■スタイリッシュなバトルが、更にアクション性を増す!?

『FF7 リメイク』のバトルはアクション要素が加わり、原作と比べてスタイリッシュで迫力が増すものになりました。この方向性は、『FF7 リバース』で更に加速するかもしれません。
今回届いた情報の中で、バトルを大きく左右する2つのシステムに関する説明がありました。ひとつ目は、2人のキャラクターが協力し、強力な攻撃を繰り出す「連携アビリティ」です。

該当する2人のキャラクターがアビリティを使用=ATBを消費することで、「連携ゲージ」が溜まっていきます。この連携ゲージを使って発動するのが、連携アビリティです。
例えば、クラウドとティファの「チェイスメイト」は、クラウドがティファを投げ放った後、拳と剣で一気に攻め込みます。コンビネーションによる攻撃と考えれば分かりやすいかもしれません。また、戦闘を有利にする効果も同時に発動する模様です。

そしてふたつ目は、2人のキャラクターによる「連携アクション」。この説明だけだと連携アビリティと同じように見えるかもしれませんが、最も大きな違いは“ATBゲージを消費しない”という点です。
大技や強力な魔法を使うには、ATBゲージが必要です。その意味では、連携アビリティも従来のシステムの延長戦上にある要素とも言えます。しかし連携アクションは、ATBゲージを消費しないため、これまでの大技とは別のタイミングで運用できそうです。

クラウドとエアリスの連携アクション「マギアブレイク」は、ボタン長押しでパワーをため、離すことで強力な魔法攻撃を発動。その威力がどの程度かはまだ分かりませんが、ATBゲージを消費せずに“強力な魔法攻撃”を繰り出せるのは、プレイヤーにとって嬉しい話です。
これまでは、ATBゲージをいかに溜め、どこで使うかがバトルの基本でした。ですが、この「連携アクション」が加わることで、バトルのテンポや立ち回りが大きく進化するかもしれません。
■原作で登場した少女たちは『FF7 リバース』でどのように描かれる?

ここまでは実直な考察や予想が続いたので、最後はふんわりとしたネタで締めくくりたいと思います。そこで注目したいのが、「プリシラ」と「クリン」です。いずれも原作に登場していますが、リメイクで新たな姿に生まれ変わりました。
今回特筆したいのは、その見た目と可愛らしさ! プリシラは、ボーイッシュな魅力をそのまま等身大にしたような、屈託のない笑顔が眩しいばかり。原作を再現した衣服も、活発そうな彼女のイメージにぴったり合っています。

快活で元気姿で描かれるプリシラに対し、チョコボショップで働くクリンは、正統派お嬢様然とした見た目に。原作でも大きな瞳が印象的でしたが、ゆるくウェーブのかかった髪は手入れが行き届いており、原作再現の衣服も品の良い華やかさが感じられます。当時のグラフィックから想像していた姿より成長(?)しているのでは……とも感じていまいます。
『FF7 リメイク』では、エアリスやティファはもちろん、周りを固めるバイプレイヤーたちも魅力的に描かれ、ユーザーの意見が割れるほどの存在感を見せました。そしてこのふたりを見る限り、『FF7 リバース』にも大きな期待が持てそうです。

新たな変化の兆しから見目麗しい美少女まで、今回も興味を惹かれるポイントが散りばめられた情報公開となりました。こうした断片が『FF7 リバース』でどのような形に収束するのか、楽しみがまたひとつ増えました。
『FINAL FANTASY VII REBIRTH(ファイナルファンタジーVII リバース)』は、2024年2月29日発売予定です。
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