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少年たちのひと夏の冒険をもう一度…『ポケモンSV』のラストは原点回帰!?クリア勢の脳裏をよぎった名作映画

『ポケモンSV』のエモすぎるエンディングシーンは、もう確認しましたか?

ゲーム Nintendo Switch
「ポケモン公式YouTubeチャンネル」より
  • 「ポケモン公式YouTubeチャンネル」より
  • 「スタンド・バイ・ミー[Blu-ray]」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)

※本記事には『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』ラストシーンの内容を匂わせる表現があります。ネタバレにご注意ください。

発売からおよそ2カ月が経過した『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)』。そろそろゲームを隅々まで堪能したというプレイヤーも多くなってきた頃ではないでしょうか。実は最近ネット上で、同作のエンディングが“ある映画”のワンシーンを彷彿とさせると話題になっているのです。

◆思い返せば初代にも…

その映画とは、スティーヴン・キング原作の「スタンド・バイ・ミー」。ひと夏の冒険に飛び出した少年たちを描く不朽の名作です。内容を知らずとも、“4人の少年が線路の上を歩いている”シーンは記憶にあるという人も多いのでは?

そんな「スタンド・バイ・ミー」を想起させるシーンが『ポケモンSV』のエンディングで登場し、話題を集めたというわけです。ネタバレになるため詳細は避けますが、実際にネット上でも「ポケモンSVのストーリークリアしたけど令和版スタンド・バイ・ミーでした」「ポケモンSVのラスト、マジでスタンド・バイ・ミーなんだよな」といった声が寄せられていました。

もちろん単なる偶然かもしれませんが、もしも制作陣が意図したものだったとしたら…。そこには深い意味があるのかもしれません。

思い返せば、初代『ポケットモンスター 赤・緑』でも「スタンド・バイ・ミー」を想起させる一幕がありました。ゲームの最序盤、主人公の自宅でテレビをつけると「テレビで えいがを やってる!」「おとこのこが 4にん せんろのうえをあるいてる」「ぼくも もう いかなきゃ!」とテロップが表示されます。初代『ポケモン』は、「スタンド・バイ・ミー」(と思わしき映画)を見た主人公が一歩を踏み出すところから始まっていくのです。

ちなみに2020年9月に公開された『ポケモン』とBUMP OF CHICKENのスペシャルミュージックビデオ「GOTCHA!」にも、冒頭で“4人の少年が線路の上を歩いている”シーンが登場しました。初代『ポケモン』を知る人たちにとって、同ミュージックビデオは非常に感動的なものだったでしょう。

【Official】Pokémon Special Music Video 「GOTCHA!」 | BUMP OF CHICKEN - Acacia

そして『ポケモンSV』で「スタンド・バイ・ミー」を彷彿とさせる描写が再び登場するという、まるで原点回帰したかのような演出…。なんともエモーショナルな展開ではないでしょうか。

もしかすると『ポケモンSV』には、初代のプレイヤーに“少年たちのひと夏の冒険”をもう一度体験してほしい…という制作陣の想いが込められていたのかもしれませんね。


《サワディ大塚》
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