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「メガドライブミニ2」開封&プレイレポ!初めてのメガドライブは「夢」が詰まった宝箱だった【特集】

「メガドライブミニ2」で体験する初めてのメガドライブ。沢山の「夢」が詰まった宝箱だった!

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「メガドライブミニ2」開封&プレイレポ!初めてのメガドライブは「夢」が詰まった宝箱だった【特集】
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10月27日にセガから発売された新たなるミニハード「メガドライブミニ2」の開封&プレイレポ^トをお届けします。筆者自身はメガドライブについて触れるのが初めてです。本機に興味を持ったのは、シューティングゲームファンとして3Dをゲームへ取り入れた初期の作品となる『シルフィード』や、アーケードの移植作である『スターブレード』が収録されることが発表されたためでした。

箱や本体も小さいけれど、中身はボリューム満点なメガドライブミニ2

まず開封レポから入りましょう。到着したパッケージを手に取って驚いたのはその小ささでした。他のミニハードの箱に比べても上下の幅は短く、奥行きが少し目立つぐらいです。箱の側面には権利表記が所狭しに書き込まれている他、裏面には60の収録タイトルが一部パッケージイラストと共に記載されています。筆者はメガドライブ実機を持っていないことから、セガサターンと合わせて見ました。

裏面には収録タイトルが書き込まれている
箱が驚くほど小さい

パッケージ内にはメガドライブミニ2本体だけでなく、HDMIケーブルやUSBケーブル、ファイティングパッド6Bが同梱されています。筆者が購入したのはこれにAC電源を加えたバージョンですが、これにもセガのロゴや文字が書き込まれているため、極力無関係なものでない作りとなっています。

メガドライブミニ2本体は片手で持てるぐらいの大きさで、PCエンジンminiと並べてみるとほぼ同じサイズなのがわかります。中央上部のカセット差し込み口も可動し、裏面にはシリアルナンバーなどが記載。また側面には「メガドラタワーミニ2」と接続用の拡張スロットも用意されています。また背面はHDMIと電源接続用の端子が付けられています。

メガドライブミニ2本体の大きさはミニハードとしては標準ぐらい
大きさは大体PCエンジンminiと同等だ
メガドラタワーミニなどに付属するカセットを差し込めるようになっている
前機と同じくファイティングパッド6Bが付属する
メガドラタワーミニ2と接続するための拡張スロットもある

旧作から新作まで多種多様なジャンルが盛り込まれた収録タイトル

本機はカートリッジの30タイトルだけでなく、メガCDの20タイトルも合わせた50タイトルに加え、新規移植やパワーアップ移植、お蔵入りしていたタイトルの復刻、そして新バージョン/派生版のクイズゲームの10作品を加えた60タイトルが揃っています。

メニュー画面での操作や設定も特に問題無く行える他、メガドライブ/メガドライブ2のサウンド選択や9つの枠外フレーム、MODEボタンの反応設定(数秒長押しでメニュー表示等)などなど充実しています。また収録タイトルに関する説明書は公式サイトのみに掲載されています。一方で、スマホやPCなどを用いて公式サイトから内容を確認するのは煩わしさもあるために、出来ればメガドライブミニ2内で閲覧したいとも思いました。

実際に起動して並べ替えてみると、長大なRPGや短く楽しめるSTGもあってかなり多彩なジャンルが揃っている印象がある
説明画面。ステートセーブはゲームを起動した後に選ぶ
壁紙選択画面
ステートセーブは4つまで作れる。ちなみにこのタイトルは『メガパネル』、難しいがパズルゲームとして面白く、ご褒美アートも含めて今回やり込んでしまった

初めてメガドライブタイトルを遊んでみて、表現力の高さに驚かされました。16bit機とはいえ黎明期の3Dで構成された『バーチャレーシング』ではフレームレートがそれなりに出ていましたし、『エクスランザー』では背景のアニメーションだけでなく脚部の動きなど細かな表現に驚かされます。お目当てであったゲームアーツのSTG『シルフィード』は、PS/SS発売前年の1993年7月にリリースされたタイトルで、背景がプリレンダリングで描かれているとはいえ映像が生み出すダイナミックな演出が驚異的です。

メガCD版『スターブレード』では、アーケード版で読めていた英語の説明文のほとんどが潰れていることや、敵機がワイヤーフレームで表示されるなど抽象化されていました。しかしフレームレートが高く安定したエイミングで遊べるため、ゲームプレイに支障がほぼ出ておらず、快適にプレイできるのが驚きです(加えて、マウス操作にも対応している)。また、かつてWiiのVCやスマホ向けに配信されていたアーケード移植の『スターブレード』は、メガCD向けの移植版とはいえ貴重な作品であることも無視出来ません。

メガドライブミニ2の2P側にUSBマウスを差し込むことでマウスエイムが可能となる

拡縮機能を実装してゲームそのものがパワーアップした『スペースハリアーII』は、クラシックゲームをプレイしていて「ここがもっとこうだったら……!」と思う部分を改修し、ゲームそのもの魅力を30年の時を経て改めて問いかけなおす内容であると思えました。

オリジナル版よりフレームレートが改善しアーケード版に近いプレイ感覚となっていることから、何の問題もなく面白く遊べることが面白さに繋がっています。本作はリメイクではありませんが、リマスターと言うのも何か違う。どことなくセガが3DS以降のクラシックタイトル移植の際に一部分をブラッシュアップ(解像度やフレームレート向上など)してきたものを、本格的に取り組んだパワーアップ版か完全版とも解釈できます。

チラつきがあるもののゲームプレイは快適

本機は「ただノスタルジーを伝えるだけのアイテムではない」ではありません。特にそれを実感できるのは、2022年までの問題を収録した『パーティークイズMEGA Q 2022』と『パーティークイズSEGA Q』の2タイトル。2022年近年の問題を回答していると“現代”らしい体験を感じられますし、ノスタルジックさだけでないメガドライブの魅力を2022年のゲーマーに伝えているようにも思えます。

メガドライブミニ2に関するものもある。古くも新しい『セガQ』

セガとメガドライブが持つ底力を現代へと伝えるミニハード

今回本機が発売してから数日間メガドライブミニ2の収録タイトルをプレイし、その魅力に浸ることが出来ました。実際に収録タイトルを遊んでみると高性能なコンソールゲーム機として、性能を活かしたアクション性の高いゲームが多くリリースされてきたことを実感させるラインナップです(ただ、難易度ノーマルから始まるタイトルも多くコアゲーマーに向いた内容であるとも感じた)。加えてメガCDタイトルは、音声や映像付きの作品も多いことから演出も相まって、どことなく「現代で遊べるゲーム」の源流のひとつであることを感じさせます。

メガドライブミニ2は、メガドライブ/メガCDタイトルの選び抜かれたライナップや、30年以上の時を経て完全版になったと思えるような『スペースハリアーII』の移植具合から、90年代前半のノスタルジーだけでない初めてメガドライブに触れるユーザーにも新しい魅力を伝えられる内容です。発表当初から半導体不足の影響などで生産台数に限りがあることが告知されているため入手は難しいかもしれませんが、少しでも本機に興味があるのなら店頭などで探してみてはいかがでしょうか。


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