
発売から早くも10日以上が経つシリーズ最新作『Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズZ-A)』。ゲームプレイ時間統計サイト「HowLongToBeat」では平均27時間程でストーリークリア可能とされているため、中にはすで 既に“やり込み要素も終わってしまった”なんて人もいるかもしれません。

特に“ポケモン図鑑完成”は初代『ポケットモンスター』から続くお馴染みの要素ですが、実は本作、“姿だけは登場するけど図鑑に登録できないポケモン”が数多く登場しています。
残念ながら執筆時点でこれらポケモンをゲットする方法はなく、「ミアレシティ」を一緒に冒険するのは夢のまた夢。しかし、今冬には追加ストーリー・コンテンツを収録したDLC「M次元ラッシュ」が配信されるので、“本編に未登場のこれらポケモンも参戦するかも?”という希望は捨てきれません。本記事ではそんな期待を込めて、『ポケモンレジェンズZ-A』でカメオ出演しているポケモンたちをご紹介。その姿を確認できるスポットなども併せて記載します。
なお、本記事ではストーリー進行に応じて解禁される場所のスクリーンショットも掲載しているため、ネタバレを避けたい方はご注意ください。
ゲーム冒頭から続々登場!?ポスターを彩るポケモンたち

ゲームを開始したら最初に足を踏み入れるスポット「ミアレ駅」。主人公はモンスターボールすらも持っていない段階ですが、構内に掲示されているポスターには既に数多くのポケモンが登場しています。

中でも図鑑に登録できないポケモンをピックアップすると、「ハーデリア」が描かれた食料品の宣伝に、「スワンナ」が舞う中、小さく「コアルヒー」が鎮座するエンタメ系ポスター、そして本編にも登場の「ワンリキー」が大きく描かれているものは「モーモーミルク」の宣伝らしく、ビンなどに笑顔の「ミルタンク」アイコンが確認できます。

また、キノコがテーマらしいポスターには本作で一切登場していないキノコ系ポケモンが勢揃いしており、「キノココ」や「タマゲタケ」の進化系に加え、よく見ると「パラス」が文字の上に乗っているほか、右上の小さなロゴにはその進化先である「パラセクト」も描かれています。

そして駅から出ると、すぐ脇に街各地に配置されているキオスクのうち一つが存在。その外部にも様々なポスターが貼られており、背面を見ると「カイリキー」だけでなく、「オコリザル」、「ハリテヤマ」、「ダゲキ」、「エビワラー」と格闘タイプたちによる熱いバトルが繰り広げられそうな宣伝が目をひく配置です。
また筆者的に注目したい点として、中央のスペースには黄、紫、赤のカラーリングと印象的なピンクの唇から「ルージュラ」モチーフらしき抽象的な化粧品ポスターもあり、この世界で“ポケモンという存在が知っていて当たり前の存在となっている”ことを実感させてくれます。

そこから少し外れて「サウスサイドストリート」の路地裏を覗くと、『ポケットモンスター サン・ムーン』最初の3匹でお馴染み「アシマリ」のポスターがコッソリ。『Pokémon LEGENDS アルセウス』では同作出身の「モクロー」が登場していたためDLCでの出番に期待したいところです。

なお、街中央の「プリズムタワー」の工事現場にもポスター(貼り紙)があり、こちらでは建設にいそしむ「ドッコラー」と、騒音のお知らせなのか、ヘルメットをかぶった「ゴニョニョ」が描かれています。

ちなみに、ミアレ駅はゲーム最序盤でしか散策できませんが、構内のポスターは各ポケモンセンター側面などにも掲示されているので見逃した方もそちらで確認することが可能です。しかし、このタイミングでのみ見られる広告として、現実世界のパリにある注意喚起ステッカーをポケモン風にアレンジしたものなどもあります。これからゲームを始める場合はじっくりと周囲を観察して見るのも一興です。
案外一匹ぐらい連れてきてそう?サビ組に飾られているポケモンたち

先ほどはポスター、いわば一枚絵でカメオ出演しているパターンを紹介しましたが、本作には立体物として登場しているポケモンも。特にストーリーを進めると訪れるヤが付きそうな団体「サビ組」の事務所では、入り口で既に本作未登場の「ドドゲザン」と「マタドガス」の像が飾られています。


その中を見ていくと、「招きニューラ」や先述の「ドドゲザン」像の黄金版があるほか、“本物にしか見えない「ドーミラー」型の鏡”や、どうやら“「ハリーマン」を模したらしいツボ”もあるようです。

サビ組はボスの「カラスバ」が“どくタイプ”の、その右腕である「ジプソ」が“はがねタイプ”の使い手であるため、“マニューラ以外は両者の趣味”で飾られているのでしょう。

ただ持っていないポケモンをわざわざ入口に、それも大々的に飾るのも考えにくく、もしかしたらバトル用以外で一匹くらいは連れていたりするのかもしれません。

なお本題からは逸れますが、本作の主人公は冒頭からポケモンを一切連れておらず、図鑑も登録していない描写があるものの、一部のオブジェクトを調べた際は独白で本編未登場のポケモンの名前を話すため、“元々ある程度はポケモンに関する知識を持っていた”可能性があります。
あくまでファンサービス?懐かしさ満点、ミアレ美術館の展示物たち

サビ組やミアレ駅にはポケモンにまつわるポスターや立体物がいくつかありましたが、“本編未登場ポケモンの姿を見られる場所”という観点で「ミアレ美術館」の右に出るものは無いでしょう。

本施設にはポケモンをモデルにした絵画や彫像が飾られており、本作では『Pokémon LEGENDS アルセウス』にまつわる品々をフィーチャリングした「大ヒスイ展」も開催。ここでは紹介しきれないほどにネタが満載であり、割合で言えば本作に登場するポケモンの展示物の方が少ないくらいです。




一部例を挙げると、絵画には“「ゴチム」に「ポチエナ」、「ヤバチャ」の進化系に加え、「ヒメンカ」や、「ケンホロウ」などが描かれているもの”、“こちらに微笑みかける「ディアンシー」”、“「アマージョ」と「ノクタス」のツーショット”、“「ミュウ」を抱く権力者”といったどこか実在の芸術品を彷彿させるものが存在。

そして「大ヒスイ展」には、『Pokémon LEGENDS アルセウス』に登場の伝説やキング・クイーンポケモンらをモデルにした「古代ヒスイ文字」や、ディアルガ・パルキアの石像が飾られており、細かいネタとしては地図や掛け軸、着物にもポケモンが描かれています。

もしかしたらDLCの伏線…と主張したいところですが、本作と舞台を共有する『ポケットモンスターX・Y』の「ミアレ美術館」ではゲーム内外の過去作ネタが展示されていたため、これらも“あくまでシリーズを遊んできた人向けのファンサービス”なのかもしれません。
意外とこんなところにも…拠点やポケモン研究所、街中で見られるポケモンたち

ここまで統一されたテーマや場所で見てきましたが、その他の場所で見られるポケモンたちを一挙にご紹介。まず主人公ら「MZ団」の拠点である「ホテルZ」の作戦会議室に飾られている団旗をよく見ると、右端に「シンボラー」の姿を確認できます。隣の「フラエッテ」は当然として、「シンボラー」に関しては“ホテルのオーナー「AZ」が過去作で手持ちに入れていた”ため採用されたのかもしれません。


そして作中の序盤で訪れる「ポケモン研究所」では、受付の隣に「ギャロップ(ガラルのすがた)」の置物があるほか、2階のモニターには「チョンチー」と「ランターン」が映っています。『ポケットモンスター X・Y』の頃は「ヤブクロン」が表示されていたため、わざわざ内容が変えられた辺り、再登場が期待できるかもしれません。

続いてサイドミッションの導入となる「ハンサムハウス」のブラックボードを見てみると、「ラプラス」と「クロバット」らしき写真を発見。しかも「ミアレシティ」のマップと関連付けられているため、こちらは“登場するかも”どころか“作中で存在していた”と言えます。DLCで参戦する期待値は他より高めでしょう。

また記事最初にポスターとして出演しているポケモンを紹介しましたが、モニター広告にも本編未登場のポケモンがいます。一番確認しやすい場所としては「ローズ広場」北東に位置するモニターがあり、先述のミアレ美術館や化粧品、電化製品の宣伝などに加え、映画広告が存在。
広告では怪盗っぽい衣装に身を包んだ「フォクスライ」と、虫眼鏡っぽい何かを持っている「ハーデリア」に「ドーブル」と「ジグザグマ(ガラルのすがた)」らがポーズを決めており、実在のアコレードトレイラーで見かけがちな“いかにも何らかの賞を取りました”というアイコンが印象的です。

なお、このモニター広告は「ポケモンセンター:ベール」近くでも見られますが、画面下をよく見ると「ロトム」のアイコンが確認できます。本作では「スマホロトム」は登場するものの、“一緒に戦えるポケモン”としての「ロトム」は登場しないため、ある意味ではこれもカメオ出演と言えるかもしれません。
オマケ―ある意味一緒に冒険?洋服に描かれているポケモンたち

ちなみに、本編未登場のポケモンは街中だけでなく、服装としても登場しています。まとめて紹介すると、まずルージュ4番地のモール「パサージュ・ド・ロンブル」にある「BIG FAN」には「ジュラシックパーク」など実在映画を彷彿させる衣服が揃っており、「ベストバディ」と称して「ワンパチ」のロゴシャツが販売。

厳密にはポケモンではないものの、映画繋がりか『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』に登場する「ポケウッド」から「F-00」のシャツも用意されています。

また、同じモールに並ぶ「DENSOKUミアレ店」には「ポケモンプリントスウェット」としてスタイリッシュな柄の「キテルグマ」スウェットがカラーバリエーション付きで購入可能。同店の商品で見られるDENSOKUロゴも先述の「ワンパチ」の進化先「パルスワン」の意匠を取り込んだものとなっています。

そこから離れてルージュ2番地のモール「ギャルリ・クレールドリュヌ」を見ると、こちらでは「ル・ペイ・デ・ピエ」が絵画にも登場した「ノクタス」やその進化前「サボネア」が描かれた「カクタスハイソックス」が並んでいます。


その向かい側にある店舗「ル・ペイ・デ・ヴェトモン」には前面の「ソルロック」、背面の「ルナトーン」が特徴的な「セーター&シャツセット」のバリエーションがあり、2パターンのカラーが存在します。


なお、「ソルロック」と「ルナトーン」に関しては実は街中でも描かれており、セゾン運河にかかる橋をよく見ると、側面や内側のタイル両脇に佇んでいたりします。
おわりに

これにて“姿だけは確認できる『ポケモンレジェンズZ-A』未登場ポケモン”の紹介は以上です。正直な所、いざ調べてみると筆者が想定していたより遥かに数が多く、これでも“まだ見逃しているポケモンがいるんじゃないか”と思ってしまうほどに本作は細部が作り込まれています。


主題から逸れるため紹介しなかったものの中には、スルーされがちな各ゾーン入口の“ポケモンっぽい何かのホログラム像”や、“とある施設のホワイトボードに描かれている初期『ポケモン』で使われていたアイコン”といったネタも。


本編登場済みのポケモンに関しても作り込まれたイラストが多いため、“やることが無くなってしまった”なんてプレイヤーは街の細部を観察してみてはいかがでしょうか?
※UPDATE(2025/11:03 17:20):記事内の表記ミスを修正しました。コメント欄での指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2025/11:04 00:53):同じく記事内の表記ミスを修正しました。コメント欄での指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2025/11:04 8:52):本文中の脱字を修正しました。コメント欄での指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2025/11:04 12:52):本文中の誤記を修正しました。コメント欄での指摘ありがとうございます。
※UPDATE(2025/11:04 13:28):本文中の誤記を修正しました。コメント欄での指摘ありがとうございます。

    











    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
    
        
        
        

