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VRシューター『X8(エックスエイト)』特殊能力と銃器の二刀流で華麗に活躍……のはずが、没入感高すぎて挙動不審!【プレイレポ】

今春登場予定のVRシューター『X8(エックスエイト)』を、発売に先駆けてひと足先にプレイ。初めて遊んだ第一印象と実感を、赤裸々にお届けします。

ゲーム PS5
VRシューター『X8(エックスエイト)』特殊能力と銃器の二刀流で華麗に活躍……のはずが、没入感高すぎて挙動不審!【プレイレポ】
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ThirdverseやWell Played、Beatshapersなど、様々なVR作品を手がけた会社が手を取り合い、2023年春のリリースに向けて開発を進めている『X8(エックスエイト)』。本作は、それぞれの世界で活躍していたヒーローたちが時空を超えて集結し、異なる特殊能力を駆使しながら戦うVRマルチプレイヒーローシューターです。

Meta Quest 2やSteamへの展開が予定されているほか、PlayStation VR2に向けたリリースも決定。しかも、すべてのプラットフォームを対象としたオンラインクロスプレイが可能なので、いずれかのプラットフォームにアクセスする手段があれば、機種を問わずに競い合うことができます。

現在も開発が進んでいる『X8』ですが、運よく本作のチーム対戦をプレイできる機会に恵まれました。約30分ほどプレイした範囲に限られますが、着実に進化を続けるVRシューターの新たな期待作に触れた実感などを赤裸々にお届けします。なお、今回プレイしたのはMeta Quest 2版です。

■『X8』の没入感に、腰が引けるほどビビる

『X8』は、最大5対5のチーム戦に挑むVRシューターです。1戦ごとに攻撃チームと防御チームに分かれ、攻撃側は起爆装置(サイフォン)の設置・起爆を狙います。この手順を果たせば、攻撃側の勝ち。これを阻止しきれば、防御側の勝利となります。

勝敗に関わらず1戦ごとに攻守を入れ替えつつ戦い、規定数のラウンドをこなした後にその結果を比べて勝敗が決定。1戦は長くても3分と短く、気を抜いているとあっという間。ですが、気を抜いているともっと短い時間で敵にやられるため、プレイの体感としてはかなり濃密な時間です。

『X8』の特徴を交えつつ実際のプレイ体験を伝えると、チーム戦を行う戦場に初めて立った時の第一印象は、「緊張感」と「怖れ」でした。非VR系のシューターは何度か触ったことがあるので、対戦による緊張とは少し違います。

壁や通路など、死角の多いフィールドを前に、少し開けた場所に佇む自分。始まった直後なので敵が来るまでまだ間があるのに、とてつもない心細さが湧き上がってきました。

今いる場所が、戦略的に不利という状況判断もあったのでしょう。ですがそれ以上に、「同じ空間に敵がいる実感」が、想像を上回るほど精神面に影響を与えています。

もちろん本作はVRゲームなので、実質的には「この世界にいるような錯覚」に過ぎません。肌で感じているかのような心細さは、視覚を通して脳内で勝手に感じているだけ。非VR系シューターで画面越しに展開する敵と、何ら変わりはないはずです。

ですが、頭をどう切り替えようと思っても、「敵がすぐ近くにいるのでは」という恐ろしさを肌で感じ(ているような気持ちになり)、視線は落ち着かずにあちこちをチラ見。ゴーグル着用中なので、リアル世界の自分の姿は見えませんが、それでも腰が引けているのが分かります。

周囲から見るとさぞ滑稽な姿に映っていたでしょうが、及び腰のまま、すがるような気持ちで味方に追従。誰かがそばにいる安心感が、これほどありがたいと思ったのは久しぶりでした。

しかし安堵もつかの間、敵と遭遇。銃を撃つのは、基本的に構えてトリガーを引くだけの直感操作なので、半ばパニック状態でも何とかなりました。しかし、エイムはまともに定まらず、あっという間に弾切れ。リロード(マガジンを交換)しないといけません。

『X8』のリロードにはいくつか手順があり、「マガジンを取り外す(ボタンを押すだけでOK)」→「左肩にある予備マガジンを掴む(左コントローラーを肩まで移動させ、ボタンを押して掴む)」→「マガジンを銃に装填(コントローラーを所定の位置に動かす)」→「薬室に初弾を装填(銃の所定の部分を掴んでスライド)」といった動作が必要です。

文章にすると長くなりますが、右手でボタンを押してマガジンを落としつつ、同時に左手で予備マガジンを取り出す。そしてマガジンをセットし、その流れでスライドすればいいので、不慣れでも5秒程度で出来ますし、慣れるほどもっと短時間で済むでしょう。

ですがそれは、あくまで冷静でいられたらの話。初プレイで、敵が近くにいて、装填するまで攻撃手段がない(厳密に言えば近接用のナイフはありますが、使い分ける余裕があるわけもなく)。不安とプレッシャーに押しつぶされそうな中、目視しながらリロードが終了。改めて視線を上げると……そこに敵の姿はなく、思考が真っ白に。

その瞬間、撃たれて死亡。どうやら、目を離した隙に回り込まれたようです。初VRシューター体験は、その没入感の高さゆえに、まことにリアルな敗北(=慌てるばかりで役立たず)を喫しました。

■徐々に見えてくる『X8』の手応え

なんとも冴えない初プレイでしたが、悔やむ間もなく第2ラウンドが始まります。決着がついてから次のラウンドに移るまで非常にスムーズなので、雪辱を果たしたい気持ちが切れずに始められるのは嬉しいポイントでした。

無論、気持ちだけで腕前が急に上がったりはしませんし、ビクビクしながらのプレイに変わりはありません。それでも、リロードは徐々に慣れていき、銃器を両手で持つ余裕も生まれました。ちなみに銃の両手で持つと、レティクル(画面の中心に出ている十字線や、スコープをのぞき込んだ時に焦点の場所に出ている目盛り線)が絞られて弾の収束率が上がるので、ゲームシステム的にもちゃんと意味があります。その分、しっかりと構える必要はありますが。

ちなみに各ラウンドの開幕前に、ゲーム内通貨(クレジット)で銃本体やアビリティの使用回数を購入できます。銃は種類が豊富なので、プレイスタイルに合わせたり、自分が使いやすいものを選ぶ楽しさも。ちなみにクレジットは、活躍の度合いによってより多く得られるようです。

また、味方間で銃の譲渡ができるので、例えば上級者がクレジットを稼ぎ、いい銃を購入してから他の人に渡す、というのも戦略のひとつ。勝敗の決着がつくまで複数のラウンドをこなすので、敢えて捨ててクレジットを温存する、いわゆる「エコラウンド」を作り、ここぞという場面でクレジットを注ぎ込んでいい銃やアビリティをつぎ込んで勝ちを狙う……みたいな戦法もアリかもしれません。

しかし、こうした冷静な判断ができるのは、プレイを終えての振り返りだからこそ。実際にプレイしている最中は、1戦1戦に夢中で、トータルで勝ち越す戦略性にまで頭が回りません。やられるたびに悔しく思い、「次こそは!」と新たな戦いを待ち焦がれる。気がつけば、短いラウンドを繰り返していくテンポの良さにハマっていきます。



《臥待 弦》
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