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コーエー伝説の戦国箱庭がここに復活!リコエイションゲーム『太閤立志伝V DX』プレイレポ―最高で自由な戦国時代を満喫せよ

「復活はまだか」言われ続けて早10年近く……新要素を追加した待望のHDリマスター版が登場!

任天堂 Nintendo Switch
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コーエーテクモゲームスは、リコエイションゲーム『太閤立志伝V DX』をPC/ニンテンドースイッチ向けに配信中です。

本作は2004年にPC/PS2、2009年にPSP向けに発売された『太閤立志伝V』をベースにHDリマスターしただけでなく、新たに100人の新武士や新イベント、エンディングなどを追加。戦国時代を舞台に、武士や剣豪、忍者などさまざまな職業での立身出世ストーリーを楽しめる作品です。

本稿では、待望の復活を遂げた本作の先行プレイレポートをお届け。なお、筆者はSteam版でプレイしています。

『太閤立志伝V DX』とは

『太閤立志伝』は1992年にPC9801向けにシリーズ第1作を発売。シミュレーションゲームとロールプレイングゲームを融合させたコーエーテクモ独自のゲームジャンル「リコエイションゲーム」です。

第1作では豊臣秀吉を主人公に、織田信長配下の足軽頭から天下人にまで立身出世していく物語が描かれます。その後のシリーズでは、秀吉以外の武士を使用可能になる、武士以外の職業を選べるようになるなど、さまざまなプレイスタイルが拡張されていきました。Game*Sparkでは、これまでのシリーズを振り返る記事も掲載中です。

ゲームの基本は、上司から仕事を受けながら評価を上げていって出世を目指していくのが目的。武士であれば出世次第で城を任せられることもあるほか、大名になれば自ら天下統一を目指すことも可能です。政務や統率といったステータスのほか、仕事で有利になる技能(スキル)を鍛えていくことも大切です。

また、ゲームプレイ中に「札」を獲得することで使用キャラクターや開始年などの幅も広がっていきます。『太閤立志伝V DX』では、合計960名のプレイアブルキャラクターを使用して武士・海賊・忍者・商人・剣豪・茶人・鍛冶屋・医者として生活することも可能です。それぞれの道や生き方に関するさまざまなエンディングも用意されており、有名武将が商人として大成する自分だけの歴史も作り出せます。

初回のゲーム開始時は1560年の「日輪の章」がプレイ可能で、武士や忍者など5種類のプレイが選択可能。選べる主人公は「木下藤吉郎(豊臣秀吉)」「服部半蔵」「柳生宗厳」など有名人揃いです。

まずは秀吉の人生で基礎を覚えよう!

まずはゲームの代表とも言える木下藤吉郎(豊臣秀吉)を主人公に選んで武士プレイを楽しんでいきます。日輪の章の舞台となる1560年は、ゲーム内で藤吉郎が主君・織田信長から足軽組頭として取り立てられた時代。まずはチュートリアルとして前田利家や柴田勝家との顔合わせ、主命(クエスト)の受け方などを学んでいきます。

ゲームで最初に受けた主命は「兵糧売却」で、与えられた3千石の米を売って1200貫以上のお金を稼ぐことが目的。まずは拠点の清州城から近い清須の町に行き、米屋で相場を調べます。最初から算術技能を持つ藤吉郎は、商人と交渉することも可能です。本作では多くの要素がミニゲームで進行していく形式で、価格交渉はスロットで行われます。

仕事の報告では、その成果によって得られる勲功(評価)が異なります。兵糧売却ならば稼いだ金額が大きいほど勲功を多く得られるため、少しでも多くのお金を稼ぐことが重要です。期間内に米の売買で儲けたり、売ったお金を軍資金に交易や賭博で儲けるといった方法も……。勲功を多く得ることは出世の近道なので、まずは色々試して得意な主命を見つけるのもポイントです。

主命には「内政」「軍備」「調略」「合戦」の種類があり、兵糧売却や軍馬購入、徴兵や他勢力との交渉など、自分の身分に合わせた多くの仕事が用意されています。また、主君の方針に口を出すこともでき、上手く行けば好きな主命の種類を選びながら追加で勲功を得ることも可能です。

他の武将との交流も忘れてはいけません。キャラクターにはそれぞれ親密度が設定されていて、仲良くなれば技能を学んだり、そのキャラクターを使用可能になる「札」を入手可能です。親密度を上げるには茶を振る舞う、贈り物をするなどいくつかの方法があります。

「札」は本作の重要なコレクション要素で、キャラクター以外にも特殊技能や称号、名所など多くの種類が用意されています。札の収集率によって新たな要素が開放されていくため、ゲームに慣れてきたら色々と試してみましょう。なお、織田信長など一部キャラクターの「札」を入手するためにはイベントなどの特殊条件が用意されていることもあります。

入手札によってはおまけも。
開始年も増えていく。

有名な歴史イベントを体感!

本作ではさまざまな歴史的イベントを体験できるのも、大きな楽しみのひとつ。藤吉郎シナリオでは1560年6月12日になると「桶狭間の戦い」イベントが発生、無事に勝利を収めた後にねねとの結婚イベントも発生します。「墨俣築城」「竹中半兵衛&美濃三人衆調略」「金ヶ崎の戦い」などのイベントもほぼ自動的に発生し、勲功を稼ぎやすいのも藤吉郎プレイの特徴です。

他の武将でも多くの歴史的イベントが用意されており「川中島の戦い」「大阪夏の陣」「関ヶ原の戦い」などの有名な合戦も“条件を満たせば”発生可能。一部キャラクターなら個別イベントも用意されており、武田信玄なら「戸石崩れ」や、真田信繁(真田幸村)ならば史実ではないですが「真田十勇士イベント」なども体験できます。

ただ一部イベントは上記の“条件を満たせば”がかなり厳しく、なかなか起こせないことも。自分以外のキャラクターが自分たちの判断で動く本作では、本来イベントを起こすべき勢力がすでに滅んでいる、ということも起こりうるのです。

イベントを手軽に起こすためには開始年度を変える、イベント該当武将を操作して発生しやすくするなど、いくつかの方法があります。これらはいずれも「札」を集める必要があるため、狙ったイベントを体験したい場合は年代や武将を勉強し、ゲーム内で正解に近づけるという楽しみ方もできるのです。

とあるイベントでは「明智光秀」「織田信長」の札を入手可能。

もちろん、イベントにこだわらずに自由な戦国時代を満喫するのも本作の醍醐味。極端なプレイでは「信長に取り立てられた日に出奔を願い出る藤吉郎」といったことも不可能ではありません。プレイヤーの数だけ好きなプレイが楽しめるのが『太閤立志伝』シリーズの魅力です。

同盟を組む?組まない?
とんでもない歴史の改竄も自由自在。
自由すぎる

武将以外も楽しみ方が満載!

ここまでは武将プレイを中心に紹介してきましたが、もちろん本作の楽しみ方はそれだけではありません。初回プレイ時の5種類の行き方選択のときにも表示されていますが、各職業にはそれぞれの目的が用意されています。

商人・海賊・忍者プレイの場合は武将と同様に勲功を稼ぎながら出世を目指していくことになります。出世しながら各地の大名と交流するのも重要で、商人であれば「御用商人」になることでさまざまな恩恵を受けることもできます。忍者・海賊は他の忍者の里や海賊砦を制圧して勢力圏を広げることも重要です。

茶人や剣豪プレイの場合は、それぞれの「道」を極めることが大きな目的です。茶人であれば茶室、剣豪であれば道場などの専用施設を自室に置くことが可能で、それぞれ独自のプレイスタイルを楽しめます。なお、茶室など一部の施設は条件を満たせば武将でも置くことが可能です。

もちろんどの職業にも就かず、浪人として悠々自適に生きるのもひとつのプレイスタイルですし、天下統一に関わらずに見られるエンディングもあります。道行く人間を次々と辻斬りする外道プレイも可能です。『太閤立志伝V DX』では「村正」を手にした人斬りが外道の道に落ちていく新たなエンディングが追加されるなど、ますますプレイスタイルの幅が広がっています。

どのような剣の道を歩む?
宮本武蔵はストーリーが濃いので楽しい

条件を満たせば最大40名までオリジナルの「新武将」を作り出すこともでき、作成したキャラクターをNPCとして登場させることも可能。新武将は親や出自などの設定もできるため、例えば「明智光秀の隠し子が秀吉を討つ」などといったオリジナル設定で自由に世界を満喫することもできます。PC版ではイベントコンバーターも用意され、自由にイベントを作り出すことも可能です(作成は少し難しいですが……)。

芸霧州白(げいむすぱく)は苦無使い。分身もする。
独身キャラなら結婚も可能。
イベントコンバーターは無限の可能性!

ここまで紹介してきた『太閤立志伝V DX』。非常に評価が高く、現行PCで遊ぶことが望まれていた名作『太閤立志伝V』が復活しただけでなく、世界観を壊さない新要素を多数追加し、新規プレイヤーはもちろん既存プレイヤーも満足できる完成度の作品です。

合計960人のキャラクターで思うままのプレイが可能という自由度の高さは本作ならではの魅力。大名が突然浪人になるなどは流石にできませんが、ほとんどのキャラクターで史実と異なる物語を作り出せるのです。自由度の高さから、慣れるまで「何をしたらいいかわからない!」となるかも知れませんが、公式サイトでは色々なプレイを紹介する映像も公開しているのでそちらも参考にしてみてください。

風林火山の秀吉!

『太閤立志伝V DX』は、PC(Steam)/ニンテンドースイッチ向けに配信中。6月2日まで登場人物グラフィックが変更できる「ねこ武将モード」もダウンロード可能です。

DXで追加された弥助。
この方も紹介しなければならない。

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《Mr.Katoh》
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