。

今作ではチャドリーから派生するキャラクターなども登場するものの、そちらも希少種モンスターとのバトル中にモンスターの説明をひたすら喋っていたり「がんばれ~」と応援してくれたりと、ちょっと台詞量は多めです。


ワールドレポートを重点的にこなすか物語の手休めに少しずつ進めるかなど、プレイヤーのプレイ志向によってチャドリーの印象は大きく変わってくるでしょう。チャドリーは、無機質になりがちなオープンワールドでの探索を飽きさせない施策である一方で、オープンワールドにおけるゲームデザインの難しさを物語っています。


《Okano》

「最高の妥協点で会おう」 Okano

東京在住ゲームメディアライター。プレイレポート・レビュー・コラム・イベント取材・インタビューなどを中心に、コンソールゲーム・PCゲーム・eスポーツについて書きます。好きなモノは『MGS2』と『BF3』と「Official髭男dism」。嫌いなものは湿気とマッチングアプリ。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

ゲーム アクセスランキング

  1. 『ポケカ』新レアリティ「MA」がクール!「メガリザードンXex」や「メガカイリューex」など今後登場の注目カード続々公開

    『ポケカ』新レアリティ「MA」がクール!「メガリザードンXex」や「メガカイリューex」など今後登場の注目カード続々公開

  2. 『テイルズ オブ』シリーズのリマスター次弾が8月19日23時に発表!ファンからは「初期三部作を何卒!」「エターニアでお願いします」など期待の声

    『テイルズ オブ』シリーズのリマスター次弾が8月19日23時に発表!ファンからは「初期三部作を何卒!」「エターニアでお願いします」など期待の声

  3. 1匹限定、激レアなムゲンダイナを手に入れろ!「紫黒の空」重要ポイントまとめ【ポケモンGO 秋田局】

    1匹限定、激レアなムゲンダイナを手に入れろ!「紫黒の空」重要ポイントまとめ【ポケモンGO 秋田局】

  4. 「スイッチ2 ポケモンレジェンズZ-A セット」9月5日より予約開始!ただしマイニンテンドーストアは取り扱い予定なし

  5. 「ブライガー」や「仮面ライダーW(風都探偵)」まで!『スーパーロボット大戦Y』DLC1、2で“6作品”が追加参戦

  6. CR、ぶいすぽっ!など登場の新TCG『Xross Stars(クロススターズ)』入門書が発売決定―特別付録は一ノ瀬うるは、Rasのジャンボリーダーカード

  7. 『ポケカ』世界大会、未来感あふれる“床”の演出に反響!「遊戯王のソリッドビジョンみたい」「全TCGプレイヤーの夢じゃん」

  8. 不戦勝? いやいや、“戦わずして完全王者!”『カービィのエアライダー』配信で飛び出したパワーワードに流行の兆し

  9. あれ、ウエライドは?『カービィのエアライダー』エアライド、シティトライアルに続く3つ目のモードが言及されずファン困惑

  10. 「300万本売ったインディーゲームのプロデューサーだけど、もうSteamでは今までのプロデュースでは限界かもしれない」【CEDEC2025】

アクセスランキングをもっと見る