2022年も残す所あとわずか。皆様いかがお過ごしでしょうか。思えば今年も様々なコンテンツが世間を賑わせていました。
そんな中でも、こと話題に上がりがちなのが「TVアニメ」です。動画配信サイトなどの環境が整ってきた昨今では、自宅にテレビが無いという方も多いかもしれません。しかし、地上波放送というのは、視聴者が同じ時間を共有する都合上、SNSでの盛り上がりなどが顕著に見えるという特徴があります。いまだ一つの大きな指標たる「テレビ」という存在は、やはりアニメコンテンツにおいて特別な意義を持っているような気がします。
今回はそんなTVアニメ、とりわけ2022年に放送された作品から「これを見てくれ！」というタイトルを、筆者の独断と偏見で3本厳選しました。年末年始の冬休み、見るものに迷っているという方は是非参考にしてみてください。
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◆サマータイムレンダ
【人気サスペンス漫画待望のアニメ化作品！】
「少年ジャンプ＋」連載の漫画「サマータイムレンダ（著：田中靖規氏）」を原作としたアニメ。全25話の2クール作品で、今年4月よりTOKYO MXや関西テレビ他にて放映されました。
物語は主人公「網代慎平」の視点を中心に描かれるSFサスペンスモノ。舞台である和歌山県日都ヶ島に伝わる謎の怪異的存在「影」の事件に対し、いわゆるタイムリープと呼ばれる同じ時間を繰り返す現象を通して迫っていきます。謎を解き明かしていく過程と、続々と巻起こる波乱のストーリー、毎話の引きの展開が見事で、いったん見始めると一気に作品世界に引き込まれてしまう魅力。一見の価値アリです。
原作：田中靖規
監督：渡辺歩
アニメーション制作：OLM TEAM KOJIMA
キャスト：花江夏樹、永瀬アンナ、白砂沙帆、日笠陽子 ほか
配信：Prime Video、Netflixほか
◆マブラヴ オルタネイティヴ
【人類を無礼るな！！】
同名のPCゲームタイトル待望のアニメ作品です。第1期が昨年末に、そして待望の完結編が今年冬期のタイトルとして放映されました。
物語は、未知の地球外存在「BETA」による侵攻という現実とは異なる歴史を歩んだ地球が舞台。対抗手段として開発された巨大人型ロボット「戦術機」のパイロットとなった若者達が、人類存亡を賭けた戦争に身を投じていきます。
分割2クール作品ではありますが、それでも描ききれない原作の溢れる魅力をさらにギュッと凝縮したような濃ゆい作風が特徴。原作ファンのみならず、ロボットアニメファンにこそ見て欲しい細かな描写が満載です。絶望の淵に立たされた人類に、果たして起死回生は叶うのでしょうか？
原作：吉宗鋼紀
監督：西本由紀夫
アニメーション制作：FLAGSHIP LINE、ゆめ太カンパニー×グラフィニカ
キャスト：神木孝一、楠木ともり、奈波果林、青木瑠璃子、大地葉 ほか
配信：FOD、TVerほか
◆ビルディバイド -#FFFFFF-（コードホワイト）
【麿の分もあるかえ？】
トレーディングカードゲーム『ビルディバイド』を題材としたTVアニメです。昨年末放送された第1期「-#000000-（コードブラック）」の続編で、2022年春期にMBS毎日放送、TOKYO MX他にて放映されました。
主人公の「蔵部照人」は、ビルディバイドが全ての社会的ルールとなっている近未来ハイテク都市「新京都」で、その王を目指す記憶喪失の少年。第1期では勝負のセンスに長ける照人の人間的成長や、そもそも歪すぎる都市自体の謎に迫るストーリーが描かれました。
2期では一転して、妹「蔵部菊花」が主人公に。荒廃した新京都を舞台に、兄である照人との戦いを描きます。
原案：河本ほむら、武野光
監督：駒田由貴
アニメーション制作：ライデンフィルム
キャスト：上村祐翔、渡部紗弓、古賀葵、芹澤優 他
配信：Prime Video、バンダイチャンネルほか
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